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北海道から北陸へ     幸せ探しの一人旅     長野、山形       10/11(10日目)           


笹川流れに向けて出発


9時前にホテルを出る。高速に入り新潟に入る。日本海をひたすら北上する。お腹が空いたので高速から降りて日本海に面した村上市野潟のかもめ弁当でビーフカレーを食べる。いつもコンビニ弁当ばかり食べているのでこういう手作り弁当は新鮮だ。

野潟のかもめ弁当



ホテルから1時間くらいで笹川流れに到着。巨大な岩が海岸から突き出している。美しい自然の造形美。何キロにも渡り奇岩が続く。

笹川流れ



山形県へ

さらに北上し、やがて山形県に入る。


次の訪問地は羽黒山の麓にある五重塔である。



山形県の鶴岡市に入る。

遠くに雲はかかっているが鳥海山がそびえているのがわかる。振り返って後ろを見ると月山が鎮座していた。これもまた雲はかかっているがその存在感は肌で感じるものがあった。


鳥海山



山坂を登って日没間近にやっと羽黒山鳥居に到着。



先ほどから杖を着いた白装束を着た外国人のグループと何度かすれ違った。おそらく外国からの羽黒山登山のツアーなのだろう。


ここ羽黒山は月山、湯殿山とならぶ出羽三山の一つ。また出羽三山は恐山、金華山と共に奥州三大霊場の一つでもある。


おっと芭蕉の石碑が目についた。
またまたここにも大好きな松尾芭蕉は来ていたようである。



「涼しさやほの三カ月の羽黒山」という句をこの地に残している。


羽黒山大鳥居
羽黒山鳥居
羽黒山随神門
松尾芭蕉はここにも来ていた



いよいよ五重塔に歩みを進める。

日も暮れかかり鳥居の影が長く伸びている。薄暗い階段を恐る恐る下がって行く。樹海のような鬱蒼とした森の中を道成に歩く。ほぼ暗闇の中五重塔らしき建物が遠くに見えてきた。


ところがである
❗️
ななんと、「整備中」のふだか五重塔の建設用のネットにから垂れ下がっていた。


残念だか建設用ネット越しから五重の塔を拝んだ。

羽黒山五重の塔
羽黒山随神門まで後もう少し



やっと我に帰った。辺りは真っ暗。急に心細くなってきた。急ぎ足でもと来た道を急いで戻る。


「ギヤー」鳥の鳴き声でもドキッとする。

後ろをふりかえらず、階段を夢中で駆け上がると羽黒山随神門が見えて来た。あともう少し
❗️                                    


門を超えた時の安堵感。全身から力が抜けた。ほっとした。




車は鶴岡市内に向けて走る。



羽黒山探索で身体が冷え切っていたのでとにかくお風呂に入りたかった。「なのはな田田」というスーパー銭湯がネットで目についた。

温泉なのはな田田



外観は近代的なスーパー銭湯なのに、中に入ると古来日本を思わせるような雰囲気があった。


「この湯は源泉なので5分以上は入るな」という表示がある浴槽もあった。壁にひらがなで意味のわからない文字が何枚か書かれている。ますます神秘的な銭湯に出会ったと感じた。


疲れがら溜まっているのか酸っぱいものが食べたく、玄関の大広間の売店でみかんを買う。

玄関前大広間



お腹も空いてきたので、奥の方にあるホテルの「和食処なな味」で夕飯を食べることにした。


秋刀魚定食を注文。

こっちに来ると北海道にくらべ魚の弁当が少ない様に思われる。久々の魚料理はとても美味しかった。

車中泊をしてるとどうしても温かい料理と縁が薄くなる。

香ばしい秋刀魚の身をほぐし口にほうばる。「ああ美味しい〜」

この上ない至福の幸せを感じた。


さんま定食
和食処なな味




車に戻り温泉のすぐ隣にある道の駅「庄内みかわ」に車を停める。寝る準備をする。

北上してきて山形まで来たせいか、あるいは10月の中旬の季節のせいか芯から寒さを感じるようになってきた。


今回の旅で初めて、車内下の収納扉を開け毛布2枚を取り出した。
おお、毛布の中は温い。車の中は13度。

温度計を薄めで見ながら深い眠りについた。

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