ディジェ造ってみました
サザビーとνの合成から源流的にリデザインしました。元あった目的不明解なテールバインダーをファンネルコンテナ、顔を連邦系にジオン系のモノアイベースとし、リックディアスを踏襲するラインで作ってみました。主兵装はビームホーミングオールレンジサイコミュと言う設定です。
モノアイはリックディアス系の単眼で、所謂左右に動くモノアイではありません。単純なスリットに丸赤目とはせずに顔面にあたる部分からモノアイが前にせり出す形としています。十字線入りのディアスモノアイをより幾何学的形状とし、連邦系フェイスへの親和性を意識しました。顔面から顎にかけてはバルバドスを取り入れ、角は片側だけに伸びる形状です。この角は錯覚により見る角度で元のデザインの様に前方に延びるタイプの角に見える事を意図します。個人的に前に延びている角はレッドミラージュ以外良いと思えません。
背面には元のデザインのやや意味不明なテールバインダーだった物をファンネルコンテナとし、計8機のν的な貝開きファンネルを装備します。マウント方法はサザビー的です。
ファンネルをパージした状態で通常の?テールバインダー、スタビライザーです。左肩のこれまた意味のよく分からない何かのマウントはウエポンマウントとし、今回設定した開発経緯のビーム主体の偏りを払拭する為にクレイバズーカを2丁サイドアームとしてマウントします。通常のクレイバズーカでは長く、バランスが非常に悪い為、中折れ型としてリデザインフルスクラッチで2丁作りました。またマガジンチェンジタイプの形状に変更しています。今回マガジン内部も予備マガジンも造ってはいませんが、それに準じた形状としてリデザインしました。
右肩のこれまた意味のよく分からないショルダーアーマー?もファンネルを2機マウントしました。このファンネルの目的は主兵装のビーム兵器のホーミング機能に寄与する物とします。単体でのファンネル運用も可能としますが装備上の主目的は手持ちのビーム兵器との連携です。
所謂ビームライフルはブルパップタイプに変更リデザインしました。これは銃口?からホーミングする絵面に不安感を感じさせない形としてのロングバレル化と交換型エネルギーCAPマガジンを銃口から距離を置きたい配慮からです。
この機体の開発経緯設定としてビームホーミングオールレンジサイコミュ運用を想定しているので、当初はファンネル2機での運用を目的としていたとしています。
アルファマークは2種類ですが、当初開発経緯のパーツには従来のアルファマーク、追加実験装備の背面ファンネル等には新たにリデザインしたアルファマークをつけ機体の開発経緯の現れ演出としました。
勝手にclub works projectとしていますがカラバとアナハイムでどれほど開発協力関係があったかは考慮していません。実験機要素を強くしたい個人的演出です。
カラーリングはアニメ設定仕様から主人公旧機体の「白」を増やす事でアムロ感出してます。かつてのロボットアニメ唯一の「緑」の主人公機体であったウォーカーギャリアもオマージュしています。
またアナハイムエレクトロニクスマークは従来より認知されるAEでは無く小文字ベースのaeとし、よりポップなイメージに変更しており、これで別ルート世界線での存在と言う設定もアリとします。
今回Amazonにて目に留まったエッチングパーツをファンネルに使用しました。値段も手頃、配送も比較的速く、思いつきで使用しようと注文出来る利便性でした。
カラーは基本アクリジョンにて行っています。非常に微妙なグラデーションを多用し、全体の色調を整える目的で多用した塗装法です。墨入れはタミヤエナメルRMLグレーをベースにオフホワイトとフラットブラックの混色を適時行い、ガイアノーツT05sにて拭き取っています。水性アクリル塗料に非常に優しい溶剤で凄く重宝しました。ペトロールより数倍良いです。
基本的に素材が塗装しやすいキットのプラスティックでは無く、無発砲ウレタンと透明エポキシ樹脂なので塗装では常に手脂をアルコールウエットにて拭き取り塗装面の油分には非常に注意しての作業でした。その為マスキングの多用とエナメル墨入れには不安がありましたが、割と思っていたより塗料の定着は良かった様です。
当初、水性塗料を使うのが今回初めてと言う事もあり、アクリジョンの塗膜耐久性に信頼を置いての作業ではありませんでした。その為下塗りをした後数ヶ月放置で様子みるつもりで、素地にアクリジョンベースホワイト塗り、ケレンしアクリジョン艶ありホワイトで全体ベタ塗りし埃の少ない場所に置いていたのですが、個人的な予定外の行事、やんごと無き事情が重なり3年も放置してしまいました。この度色々と身辺に時間的余裕が出来完成に至っています。塗装ブースが無かったと言うのもありました。
それに加え、水性アクリル塗料の吹き付けが非常に難しい、特にベタに塗らない場合の塗料調整が難しいと言う事を嫌と言うほど体験しました。塗ってる先からエアブラシのニードル先端が乾いて水性塗料特有のゴムの様な膜を形成する状態が作業上非常に長時間塗装を阻む物でした。
単純に言ってとにかくエアブラシが詰まりまくりました。
機会がありましたらアクリジョンの塗装、長時間塗装のコツをこちらに記せたら自分の苦労が報われるのかもしれません。ネット検索したら色々出てくるんですけど、自分の様に長時間塗装する人間には全く参考にはなりませんでした。