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これを見たら,中国ビザの申請は(頑張れば)できる

記事を開いてくださり,ありがとうございます.

私は2024年春休み,中国に渡航しました!

ご存じの方も多いと思いますが,2024年現在中国に渡航するには中国ビザを申請する必要があります.

今回私は業者に頼まず,個人ですべての手続きを行いました.そして無事渡航,帰国することができました.
実際個人で中国ビザを申請しようと思うと大変で,たくさんネットで調べて何とか取得することができました.
このような先輩方に感謝を示すとともに,また渡航する方の参考になればと,こちらの記事で詳しく書いていきます!
(ただ,中国人の友人の助けを借りたことはここで書いておきます!)

※2024年2月時点の情報について書いてあります.
特に中国は政府の方針で急遽事態が変わることが良くあるそうなので,不安なことがある際は積極的に大使館へ連絡することをおすすめします!
私も何度か電話をかけて,日本語で丁寧に対応していただけました!


ビザとは

初めに,ビザとは何なのでしょうか.
パスポートとの違いは何なのでしょうか.

ビザとパスポートの違い

ビザとパスポートの違いは,簡単に説明すれば,
・パスポート→身分証明書
・ビザ→入国許可書
となると考えられます.

また,パスポートの申請は各市区町村で行うことができますが,ビザは各国のビザセンターや領事館に行って取得する必要があります.
もちろん発行にはどちらもお金がかかります.

”日本のパスポートが世界一優秀”な理由

『日本のパスポートは世界一なのだあ!』
これは有名な話ですね.でも,どういう点で優秀なんでしょうか.
私は自分でビザを取得するまで知りませんでした.

これは,日本のパスポートはビザなしで渡航することができる国が世界一だ,ということだそうです.
つまり,『パスポートという身分証明証を持っているだけで,本来入国許可書をお金と時間を出して取得する必要があるのに,いらないよ!』と言ってくれているものです.
先人よ,ありがとう.

中国人の友達の話

『日本のパスポートが優秀な話』に関連して,面白いなと思った話があります.
それが,中国人の友達はトランジットでフランスに行ったが,入国はできなかったという話.

例えばシンガポールにトランジットで降り立ったとします.皆さんはパスポートを機械にかざすだけでシンガポールに入国し,長い待ち時間を街を観光しながら待つことができます.素晴らしいですね.
一方,入国許可がないとこれができません.
日本は70以上の国と地域にビザなしで入国できますが,中国は20か国弱.3倍以上の差があります.
中国人の友達はそのビザを持っていなかったために入国できなかった経験があるといっていました.

私はその話を聞いて,日本のパスポートの優秀さとその関係性を作ってくれた先人に感謝の念を示さずにはいられませんでした…
そしてパスポート一つで世界の国々の関係性が見えることがおもしろく,少し怖くなりました.

ビザの種類 今回はLビザを取得しました

中国ビザは目的,渡航期間により複数の種類があります.
私は今回【観光ビザ(Lビザ)のシングル】を取得しました.
シングルは『渡航は1回だけだよー』という意味です.

他のビザの詳しい方法についてはわかりかねますが,共通部分はあるかと思いますので,参考にしていただければ幸いです.

ビザの料金

初めに,ビザの料金です.中国ビザは1つにつき8,000円と考えていると良いでしょう.
私はお金がかかることを知らずに中国旅行を計画しており,急な出費に戸惑ってしまいました!
以下のリンクでは詳しい料金表が載っています.

https://www.visaforchina.cn/TYO2_JP/upload/Attach/mrbj/284465.pdf

さあ,ビザを申請しよう.

早速ビザを申請していきましょう.
ちなみに,ビザの申請は3か月より前にはできませんが,できるだけ早くした方がいいです.1か月は見積もっておきましょう.

ビザ申請の手順

ビザ申請の手順は大きく2つに分けられます.
一つ目はネットでの情報入力
二つ目はビザセンターに赴き,審査を受ける.
それでは一つ一つ解説していきます.

STEP0 航空券と宿泊先を抑える

なんとなんと,ビザの申請はSTEP0から始まります.それは,航空券と宿泊先を先に抑えておく必要があるということ.
というのも,ビザの申請にあたっては航空券番号や滞在先住所を記入する必要があります.

また,私は友人の家に泊まりに行ったのですが,その子の身分証明書番号や住所といった個人情報を記入する必要がありました.

