ボイトレを始めた時の気持ちと今
ボイトレを始めたきっかけを思い返してみた。
まずDEENのライブに高校生のときに行った。それが人生初のライブ。
当時は今みたいにネット配信や円盤化がそれほどされていなく、されていても高校生の自分には金銭的な問題で今みたいに気軽に購入できなかったので、ライブに対して先入観など持てるはずもなく「ただ生でご本人たちの歌が聴けるんだ!」という気持ちだけで行った。
演出とMCとかそこまでの考えには至らなかった。
そんな心も頭も真っ白な状態で開演を待っていた。そして実際ライブが始まったら…
「生で聴く歌はこんなに心の奥まで響くものなのか!?」
この受けた衝撃は今でも忘れられない。
とにかく一曲一曲全てに感動しあっという間にライブ終了。
自分の心に変化を感じたのは、ライブ終了後1週間後。
なぜかライブが終わってから心がドキドキムズムズしてた。2週間経っても変わらず…
何だろこの感じはと思っていたときに、当時愛読のフリーマガジンでボーカル養成スクールの広告記事を発見!
そこで全てが解決!
「あっ、自分は歌手になりたいんだ。世の中には様々な自己表現方法があるけど私は歌で表現したいんだ!」
そう気づけたら、心がスーッと軽くなった。
様々なオーディションがあるけど、でもバンド経験や歌の経験なんて何もないから、まず自分はボイトレをきちんと始めなければスタートラインにすら立てないと思って、最初に目にしたボーカル養成スクールにコンタクトを取ったんだ。
自分にしたら新しい環境への挑戦は苦手意識が強かったから、コンタクト(当時は電話)を取ったのは勢いもあったのかなと思っていた。
しかし…
今年になって、改めて始めた音楽を学びたいと思った時、もちろん自分からコンタクトを取ったけど相変わらずものすごく勇気が必要だった。
メッセージだからって気軽になんてできない。電話と何ら変わらないくらいの緊張感。
でも「今、ここでコンタクトを取らなければ絶対後悔する」という思いは強かったみたいで、これもまた勢いでメッセージを送った。
ダメ元で。
でも結果、自分の願いは叶った。
勢いでも何でもいい。
やりたいと思ったことは出来るところまでやってみることが自分の生活や人生を楽しくできるし、自分で切り開いたものは心から楽しめると重々実感した。