188 鼻血が止まらない話

2024年10月18日
すべらない話みたいな始まり出しですが。

次男はバドミントンが大好きで、
中学3年の時はキャプテンで
チームを引っ張ったようだ。

進学の時もバドミントンを続けたくて
今の高校を選んだ。

が、相談を受けた時に息子にこう伝えた。

「受験する高校は進学校だから、
スポーツで上位を狙えるとは思えないけどな」
と。

でも息子はその学校を選んだ。

1年の時、勉強とスポーツの両立をやってのけた。
学校から帰るとラケットの素振りに余念がない。
夜は猛勉強。
一生懸命だ。

2年の時
「バドミントン部を辞めようと思う」
と夏頃に相談を受けた。

理由は
「あまりにもバドミントンのレベルが低すぎてあほらしい」と。

「だから言うたやないの」
とは言わなかった。

退部届を提出する前の10月頃
全国から集まるバドミントンの試合があった。

息子の学校は毎年、一回戦敗退が常連らしい。
が、その時は連日試合に行っていた。

3日目。試合が終わった後、退部届を提出した。
聞くと、全国3位までいったらしい。
この学校始まって以来の出来事。
息子の孤軍奮闘が目に浮かぶ。

丁度その頃からか。
鼻血が出始めたのは。

止まらないのだ。

妻は特に心配した。

そこで息子を神様の前に呼んでおさづけをした。
その時こう話した。

うちの家系から言うと
頭の中の血管が破裂してしまうところ
それでは大変だからと
鼻血にして外に出してくれたんだよ。
だから喜びなよ。

それとな、人を馬鹿にするなよ。

偉そうな人を見てお前はどう思う?
良い気がしないだろ?

お前もこのままだとそうなるぞ
と神様が教えてくれたんだ。

いいか、人間頭を下げることができないと
人間的な魅力がないぞ。
頭を低くして通るんだぞ

そうさとした。
一生懸命聞いてくれたよ。

おさづけ後、ビタッと鼻血が止まったらしい。

神様はありがいたいね。

この子の性格をよくご存知だから
人に嫌われるような態度をとらないように、
今から仕込んでくださったのだ。

病気には意味があるね。

改めてそう思ったのでした。

今次男は、1日が終わる時 挨拶をするのですが、
オデコを畳に付く程頭を下げるよ。

可愛いね😍

低い姿勢は将来を約束されます。
終わり

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タロ芋座右衛門
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