STEP1 HPに飛ぶ

航空券と宿泊先を抑えられたら初めて申請の第一歩を踏むことができます.
まずはネットでの情報を入力しましょう.そのために中国ビザのHPに飛びます.
ここで注意していただきたいのが,最終的に取りに行くビザセンターによってHPが違うという点です.
この,”最終的に取りに行く”場所は,現在住んでいる場所になります.
そして,東京,大阪,名古屋はビザセンターに行く必要がありますが,札幌,新潟,福岡,長崎総領事館管轄地域では,それぞれの中国領事館に行く必要があるそうです.

東京のHPはこちら

大阪のHPはこちら

名古屋のHPはこちら

それぞれのHPの右上に場所が書いてあるので,それを参考にしていただくと間違っていないか確認できます.

これはOSAKA/大阪と書いてあるので,大阪のビザセンターHP

以下の記事が詳しく書いてあるなと感じたので,是非参考にしてください

STEP2 HPから必要事項を記入

次に”査証高速リンク”に飛びます.
そして左下の四角,”オンラインによる申請表入力”から”申請表入力”を押します.
そうすると”一、免責声明,二、業務規定…”といった文章が見られるので,同意ボタンを押します.

次に”新しい申請表を入力する”をクリックすると,以下の画面に飛ぶことができます.

ここまで来たら,必要事項を記入していきます.
基本的に日本語で大丈夫です.

【重要】顔写真

ここで,最も重要な顔写真について触れておきます.
中国ビザの顔写真は非常に規定が厳しいことで有名です.

ルールとして,
・メガネの着用不可
・前髪で額が隠れた写真は不可(両耳も見えるようにする必要がある)

・背景は白で無背景(グレーやオフホワイトは不可)
・正面前向きで目を開け、口を閉じ、耳・眉毛が見える状態(髪が眉や耳にかかっているものは不可
・顔周りに装飾品(ピアス、ネックレス、帽子、スカーフ等)はつけない

また,サイズも独特なので,中国用に用意する必要があります.
私はインドビザ用の写真を何とか応用しようとしましたが,全然ダメでした.

写真でのアドバイス

①お店に行ってお金を出した方が結局早い.
アプリでできたという方もいらっしゃるようですが,はじかれやすいようなので,何度も挑戦するならあきらめてお店に行った方が早いです.
私はカメラのキタムラで撮影して2200円でした.

また,『データ必要ですか?』といわれましたが,これは必要ないと思います.
スマホで撮影して取り込めば難なく申請できました.

服は無難に黒にしておきましょう
白だとお店に行ってもその服では撮影することができないと思います.

③写真写りは諦めましょう
耳だし,でこ出し…美人じゃないと綺麗に映りません.私は諦めました.

ビザセンターで対面での手続き,支払い

HPの必要事項が記入できたら,ビザセンターに行きます.ちなみに,ビザセンターには2回行かなければなりません.
1回目は入力した情報と顔写真の提出を
2回目は受け取りと支払いを
という流れです.
1回目と2回目は1週間開けたくらいでした.
遠方から行く方は予定を組んでおく必要がありますね.

ビザセンターの予約について

私が申請したのは大阪だったのですが,ビザセンターの予約は必要ありませんでした.(私は不安でこのことについて電話しました)

持ち物

ビザセンターに行くときは
・パスポート
・パスポートのコピー
・顔写真
・HPで入力した内容を印刷したもの
・航空券の控え
・宿泊予約の控え(知人宅の場合は招聘状及び作成者の中国居民身分証の両面コピー)
・お金(2回目)
を持っていきましょう

流れ

ビザセンターに到着すると受付の人がいるので,書類をチェックしていただきます.
その後,番号札を渡されるので,座って待ちます.
呼ばれたら書類を渡し,チェックしてもらいます.合格であれば一週間後取りに来るように言われて終了です.

ビザセンターのスタッフさんは基本的に日本語をしゃべられる中国人です.そのため日本語での対応も可能だと思います.
わたしは中国人の友達がついてきてくれたので,中国語で会話していました.


至らない点も多くあると思いますが,以上で【これを見たら,中国ビザの申請は(頑張れば)できる】を終わります.
『これ見ても雑すぎてできへんわ!』と思われたかもしれませんが,私が申請するときにこんな記事があればなと思って書いた次第です.

基本的には政府が出している情報を参考にしてください.
それでもわからない場合は,ネットにあるたくさんのわかりやすい情報を見ていただけたらなと思います.

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