shadowverseを閉じたままにする

こんにちは。ロキソニンと申します。2Pickerです。

競技的な2Pick環境(2Pickレート)は終わってしまいました。


現在の2Pickはタイムスリップして過去環境で遊べるからと言って、ローテーションのように最強チーム決定戦やJCGやTonamelなどの大会、LOSリーグなどのチーム戦もない冬の時代です。

ほとんどローテ、通常Pickはなし

7月からのアリーナの環境は特殊フォーマットも入り乱れて1か月周期で入れ替わります。チャレマスはこれまで通り3か月ペースで更新されます。

しかし、アリーナは5勝数が正義なのでbo1ないしbo3の競技環境とはゲーム性が全く違います。
普段やってない人が特殊フォーマットを遊びでやる分にはサイコー✌!!なのかもですが。

一応ビヨンドにも2Pickは続投されるらしいのですが、競技環境が継続するかは未発表です。

そのため、

2Pickerの私はshadowverse閉じたままにするしかないのです。


そうですね、引退です。

  終
制作・著作
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 ⓃⒽⓀ







shadowverseを閉じたままにするということは、shadowverseについて考える時間がその分増えたということになります。

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↑今回の記事の元ネタ
シャドバがプレイできない時間もシャドバについて考えて効率よくアウトプットして上達しましょうと紹介されています。

話を少し戻して、2Pickが終わってしまったため取れる選択肢は2つ。
ローテをしてでもシャドバを続けるか引退かです。

ローテをするのは、今から知識も経験もある上位勢に1か月ない中で追いつける気がしなかったのと過去環境に魅力を感じなかったこともあり、消去法的にその道はなくなりました。

引退はというと、今まで情熱を捧げてきて、もはや生活サイクルの一部と化してしまっていたシャドバのことを簡単に忘れることはできず、もやもやしていました。

それでもなんとか見切りをつけて次につなげていかなければなりません。シャドバは終わっても自分の人生は続いていくのですから。なんか恋人に振られて未練たらたらみたいですね。

この記事をもって見切りとしたいと思います。

よしだめさんの記事では閉じたときに、大局観やデッキリストのブラッシュアップや負けた試合の分岐について考えています。

しかし、今の私は閉じたままで当然開けないなので、大局観や分岐を考えることはできません。
なので今回はもっとマクロ(構造的)に捉えて、取り組み方や上達法のブラッシュアップを吟味していきたいと思います。無駄じゃなかったって少しでも大きな声で言えるように。

次に何かにハマったときに活かせるようにしたい


・実績と現状の話


とはいえ、お前の実績と現状がわからないと話に実感がわかないと思うので近場のレート戦績置いておきます。

総合戦績ギリ勝ち越し。序盤負けまくって終盤巻き返してるので毎回辛いし戦績の見栄えも悪い

自分は17期からレートを始めました。
22期までの6期分のうち、3回レート杯に出場し2回プレーオフに進出することができました。

レート杯に出場できた時のレート終盤の約50戦くらいの戦績内訳はこんな感じ

18期前半戦 R83%+他のクラス48%
20期後半戦 V78%+他のクラス52%
22期前半戦 Nm70%+他のクラス58%

得意なクラスを見つけられたことがとても大きかったです。得意なクラス以外の勝率も期を重ねるごとに上がっており、地力が身についてきていると自信がついてきました。

それでも上を見ると世の中には、呼吸のように毎期レート杯に出場したり、通算戦績が6割越えとかいう化け物達が存在しています。その化け物達と自分とは何が違うのか、どうしたら追いつけるのでしょうか。

ここまで自分が上達するために今まで試行錯誤して取り組んできた方法とこれよりもさらに上に行くための方法を模索しようと思います。


・やみくもに数だけやってもダメ


初心者のうちやパック更新直後は数をやる事が正しいと思いますが、何も考えずにレートを数だけをやる場にするのは違います。正しいカード評価や大局観を身につけることができません。

