「まるっとパン」でキャベツ炒め

前回の記事で紹介した「まるっとパン」でキャベツ炒めを作りました。

物価高騰で野菜が軒並み高くなっている中で、1玉150円台で売り出しされるキャベツはありがたいです。

まるっとパンでキャベツ炒め

①電源OFFの状態で油を入れる。
②切ったキャベツを洗い、ザルで水を落としてそのまま鍋に投入。
③「炒める」ボタンを押下し炒め始める。つまり予熱なし。※
④かき混ぜてキャベツに油をまとわせる。味付けをする。
⑤ある程度火が入り、汁がでてきたらキャベツを周囲に除ける

キャベツ炒め
キャベツを周囲に除けて中心部に汁が溜まる
今回は「黒瀬のスパイス」だけで味付け

⑥かき混ぜて、キャベツを周囲に除け、中央の汁を蒸発を数回繰り返す。
⑦できあがり。

※予熱は不要です。最大火力でも野菜から出る汁があるのでフライパンの温度が上がり過ぎることを防ぎます。食材の焦げとフライパンの劣化を防止。

おいしさのポイント(考察)

野菜炒めは、野菜を洗う(50℃のお湯で洗うのが好ましい)方が美味しく出来上がります。そして、洗った野菜は水切りが必要ですけど、サラダスピナーやキッチンペーパーまで使いたくない。

洗ったキャベツに水滴がついている状態で、普通のフライパンで炒めると
あっという間に汁が底に堆積してしまい「炒める」ではなく「煮る」状態になってしまいます。味付けしても汁に流れてしまい、薄味の野菜と、濃い味の汁の組み合わせになります。
こういう野菜炒めは汁ごとご飯にかけてしまえば、美味しくいただけます。
野菜炒めそのものを楽しみたいときは汁は少ない方がいいです。

「まるっとパン」で作ると、中央で汁だけを効率的に蒸発させることができますし、側面はガス火ほど高温にならないので焦げることもありません。
ある程度、汁を蒸発させると炒め油と混ざって、ペペロンチーノのソースのように野菜に絡めることができます。これが、野菜炒めを美味しくするポイントだと思っています。濃い味の汁を蒸発させるとソースになるというわけです。サラダ油にラードやごま油を組み合わせるとソースに深みが出ます。

検証と訂正(2023.10.21)

やよい軒肉野菜炒め再現レシピ」で野菜炒めを作りました。
汁を飛ばそうと具を周囲に除けて、最大火力で炒め続けたら
野菜がクタクタになってしまいました。
 ・キャベツ炒めのときは中心部分の硬い部分多めで、今回は
  外側の柔らかい所だった。
 ・もやし、豆苗は完全にクッタクタに。
そして、もやしからの水分があるので、汁が減らない。こりゃだめだ。

IHをアムウェイにして140℃プレートモードで再挑戦。
・肉を炒めて取り出し、野菜をさっと炒めて肉を戻す。
・タレを絡めて、野菜がシャキシャキ感があるうちに火を止める。

140℃プレートモードでサッと炒めた肉野菜炒め
やよい軒再現レシピ(玉ねぎ無し)

薄切りの肉と野菜を炒めるのに高温はいらないというのが結論でした。

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