お家バーテンダーの自己紹介
僕は自宅でバーテンダーとして活動して10年以上になる、自称「お家バーテンダー」です。
なぜ僕がお家バーテンダーをしているのか?今どのような活動をしているのか?ちょっと自己紹介させてもらいます。
お家バーテンダーを始めた理由
社会人になりたての20代前半、付き合いでお酒を飲むのに加えて仕事の後に1杯やるのがちょっとした楽しみでした。
しかし当時飲んでいたお酒は1本100円程度の缶チューハイ。それも甘くてアルコール度数も低いやつです。今なら「ほろ酔いシリーズ」みたいなやつです。当時はこういうのが好きだったですね。
正直ビールは居酒屋などに行った時、最初の1杯に付き合いで飲むだけで美味しいと思っていませんでした。だからプライベートで自分で買って飲むなんて発想はなかったです。
ところが会社の部署異動があり、そこで知り合った新しい上司が色々と遊びに連れて行ってくれるようになりました、特に夜。
合コンにもよく付き合わされたし、合コンが終わった後に必ずBARで反省会という名の飲み直しを男同士でやる。この時間が僕は好きでした。
なぜなら居酒屋には無いオシャレな空間。見た事もない名前のお酒のボトルがズラッと並んでいて、そこでバーテンダーがカッコよく知らないカクテルを作ってくれる。そのカクテルの美味しいさといったら、普段安い缶チューハイしか飲んでいない僕には衝撃的でした。
それをきっかけにBARやそこで提供されるカクテルやお酒、ウイスキーなどの洋酒についてもっと知りたいと考えるようになりました。
ただハマり出した頃に今の奥さんと結婚することになり、子どももできて生活環境が急激に変わりました。
まだ20代でしたが、これから家族を養っていかなければいけない立場になりこれまでのように好きにBARで飲みに行くなど時間やお金を使う事も難しくなりました。
それまでは「まだ若いし、今からバーテンダーに転職できないかな?」なんて本気で考えている時期がありました。しかし水商売で夜の仕事、収入も不安定となれば、これから家族を養っていかなければいけない自分には現実的な選択肢ではないと考え諦めました。
ただバーテンダーの仕事を諦めただけでなく、BARに行きたくても時間やお金の制約もありできない。やりたいことがあるのにできない、という生活はかなりストレスが溜まりました。
そこでこの自分の思いをどうにかできないか?考えた末に「だったら自宅でBARの真似事でもしてみるか」と思ったのがお家バーテンダーを始めるきっかけです。
それから10年以上、趣味の一環としてお家バーテンダーとしての活動をしております。
ただ今くらい本格的にやるようになったのは2年くらい前からです。それまではウイスキーのボトルをたまに買ってハイボールを作る程度。普段飲むお酒は技術のいらないビールやワインなどが主流でした。
本格的にお家バーテンダーを始めたきっかけはコロナです。
それをきっかけに、YouTubeでバーテンダーの人などが「宅飲み需要」に応えようとたくさんの動画をアップするようになりました。
僕が良く観るYouTuberとしてYOTOさん、クロラボさん、プロのお酒塾のイエツネさん、せるじおさん、ちゃんぽんちからさん、あかつきさん、もっさんなどです。
これは外に飲みに行く人が激減した結果、実際にお店を営業している人達が「これまでと別の形で営業活動をしないと厳しいぞ」ということで、動画での情報発信に力を入れるようになった流れだと分析しています。
これってスゴくありがたい事なんですよね。10年くらい前だと、本を買って読んで知識や技術を磨いたりしてました。ただ本だとなかなか分かりにくいのが難点。でも動画だと分かりやすいし、何より「自分も動画みたいにカクテル作ってみたい」ってモチベにもなるんですよね。
後はネットで珍しいアイテムやお酒のボトルを簡単に購入できるようになったのも大きいです。
これが10年前だと近くの酒屋やドンキとかに買いに行くくらいでした。でも珍しいアイテムやボトルってあんまないんですよね。これが今だとネットで大体のものは購入できます。
そうなるとBARにしか置いてないようなアイテムやボトルを自宅にも置く事ができるんですよね。昔は諦めたバーテンダーとしての活動を趣味とはいえ始められることは、コロナでストレスを溜める人が多かった中で僕にとっては大きな支えになりました。
活動のコンセプトとして「BARに行きたいけど、お金や時間の制約があって行けない」という人に向けてまずは自宅で気軽にBARの気分を楽しんでもらう事です。昔の自分を救うような感じです。
活動のメインとしてカクテル作り。もう一つがウイスキーのコレクションです。
