【スキル】自分と相手が納得できる成果物を仕上げること
以前この記事で「私は絵の道に進むのを諦めた」と記載しました。
その絵の道を諦めた理由は音楽の先生から言われた一言がきっかけです。
何を言われたか、というと
「絵の仕事ができる人は寝たり食べたりしないで永遠に描き続けられる人だけだ」
と言っていたからです。
私はその言葉がとても響きました。
なぜなら私は寝たり食べたりしないで描き続けられないからです。
ある程度納得ができるものができたらそこで筆を置いてしまいます。
成果物ができあがったら、これ以上の修正は不要だと思っていました。
その言葉がきっかけで、私は芸術系に向いていない、と思い知らされました。
ただし、せっかくなら絵やデザインに関わることをやりたい。
それなら、元々ゲームが好きだったから
コンピュータで絵やデザインを作り出すことを勉強してみよう。
それがきっかけで音楽、CG、言語などのメディアに関連する情報系の大学に進学しました。
そして大学で学んだプログラミングスキルをもとに、
ソフトウェアの開発、導入、保守をしている今の会社に入社しました。
この会社に入って思ったこと。
寝たり食べたりする間も惜しんで成果物を作る人はこの仕事向いてないかも!!!
です。
プログラマ、設計書作成者、などの仕事には期日があります。
その期日を守らないと、お客様がシステム稼働予定時期に稼働ができず
お客様が困ってしまいます。
お客様が被害を被るとお客様から依頼を受けた仕事の報酬が入ってこないので
会社にも迷惑がかかります。
だからこそ、ある程度自分で納得できた時点で完成させられることも大事なスキルなのかも、と思いました。
これはきっと、芸術系の仕事に向いている
「寝たり食べたりしないで永遠に描き続けられる」人は
期日までに完成できないのでは、と考えました。
個人の性格、各仕事の性質などで、向き不向きは変わるのかもしれない。
そう考えはじめました。
しかし、先日関ジャムという番組で、
音楽制作者が音楽の成果物も期日がある、
と話していたので、芸術系すべてに
永遠に描き続けられる能力が必要なわけではないんだな、とは思ったんですけどね笑
仕事は必ず何かしらの成果物を求められています。
相手が求めているものを理解し
期日までに自分が納得できる成果物を仕上げること。
そしてその成果物が本当に相手が求めているものだったのか確認すること。
これはどのお仕事にも必要な能力なのかもしれません。