
【悲報】ニッカフロンティア一般販売中止が決定
ウイスキーラバーにとって悲しいニュースと言えば、当たり前になってきた有名銘柄の値上げラッシュ
そして最近一番の衝撃と言えば、このニッカフロンティアの一般販売の中止が決まった事ではないでしょうか?
【ウイスキー情報】
— 服部酒店@ウイスキーが好き🥃 (@sakaya_shizuoka) January 30, 2025
ニッカフロンティアが2025年4月から業務店専用商品になるとのことです。
スーパー・ドラッグストア・コンビニ・ECでの販売はなくなり、飲食店等の販売に制限されます。コスパが良い商品だったため残念ですが3月までは通常販売となりますのでそれまでの購入がおすすめです。… pic.twitter.com/pVeg6xCWZz
本物の酒屋がアサヒビールの営業に直接確認したため、ほぼ確実な情報で間違いありません。
フロンティアと言えば、2024年10月1日から販売開始。ニッカからのレギュラー新商品は「セッション」以来実に4年ぶり
僕も期待度が高く、すぐに欲しかったので販売日に即ゲット。販売当初は売り切れている店も多かったけど、年末くらいになればスーパーやドラッグストアならどこでも大量に置いてある状態に
まさに「いつでも買える手ごろでコスパの良いウイスキー」
ニッカフロンティアがこれほど支持される理由としては
・低価格のウイスキーとしては珍しいノンチルフィルタード(冷却ろ過をしない)
・低価格帯のブレンデッドウイスキーではあり得ない、モルト51%以上という使用比率(普通はモルト使用率20~30%程度)
・人気の「余市」のヘビーピートモルトを使用
・アルコール度数48%という骨太で飲みごたえがある仕様
これだけのハイスペックで、お値段が定価2000円。消費税を入れても2200円
ただし容量は500mlなので、一般的なウイスキーのフルボトル700mlに換算すると約3000円
ニッカの他のレギュラーボトルとしては、スーパーニッカやフロムザバレルが同じくらいのグレード(フロムザバレルは人気がありすぎて、実質1.5~2倍が市場価格だけど)なので、実は決して安いボトルではない
しかし物価高に苦しめられている僕達庶民にとって、500mlとはいえフルボトルでこれほどハイスペックのウイスキーがいつでも2000円で買えるのは素直にありがたいですね
味わいも普通に美味しい
最初は余市のヘビーピートモルトを使用なんて書いてあるからかなりスモーキーなのかと思ったけど、全然そんな事ない
基本はミディアムボディな骨格に、甘さっぱり系の柑橘。余韻に少しだけピート感が漂う
個人的にはこいつはロックが一番美味い。アルコール度数が高いので、時間経過で加水しても水っぽく感じ辛いのがGood!
ただ普通にハイボールでも、飲み応えがあって美味しい
そんな我ら庶民の救世主、ニッカフロンティアが販売開始して半年もしないうちに一般市場から姿を消す事が決定。今後は飲料店限定で卸すことになるらしい
理由としてはメーカーの想定外に売れたことで、一旦生産調整が入る事になったらしい。つまり、また安定供給できる目途が立った段階で一般販売が再開される可能性はある
ただここで冷静になってもらいたいので、ポシティブな情報を
まず飲料店限定という事ですが、実は飲料店限定のはずなのに、普通にネットなどで販売されているボトルはあります。
『響BC』『モンキーショルダー、スモーキーモンキー』などがそうです。
つまり飲料店限定になっても、普通に購入できる可能性はあります。
さらにニッカフロンティアは僕達庶民が家飲みで楽しむから売れているのであって、わざわざBARで出すほどの価値があるボトルとは思えません。
居酒屋なら出すかもしれないけど、その場合1本3000円クラスのウイスキーは扱い辛いのではないか?
居酒屋はウイスキーはハイボールで提供するのが大前提
そこでシェアを独占しているのは「ブラックニッカクリア」「トリス」「ジムビーム」「ホワイトホース」「角」など、いずれも1000円台のウイスキーです。
居酒屋のハイボールニーズは「それなりの味のものを、安く気軽に飲みたい」でしょう
BARで高価格帯のシングルモルトを、ハイボールで飲むのとはニーズが全く違う
つまり飲料店限定にした瞬間に、全然売れなくなってすぐに在庫が復活する。そして意外と早く一般販売が再開される。そんな気がします。
だから焦って過剰なストックをしようと買い占める必要はない。心配なら1本くらいストックしておいてもいいかもしれないけど
仮に一般販売がすぐに再開されなくても、フロンティア以外でも普段飲みに適したコスパの良いボトルは他にある。だからこういう情報に惑わされず、冷静に対応してほしい。そう思って記事を書いてみましたよ。