仮説検証を繰り返したの上をしたうえで結果として数が積み重なっているのが正解だと思います。数をやる事が目的にはなってはだめです。

一番試合やった期間

レートを初めて2か月目。最初の方で楽しかったのでたくさん数ができたことも1つの原因ですが、負けて取り返そうと潜りさらに負けて沼にはまってしまっています。

自分がレートをする目的はゲームそのものを楽しむことではなくて、好きなゲームを勝つことで楽しむことです。手段と目的が入れ替わってしまっていました。数だけやって頑張った気になってしまっていることは早いうちに気づけて良かったです。


・質を高めるにはどうするか

人がやっていないことをしなければ質の面で差をつけることはできません。
一番手っ取り早く簡単なのは、他人の考え方を取り入れることでしょう。

他人の考えの取りいれ方は
チームや窓での択議論。画面共有をする・される。プロや強いアマチュアの配信を見る・自分と違うところは質問する。でもそんなことはみんな思いつくし簡単なのでやってます。差がつきにくいです。

ここからはやってる人が少なそうなことを書きます。


・やらざるを得ないポジションや環境に身を置く


自分は大会配信の解説を務めることで自分自身に知識を入れ続けること・強くあり続けることを強制できました。

解説を務めることが決まった後(23年3月)から、REIGN(tonamel大会)も優勝できるようになったし(23年4月)、レート杯も出場できるようになりました(23年6月)。

(さらにREIGNと2Pickレート杯の運営チームにも参加しました。レート杯を目指しながらも出場できずに、レート杯当日の運営をしているときはなんでこの場に自分がいないのかちょっと虚無でした。それはそれで糧になったかもですが。)

現状の否定を原動力に

シャドバとの距離を近くして触れる回数や深さを増やしてあげて考える時間を無意識的に増やせます。よしだめさんが言うところのシャドバを閉じやすくする効果がありますね。
最初は自分が強くなることがメインではなく界隈に貢献したかったからなのですが、振り返ってみれば大きなことだった思います。

↑内容が類似するだいたいレート杯に出てる化け物のchihiro3さんの記事。ありがたや。
要約すると、シャドバを努力するハードルを下げるための環境を作って半自動的に強くなろうというようなことが書いてあります。

ポジションや環境を作る取り組みで他に思いつくことだと配信をすることを習慣にしたりだとか活発なチームや窓に積極的に参加するとかになりますかね。これは人によって取りえる選択肢は様々あるような気がします。


・自分から情報を積極的に集める・公開する


前段と同じような気もしますが、ポジションや環境などはハードでそれらを作った後に実際にやるソフトはこれ。

カードゲームにおける情報の公開や共有はそれ単体で見た時は赤字です。

しかし、公開して受け取り手に伝えるためには情報をまとめる・自分の中で整理して言語化するステップを踏む必要があります。
今まで感覚やセンスでPickやプレイをしてきた部分を洗練でき、結果として自分の地力を上げることに繋がっています。
情報を人に与えてしまうことを無視してもいいほどの大きなメリットになると思ってます。

書いたnote note書いた時は2/3でレ杯に出場できました。サンプル少ないかも。 

ドラゴン強くね→動きが大雑把なのでメタられやすく結局評価下げがちで悲しい

noteでなくてもtiermakerを作るのもおすすめです。
tiermakerの良いところは3つあります。
①視覚的にわかりやすい
②自分の特徴をつかみやすい
③周りの意見と比較検討しやすい

tiermakerは1週間に一度更新するといいと思います。メタが回っていってしまうのと自分の考えも変わっていくためです。

(他の人のものを参考にする場合、そのプレイ方針・大局観が大まかにわかっていないと意味がないどころか中途半端に取り入れてしまいかねません。実戦での自分のPickが歪んでしまう可能性があるので注意しましょう。)

つぁんさんいつも本当にありがとうございました。



最後のHOR期はオープンサーバーを作って公開しました。
チームメイトであり、レート杯ほとんど毎期出場で化け物のかりんぶりんの愚者一徳サーバーのマネです。


チャンネルの空白を埋めたくなることで、情報をアウトプットすることのモチベの維持・強化ができました。
サーバーに落とした情報量と質は過去に自分が書いたnoteや他の方が書いたHOR期でのnoteと比べても情報量が多かったと自負しています。

