これからの増税について思うこと
総裁選を前にして色々な候補者が政策を発表してますが、特に気になるのは増税/社会保険料の増加です。
今僕が気になっているのは下記のアイテムです。
①金融所得課税の増税
②全国民への確定申告義務化
③金融所得に対する社会保険の適用
まず①の金融所得課税の増税についてですが、これには2つの考え方があるようです。
1つは、現在20%程度の税率を25%とか30%とかに引き上げるという方法で、もう1つは、金融所得1億円以上にかかる税率を22.5%等に引き上げるという方法だそうです。
ポジショントークになりますが、「1億円の壁が不公平だ!」という論調で金融所得増税の世論を煽るなら、是非後者でお願いします。
まぁ、正直、冷静に納税額を考えたら全然不公平ではないと思いますけどね。あのチャートを使うことこそ不公平だと思います。
次に②の全国民の確定申告の義務化についてですが、河野太郎さんが仰っているので、「なんだ、マイナカード普及策か」って思っちゃいますが、よくよく考えるとこれも中々エグイ政策だなっと思います。
たしかシステムの効率化・電子化などによりかなり簡単に確定申告が出来るシステムを構築するというのが前提らしいですが、将来的には会社側の年末調整を廃止するらしいです。
ここからは完全に僕の妄想ですが、会社側の年末調整の負担を減らす代わりに、厚生年金/社会保険の加入条件を緩和して行き、最終的には全ての雇用者に対して社会保険への加入を義務付けていくのかなぁと思っています。
今の流れを見ていると、これまで見逃されていた低所得者からも社会保険料を搾り取ろうとしているのが見え見えですので。。。
最後に③については、すこし前に話題になった項目ですが、2028年を目途に金融所得に対しても社会保険料を取ることを検討するという話で、実現すればFIRE民には手痛い変更です。
ただ、これまでの流れを考えると、以前に配当金の確定申告で住民税の申告不要制度が使えなくなりましたし、マイナンバーで口座の情報は把握されているので、これは遅かれ早かれ変更されるだろうと覚悟してます。
ただ、気になるのは会社員や公務員などの被保険者はどうなるんでしょうか?会社員の場合、労使折半で保険料と同等額を会社も支払っている訳ですが、会社員が配当所得などで得た金融所得分の社会保険料を会社が負担する訳はないでしょう。
ここからは僕の完全な妄想ですが、気になってくるのが②の確定申告の義務化です。もしかすると金融所得がある会社員については、確定申告後に別途社会保険料の納付書が送られて来るのかもしれません(笑
以上、最後まで読んで頂いてありがとうございます。
殆ど僕の妄想ですが、将来的に今以上に税金・社会保険料が増えるのは間違いないでしょう。