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10月の土壌管理
盛夏のシャインマスカットを思い出すと、勢いのある木の姿が浮かぶ。それは、枝や緑の葉に覆われていたから。全体がもりもり緑だったから。しかし、見えない土の中では、根の成長が十分でなく劣っている場合もあるそうだ。
だから安心できない。
葉が落ち始めた今、夏のイメージは一旦おいて、木の状態に目を向けたい。
10月は土壌管理について学び、実践していく時期だ。ポイントは「根を育てる視点」。細かく分かれた根(細根)を増やすことで、シャインマスカットが育つ条件を整えていきたい。細根は、見えない土の中で養水分を吸収してくれる働きがある。
「細根の多さが生産力の大きさと言っても過言ではない」とは、ご指導いただいている専門家のお言葉!このお言葉を受けて、実践へと移した。
根が育つのに適した土壌にするために、堆肥や酸度矯正のための苦土石灰やパーライト(土壌改良資材)を混ぜた。理由は、ふたつ。水分や肥料を保つことができるように。さらに土壌中の空気の量を増やすために行った。
結果として、軟らかい土壌になった。
今、主幹の大きな根の周りは、ふわふわの盛土で囲まれている。
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🍀シャインマスカット栽培日記🍀