ひとことはなし23

2020年12月24日
 12月21日。お昼ご飯を頂く為、上級近くの公園のベンチへ腰かけました。
すると、僕の目の前を、中学校野球部の部員が一人通り過ぎていきました。前方にはグランドがあります。

 しばらくすると、数名の部員が僕の目の前を通り過ぎました。この時点で僕はご飯を頂いている最中です。
 するとまた、数名の部員が僕の前を通り過ぎようとしたのです。が、その中の一人が僕を見て「こんにちは」と、スポーツ系によくある気合の入った挨拶をしてくれました。思わず僕も「こんにちは。がんばれよ」と声をかけました。

 すると、そこから後の部員達は、全員僕の方を向いて「こんにちは」と挨拶をし、中には僕の方へ向き直り、帽子を脱いで「こんにちは」と、気合いの入った挨拶をしてくれました。僕も思わず「こんにちは」と声をかけました。

 その姿を見て色々思いましたね。一番印象に残ったのは「素直さ」でした。
若いという事は経験も未熟ですが、素直さがあれば人は伸びるのだと。
目の前で寒い中練習に励む姿に、人間はやはり素直さが大切だな、と思いましたね。

 この話にはオチがあります。
最初僕に挨拶をした少年。とても眼が綺麗でキラキラしていました。
僕に「こんにちは」と挨拶したら、その周りの少年達も「こんにちは」と、僕に挨拶してくれたのですが、その後、周りの少年達が最初挨拶した少年に「誰?」聞くと「知らん」と答えると、周りの少年達が「知らんのかい」と爆笑していました。それを見て僕も思わず笑ってしまいました。終わり。

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