ひとことはなし78

2020  10  12
教組120年祭の年。連山は「毎週おぢば帰り」を定めて、毎週おぢばへ帰りました。
年間帰参目標500名としました。非力な教会の挑戦でしたね。

教組120年祭は私が会長になった最初の年祭でした。
右も左も分からない、正に若輩者が会長になった訳です。
ただ真柱様のお言葉は守る、と決めていた。
で なにを守ったか。それは
「この1年間は年祭の年として賑やかなおぢばの姿を、御存命の教祖に御覧頂きたい」という意味のお言葉を守ろうとしたのです。
理も徳もない新米会長は「やるぞ」という意気込みだけは良かった。

その年の2月。ある方を別席にお連れしました。
午前席でしたが別席場は閑散としていました。その様子を見た時
「真柱様のお言葉を頂いたが」と「これでいいのか?」と自問自答しました。
午後席も運ぶ為、別席場にいると受付周辺が急に賑やかになってきた。
「なんだ?」と見てみると、ある教会の一団が入ってきた。あっと言う間に別席場は埋め尽くされたので驚きました。

この教会。実は私は知り合いの会長さんがいたので声をかけました。
「すごいですね。今日はなんですか?」と。
するとその会長さんはニコニコしながら
「真柱様がなんと仰ったのですか?この1年間はおぢばを賑やかに と仰られたでしょう?だからうちの教会は、この年祭の年を毎日別席団参と決めたのです」

もう衝撃でした。毎日別席団参?聞いたことがない言葉を聞かされた。

その後、岡山へ帰る道々色々考えたのです。その結果、うちの教会はおぢばへ毎日帰るのは物理的に無理だから、毎週おぢばかえりをすると定めたのです。
当時うちの教会は、私の言うことを聞く人はあまりいなかったので、独断決行しました。

その毎週おぢば帰り中、特に僕の記憶に残ったおぢば帰りの話をします。
その週は00さん夫婦をお誘いしました。
すると即決で出て下さる事になりました。
出発当日の朝迎えに行き、そのままおぢばへ向かいました。
おぢばへ到着したのがお昼前くらいでした。西礼拝場へ00さんと歩いていると、どこからともなく御婦人が出てきて00さんに声をかけてきました。

話を聞いてみると、その御婦人は00さんの奥さんに、
「あなたは大変お徳のある方ですね。どうやってそのお徳を積みましたか。私に教えて下さい」と話しをしていました。
正直最初は「なんだこの人」と思っていましたが。

で、僕が00さんの入信の動機。その時尽くした理の話をしました。 
その理で、上級教会のふしんが始まった事等、僕の知る範囲で話しました。続く

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