ひとことはなし9
2022年5月2日
人生とは「自分との戦い」である。
と誰かが言いました。
本当にそうだなあ、と思います。
正確には「自分の持つ因縁との戦い」でしょう。
「自分を制する者は世界を制する」
という言葉があるくらいですから、いかに、自分を制する事が難しいか、という事かもしれませんね。
費用がない中、見切り発車で開始した客間瓦葺き替え工事ですが、写真をご覧頂ければおわかりだと思いますが、上の段の瓦は完成に近づきつつあります。※ごめんなさい。写真どこかにあるが、分からない。
昨日も日曜日なのに、朝8時きっかりから工事を開始されていました。
8時きっかりに仕事開始する為には、福山を何時に出てきているのだろうか、と思います。
なんか頭が下がりますね。恐らくゴールデンなんとかは返上してかかる様子ですね。
作業している時、時折笑い声が聞こえる。
親方は職人を怒鳴ったりした声を聞いた事がありません。親方の人柄なんだなあ、と思います。
で、仕事は完璧。すごいですね。
親方が「これをこうしてくれる?」と言うと、職人は「はいはい」とか「はーい」という返事ではなく「はいっ」という、気合の入った切れのよい返事をしています。子弟関係が確立されているのでしょうね。
前置きが長くなりましたが、人生は自分との戦いなのです。世の中には、相手と戦う人がいます。それは、ある意味、自分に負けた姿かもしれません。
自分に勝つ、とは、相手を「許す」という事にもなりませんか。
自分という人間は、人間心、つまり因縁心を持ち合わせている。
人間心とは、神様を疑い、自分優位で人を責める心。でしょうか。
「費用は大丈夫だろうか」という人間心との戦いです。
「いや大丈夫、理さえあれば神様があるよ」
という神心。この人間心と神心とのせめぎ合いの日々ですが、「大丈夫、神様はあるよ」の心が、今のところ勝利しています。ありがたいですね。
自分を過信せず、謙虚になると、我が心は落ち着きます。そして「大丈夫」と安心できる心になるのでしょうね。終わり。
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