九州一人旅(1)
北海道から九州の長崎へ
長崎空港へ
朝3時半ぐらいに目が覚める。少し寝不足気味だが、持ち物の確認準備終え妻の作ってくれた卵焼き,りんご、パンを食べたら少し目が覚めてきた。
5時50分くらいにタクシーがむかえに来る。車内でたわいも無い話をしているうちに麻生ターミナルに到着する。早朝なのでやはり空気がひんやりしている。旅行客が次第に集まってきた。
6時20分に千歳空港行きのバスが発車する。
旅の始まりのこの新鮮な気持ちとワクワク感。この心境が好きでついつい旅に何度も行きたくなるのかも。
1時間くらいで新千歳空港に到着。手荷物検査のところで係員にパーカー,ジャンパーを脱いでくれと言われびっくり。以前よりは検査が厳しくなっているような気がした。そして8時30分ついにANA052便が轟音とともに千歳空港を飛び立った。
機内でもワクワク感は残っていたが次第に現実感が増してきている。九州での旅の計画を頭の中であれこれと思い巡らす。
予定通り10時10分頃羽田に到着。長崎行きは57番ゲートらしいがなんとターミナルの一番端。15分くらい歩く。この時、スーツケースをスイスイ引いてる旅人を横目で見て次の旅行はこれが楽だと思った。羽田空港内は暑く額から汗か流れ落ちる。修学旅行生が多くガヤガヤしていた。
長崎行きの機内に定刻通りに入る。ほぼ満席で機内も少し熱いのでジャンパー脱ぐ。
まもなく羽田空港を離陸。ふと窓の外を見ると翼が見えた。チョット塗装が剥がれているのか少し不安。
そうこうしているうちに11時5分くらいに長崎空港に無事到着する。
長崎空港は千歳空港と比べるとコンパクトであまり新しい感じはしなかった。
階段を降りて一階ロビーに着くとカウンターにたくさんの無人窓口がありその中にパジェットレンタカーの電話機が置いてあった。指示通り電話すると「近くの待合所で待機してください」の事。
待合室には二人いたが会話する事もなく迎えを待つ。しばらくすると黒のハイエースがにむかえにきた。30分くらい走ったろうかパジェットレンタカー会社に到着。割り当てられた車は黒のフィットだった。
キーを渡されいざ出発。しばらく走っているとナビが思うように作動しないことに気付く。イライラ感を感じながらとにかく長崎市内の方向へ向かう。
まず最初の予定地、龍馬の亀山車中むかう。が目的地に近づくにつれ車一台もギリギリの極小細道。しかも複雑に枝分かれした坂道。とうとうナビでも居場所がわからなくなった。残念だが亀山車中は断念。こんな事は初めてだ。悔しいー!名所なのに車一台もスレスレの道しかない長崎に少し不安を覚える。
グラバー園へ
それから次の予定地グラバー園に直行。時間は3時。だいぶ時間ロスしたので挽回せねばと焦る気持ち。駐車場を探しながらいつのまにか逆走したり悪戦苦闘しながらやっとグラバー園近くの駐車場に入る。今日は散々な日だー。とりあえず駐車場でエンジンを止める。汗が吹き出しシャツもベチャベチャ。暗がりの駐車場内で新しい服に着替える。
まずは大浦天主堂に向かう。階段の下から見た光景は昔、子供の頃家のトイレに貼ってあったカレンダーの絵と同じものだと確信し、嬉しくなる。
階段を登り教会内の美しく荘厳な雰囲気に感動する。国宝らしい。
教会員の階段を下り左に曲がるとすぐそこにグラバー園の入り口があった。
階段とエスカレーターを登りグラバー園に向かう。なんとなく異国の香りが漂ってくる。オランダ人の別荘が点在しているようだ。そしてついにグラバー邸を発見。重厚で美しい異国の建築様式。素晴らしい。グラバー邸から見える長崎の街の風景と共に目に焼き付ける。日没前に見られて良かった。やっと念願の旧グラバー邸の前でパシャリ。以前福山雅治が歌っていた背景がそこにあった。ここへ来るまでとても苦労したのでやっと充足感が心の中を満たしてくれた。見学を終え帰路の道をたどる。時間がなくて昼ごはんを食べてない事に気づき、お土産コーナーで長崎カステラを買う。
ホテルへ
裏庭を通り園内を出る。暗い駐車場に入り車の中で汗でびしょ濡れの下着を着替える。買った長崎カステラをほうばる。とても美味しかった。あたりはもう薄暗い。
とりあえずホテルMonterey長崎に直行する。ホテルに到着し荷物を807号室に置き身軽にしてまず歩いて長崎新中華街に向かった。
長崎中華街へ
中華街らしい赤みかかった中華門を通り抜ける。ぐるっと一周して再び中華門近くの龍園に入り長崎ちゃんぽんを注文する。
時間がなくカステラしか食べてなかったせいかとても美味しかった。そしてジョッキ生ビールを喉に押し込んだ。すーっと全身が癒される感覚を覚えた。周りのテーブルでは外人たちが数人混ざり合って談笑している。異国へ来た気分になる。
出島へ
店を出て歩きながら出島に向かった。橋のライトアップがとても印象的。資料館も見てきました。
夜の稲佐山へ
そして次は今日のメイン稲佐山の夜景を見るためタクシーに乗り込む。20分くらいで稲佐山公園で下車。スロープカーに乗り頂上へ到着する。世界三大夜景が目の前にある。なんと言う眩い灯り。子供の頃から憧れていた長崎の夜景が今そこに。
オランダ坂を通りホテルへ
帰りはロープウェイで神社入口まで行き、そこからバスに乗り先ほどの新長崎中華街て下車する。てくてくとホテルにむかう。途中オランダ坂を発見。写真を撮る。
ホテルには11時頃到着。玄関ドアはなく通路を歩いて行くと右にカーブした所にフロント。そしてエレベーターむかう。エレベーターの上部は時計の針のようなもので階を表示していた。ホテル館内にレトロ感が染み渡っている。部屋もアンティックな家具が満載で落ち着いたステキなホテルでした。
風呂に入って疲れを取って心地よい眠りにつきました。
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