ひとことはなし96

2020 11 3
布教実修に出たのは9月の始めでした。
まだ暑かった。

布教実修に出る前の事。
父である会長から手紙が届きました。
見ると
「今お前が持っている手持ちのお金があれば、それを全部御供していくように」と書かれていました。

当時僕はタバコを吸っていました。
ヘビースモーカー。

手持ちは6300円くらいでしたが、親の言葉は聞く という心定めをしていたので、葛藤しながらも、そのお金を全部、御本部神殿の賽銭箱へ入れました。

で、布教実修に出ても、やはりタバコが吸いたい。
あれも中毒みたいなものですから、吸えないと禁断症状みたいな事が起こりイライラしてきます。

早朝、近鉄大和西大寺という駅に毎朝掃除に行くのです。これも決まり事。

そこには繁華街があり、箱ごとタバコが落ちている事がよくありました。
繁華街でお酒に酔い落とすのでしょう。
それを拾ってよく吸っていました。

なので布教実修中、タバコには全く不自由しませんでした。

繁華街には公衆トイレがあり、もう汚いのを通り越していたが、自然にそこを毎朝担当するようになりましました。

当時はそんな感じです。続く。

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