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ついにラスト2房 これからは樹勢回復期(2024.9.4)

 9月になると夕方の日差しが優しくなった。
 気がつけば、ハウスの中には今年度ラストの2房。淋しささえ感じる空間に変化した。出荷時期のあの高揚感は夢みたい。あっという間に過ぎていった。

 昨年、この空虚な時期に対抗するように私は何かやっていた。その記憶が私に蘇ってきた。
 「何か」を確かめるためにスマホのメモを検索した。そうだった。次々発生するわき芽を取っていた。その作業をこつこつ続けていた。

 シャインマスカットの木は、たくさんの房を実らせた。房のためにたくさんの栄養分を使った。だから、収穫後は木を休ませて樹勢を回復させる時期。次年度へ向けて貯蔵養分を蓄える時期。

 淋しくなったハウスの中、よーく見ると新しいわき芽(副梢)が出ている。花をつけている枝もありどきっとする。現実に目を向けて目が覚めた。

 蓄えられるはずの養分が副梢へと使われることになる‼︎ これを防止しなければならない。
 木を回復させるために、貯蔵養分を蓄えるために、今日から私はわき芽を取り続けます。
 空虚感に浸っている場合じゃない。
 次年度への取組は始まっている‼︎
   🍀シャインマスカット栽培日記🍀

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