ウイスキーは10年前から細々と集めていたのですが、本格的なコレクションはやはり2年くらい前から。
現在のウイスキーブームはホントにスゴイと思います。最近ウイスキーにハマった人は知らない人が多いけど、昔はイオンのリカーコーナーとかに山崎や白州の10年が棚に大量に並べられていましたからね。しかも3000円くらい。
それでも一番人気は1000円台のウイスキーで3000円のウイスキーは「こんな高いもん誰が買うんだ。ウイスキーなんてどれも一緒だろ」という感じで全く売れてませんでした。それが今ではNAものの定価が約8000円でプレ値までついて。それでも普通のお店に置いてないんですからね。
現在はジンやウイスキー、リキュールなどのボトルを含めると大体80本程度所有しています。ヘビーなコレクターからすると全然少ないと思うけど、多分普通の人からするとちょっと異常かもしれませんね。
ウイスキーラバーこそ、誰よりも健康に気を遣う必要がある
最近は僕のようにウイスキーが好きな人の事を「ウイスキーラバー」なんて言うようになりました。
昔は僕のようなウイスキー好きは周囲では少数派で、どちらかと言うとマイナーな存在でした。皆ビールや焼酎、日本酒といった居酒屋で定番のお酒が好きでした。
ただ最近ではウイスキーラバーも増えてきて、同じ趣味の話をできる人が増えてきたのは嬉しい限りです。
ただ僕が一つだけ心配している事があります。それはウイスキーラバーのほとんどの人は「飲み過ぎ」という事です。
あまり知られていないのですが、ウイスキーを美味しく味わうには、ウイスキーはそれ自体が美味しい事。そして保管状態が適切に保たれている事。最後にこれが一番重要なんだけど、自分自身のコンディションが良い事が必要なんです。
どんなに美味しいウイスキーが目の前にあっても、自分がそれを120%楽しめる状態で無ければ意味はありません。どんな高級な銘酒も意味が無い。
でもウイスキー好きは飲み過ぎな人が多い。分かるけどね、ウイスキー美味しいから。
でもウイスキーは度数が強いお酒。低いやつでも40度あるから。飲み過ぎればあっという間に健康を失う。そうなってはウイスキーを楽しむ事ができなくなる。
厚生労働省が出している、アルコールに関するガイドラインがあります。それによると成人男性の1日の適量は純アルコール量で20g。43度のウイスキーで換算すると、2ショット(60ml)(女性はこれの半分)です。
でもウイスキーラバーは1週間でボトル1~2本くらい飲む人が多い。しかも休肝日なしに毎日。これはあきらかに飲み過ぎで、いつか健康を失うリスクが高い状態です。
かくいう僕自身もお家バーテンダーとして活動するまではほぼ毎日お酒を飲んでいました。若い頃はそれでもどうにかなっていたけど、年齢とともにお酒が抜けづらくなり飲んだ翌日に体調が悪いことが増えました。
そこで僕の中でルールを作りました。
「自宅のBARを営業するのは土日祝日のみ。それ以外(平日)はお店は営業しない」
これはどういうことか?僕は自宅そのものを自分や家族、大切な人専用のBARとしても考えています。このBARのオーナー兼バーテンダーは僕です。
ただし毎日営業していれば、それは毎日飲みたくなってしまいます。
だって移動時間なし、チャージ料金なし、周りの目を気にせず価格も通常のBARでは考えられないくらい安く飲めちゃうのだから。
こんな誘惑を放置しておけば、飲み過ぎて健康を失う事は目に見えています。だからこそ自分を律する為にも、何かルールを作る必要があるのです。
そうすることで自然と飲む量をセーブできます。お酒をあえて飲まないライフスタイル「ソバキュリアス」を僕は平日限定でやっている「平日限定ソバキュリアン」です。
さらに1日で飲んで良い量は5杯までとしています。
これは僕が経験から自分がギリギリ二日酔いにならない量だと知ったからです。これ以上飲むとかなりの確率で翌日体調が悪くなります。
自分の好きなお酒を楽しめても、翌日二日酔いになったら意味がないですからね。
僕はできるだけ長く、ウイスキーやカクテルを楽しみたいし、お家バーテンダーとして活動して自分以外の人達も楽しませてあげたいと考えています。
だからこそ誰よりも。人一倍健康に気を遣った生活をする必要があると考えています。
その為そういった健康に配慮しながらお酒を楽しむ為の情報なども発信していければと考えています。
今後の活動予定
このnoteで考えている活動予定としてはこんな感じです。
・自宅でできるカクテルの作り方
・ウイスキーに関する情報発信
・BARに関する事
こんな感じで今後はお酒に関する情報発信を中心にやっていきたいと思います。良かったら読んでみてね