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12月 シャインマスカットの手入れ

 今年の秋は、11月に入っても気温が下がらず、平年よりも暖かい日が多かった。秋らしさを楽しむ間も無く、あっという間に冬、12月。その影響だろうか、12月上旬になっても落葉せずに枝に残っている葉があった。

 専門家さんの話では、「徐々に寒い空気にさらされることで、葉が黄変し、ある時期になると一斉に落葉する。これが望ましい姿。」とのこと。

 今年は、はっきりした葉の黄変も一斉落葉も見られなかった。しかし、理想的な姿について知ることができた。その点を良しとして、これから可能な対策を施していきたい。

 枝に残っている葉や葉柄を落とした。本来、時期が来たら自然に落ちるものなので、手でやさしく触れる位で外れた。作業はスムーズに進んだ。

 落とした葉や葉柄を集めて処分した。
 合わせて、ハウス内の掃除も行った。シャインマスカットの病気発生を防ぐための作業だ。不要なものが病気の越冬源にならないようにするために丁寧に行った。

 今、シャインマスカットのハウス内はすっきりしている。寒風が通り抜ける。休眠期に入っているシャインマスカットの木は、自然の冷温にさらされている。来月1月中旬の剪定作業までしばらくそのままに。休眠から覚醒へと進む自然の大事なプロセスであり、木にとっては必要な時間だ。
 さらに、枝に蓄えてある糖分が、寒さに当たることで根に移動するらしい。見守っていきたいと思う。

   🍀シャインマスカット栽培日記🍀