たくさんの人が参加してくれて感謝
Pick択、tiermaker、ワザップ、レート使用デッキリスト&コメントなどを投稿 

サーバーを作った時には想定していなかった思わぬ副産物だったのですが、通話で今まで絡んだことのなかった界隈の強い人たちと画面共有を通じて情報交換や択議論ができたことはとてもプラスに働きました。
また自分以外にも情報をサーバーに落としてくださる方もいて助かりました。


・体調や調子の良い時に数をこなすこと

チームメイトのかりんぶりんと通話していた時に、どうにかして早期着地をして楽できないものか・そういうコツはないかみたいな話になった時に紹介された記事です。

要約すると、アリーナで自分が納得する試合ができるまでやるというルーティンをしてから、高い集中力を試合数を絞ったレートに当てましょうというレート最終1位を取られたときの記事です。

これを元に最後のレート期間に試してみたところ、徹底できれば勝率6割安定しそうだなと感じました。徹底するのが簡単ではないのですが…

だいぶ感触が良くて瞬間3位までいけました。最後は数やりたくなって破産しましたが


そもそも地力が化け物より劣っているのにも関わらず、自分が弱いタイミングで戦う必要がありません。レートは直近勝率ゲームなので一戦一戦魂をこめてコンディションを整えてやるべきです。

また、調子が良くても集中力が保つ間しかレートをやらないほうがいいです。自分は一度に10戦程度が限度です。

調子が悪いことが把握できずに時間があるというだけでやみくもにレートに潜ると、プレイが雑になりがち 視野が狭くなって択が見えなくなりがち 勝ち筋や負け筋を意識できなくなりがちです。

集中力が切れてしまっていたり調子が悪いと、そもそも下手負けしてしまったのかの判断することもできなくなってしまいかねません。
無理負けと思い込み、潜ってまた下手負けなのに無理負けと思ってまた下手負け…のループに入ってしまいます。実際には本当の無理負けも入ってくるので判断が難しくなりループから抜け出しずらいです。


下手負けの発生原因は2パターンあると思っています。
①気づかないうちに集中力が切れてしまっているか、
②難しい局面で自分の対応力や知識などの地力が足りていないか

のどちらかです。

下手負けしたらすぐに分岐を見返しましょう。(無理負けだと思っても見返すべきではある。)
①の場合は、時間をおいてまた仕切り直しましょう。
②の場合は、その時負けたことは仕方がないので、メモを取るなどして、二度と同じミスをしないように気をつけましょう。

①と②が複合していることも多いです。どういうパターンの時にミスをしやすいかを頭に入れておいて、気を張る場面にメリハリをつけて対応しましょう。


・自分が取ることができる全ての択をテーブルに用意して、実戦では相手の択と自分の勝ち筋を考慮して択を選択する。


全ての択を用意するためにはカード能力の処理順の理解、サーチ先の確認、先ドローを徹底したうえで考慮しなければなりません。

私は今まで突き詰めた知識やセオリーに囚われて固くいきがちなのでケアできそうだと思ったら目の前のケアに走りがちです。それで細い勝ち筋を掴み損ねてしまったり、その後の展開が悪くなり負け筋が大きくなってしまうことも多いです。

お互いに上手い人でデッキも弱くもなく大きな事故がない同士だと、どこまでケアするのか割り切るのかのバランスが勝率に出そうだなと思いました。
そこを突き詰めることが化け物達に追いつくために必要そうだなと。

バランスを取るための天秤にかけるものは大きいものでは環境や大局観、小さいものではPickやプレイ択の1つの択で傾いてしまいます。

このシビアなバランスを毎試合デッキの中身や引く順番等々が一つの試合として同じものがない中で取りながらも勝利を目指すところが奥深く面白いところであり、2Pickの神髄なのかもしれません。


おわりに


shadowverseでは化け物(最上位勢)にはなれなかったけれど、1個下の上位勢くらいにはなれたと思っています。
でも「初心者から上位勢になる労力」と「上位勢から最上位勢になる労力」だったら後者の方が大きそうな気がしています。ここから上達していくのはまたこれからもたくさんの試行錯誤が必要なのだろうなと思います。
結局、引退は引退なのでこの先はビヨンドまでお預けなのですが。

そういった奥深さと景色を見させて楽しませてくれたシャドバに感謝しつつ
ビヨンドではゲーム内レートがあるといいなと願って
閉じさせて、閉じたままにさせていただきます。


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