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育てた赤紫蘇で梅を染める 今年は自分に変化あり

やり始めたのは5年前

「自分で育てた赤紫蘇で梅を染める」
分からない事ばかりで、近所の名人さんから教えてもらったり、本やwebから情報を集めたりしてきた。経験が伴わないから、いちいち判断に困った。「体験学習だよね」と自分に言い聞かせながら、落ち込む自分を守ってきた。5年が経ちふと気がつくと、今年は過程を楽しんでいた。
 資料を見るより菜園を見る。赤紫蘇の育ちから収穫を判断する。洗って、干して。使う赤紫蘇を瞬時に選別して、とまぁ手際い良い。作業の流れがスムーズになっていた。
 わくわくしたのは、赤紫蘇のアクを取る作業。塩を加えると不思議な紫色が滲み出てくる。アク抜き作業も楽しくクリアし、塩漬けしておいた梅に赤紫蘇を加えることができた。体験学習を重ねて、私はちょっとずつ変化していた。

前:アク抜きする前の赤紫蘇       奥:塩漬けした梅
赤紫蘇を入れて2日目

 そして眺める楽しさ。赤紫の色素が、黄色の梅を染めていく。その変化がうれしかった。ずっと眺めていたいと思った。色の美しさと達成感にしばらく浸っていた。

6月下旬 暑い
 保存のことが心配になった。やはり涼しい場所へ移動させる必要がある。仕方なく床下の貯蔵庫を開けると、去年漬けた小梅たちが出番を静かに待っていた。私はどきっとした。作ったものを活用できていないことに気づかされた。 
 そもそも私はどうして作っているのか?
 赤紫蘇を「育て」、梅干しを「作り」、体のために「食べる」。自分が作ったもので、自分の生活をより良くすることへの憧れがあったからではないか。活用までのミッションを描いていたはずだ。活用できていない。あと一歩の目標が見えてきた。

活用する
 
梅干しを入れた大きめの瓶が冷蔵庫の奥にある。出すのが億劫で、たまにしか手が伸びない。食卓に出ることが少ない。この状態を変えたいと思った。
 梅干しを小さめの瓶に入れた。冷蔵庫から取り出しやすいように冷蔵庫扉スペースを定置とした。ご飯とセットで、自信を持って食卓に出そう。緑茶が好きなので、緑茶と一緒にいただくのもいいね。
 この夏、梅干しが暑い夏を乗り切る応援団になってくれるだろう。この行動が、来年へのサイクルとなる。私の描いた循環の輪が、少しずつ確実なものになることを夢見て。

 ごまとのひらめき💡
  梅干しを活用して 元気になろう
  食べて活かすところまで繋げていこう

今年はそんな思いが溢れてきた。私に変化あり。

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