色々あり過ぎな9/12(翔チャレバト、KOC決勝進出者についての感想)
2024年9月12日
この日は色々なことが起きている。
筆者は先日行われたはるかぜに告ぐ(以下:はる告ぐ)の単独ライブからわずか5日後、再びよしもと漫才劇場へとやってきた。
筆者がやってきた大きな理由、それは
Kakeru翔チャレンジバトル
である。
Kakeru翔チャレンジバトル(以下:チャレバト)とは、Kakeru翔GP下位メンバーとオーディションライブ『UP TO YOU!』サバイバルステージ勝ち残りメンバーによる劇場メンバー入れ替えが懸かったバトルライブ。筆者は前回の7月に続いて2回連続でのチャレバト観劇である。
ちなみに、何故今回もチャレバトを観に行こうと思ったのかというと、大きく2つの理由がある。
1.はる告ぐが心配だったから
万が一はる告ぐがKakeru翔GPで下位メンバーになりチャレバト行きが決定してしまったらという心配があったため、今回観に行くことを決めた。またチャレバト当日のKakeru翔ライブにはる告ぐ出演が予め決定していたので、チャレバトに出演しなくても、直前のKakeru翔ライブには出演するため、ある意味筆者としては一石二鳥と言える状況であった。
2.劇場復帰が懸かったコンビがいたから
今回、オーディションライブ『UP TO YOU!』のサバイバルステージ勝ち残りメンバーの中にはヒョウリ、オーケストラ、遠足ダイスキタイムなどの劇場メンバー経験組がいる。その中でも異色ともいえる劇場メンバー経験コンビが1組いる。それは
七面綺蘭である。
七面綺蘭は伊紗耶香と中村陽菜の2人から成る女性お笑いコンビである。この2人は2022年2月によしもと漫才劇場に所属するも半年でコンビ解散。その後、伊は後輩のうかりと卯と卵を、中村は同期のリーミチハルとファンタズマをそれぞれ結成(ファンタズマは2023年に一時劇場入り)するも、両組とも解散した。
そして今年5月にX(旧Twitter)にて2人より報告があった。
引用:https://twitter.com/sayakai_7krn/status/1790653518229221683?t=ZW71IirrbOclJ9KobxTYkQ&s=19
引用:https://x.com/shichimenhina/status/1790650399080476791?t=FWVilpwmoUr5xdzbXHwXUA&s=19
なんと2人が再結成を果たしたのだ。
この報告には凄く驚いた。そして直後にはハイヒールのリンゴ姐さん主催の女芸人大祭りに出演。直近では痛快!明石家電視台に、やました・あーたろうと共に注目若手女性芸人3組の1組として出演するなどしている。
そして今月の『UP TOU YOU!』サバイバルステージに勝ち残り、チャレバト進出を決めた。
ここで劇場入りを決めれば、とてもドラマチックな展開になるという期待が膨らみ、今回チャレバトを観に行こうと決めた。
筆者はまずKakeru翔チャレンジバトルの前に、通常のKakeru翔ライブを観た。
今回の出演芸人も良い人選であると感じた。
また、前回のチャレンジバトルで見事劇場メンバーとなったドライブドライブも出演。そしてMCは安定のネイビーズアフロ。以前もネイビーズアフロMCのKakeru翔ライブを観に行ったが、配信なし公演というのもあって今回も観客一体型の盛り上げをしてくれた。
そして終演後にははる告ぐからサインを貰い、次のチャレンジバトルを開演を待った。
そして19時になり、Kakeru翔チャレンジバトルがスタートした。
今回の出順と披露ネタは以下の通りである。
A
1.東雲・・・無洗米(漫才)
2.パイナップルアイランド・・・ハンバーガー(漫才)
3.遠足ダイスキタイム・・・熊(漫才)
4.岡田浩太朗・・・17歳(ピン芸/コント)
5.エイトマイル・・・恋愛相談(漫才)
6.心躍るズ・・・入れ替わった(コント)
7.いつもたいしゃ・・・ラストミーティング(漫才)
8.幸のとり・・・サボテン(漫才)
B
1.七面綺蘭・・・モテにいってる(漫才)
2.サンスーシー紅色・・・運命の出会い(漫才)
3.ムジンゾウ・・・怪談ライブ(コント)
4.ヒョウリ・・・ナイトプール(漫才)
5.オリハルコン・・・高級レストラン(漫才)
6.ぺ・・・トルコアイス(コントVer.)(コント)
7.ミステリーハンター・・・オレオレ詐欺(漫才)
C
1.大正サウナ・・・マッチング相手とデート(漫才)
2.オーケストラ・・・脱退(コント)
3.マーコ・・・順番(漫才)
4.九ノ段・・・天才(漫才)
5.千年ぶり・・・カレー首脳会談(漫才)
6.生姜猫・・・ギター前にて(コント)
7.アマルフィん・・・アニメキャラが現実に(コント)
D
1.ブルガリアン・・・筋肉ガール(漫才)
2.黄金の桜・・・銭湯(漫才)
3.入学卒業・・・臭いチェック(漫才)
4.国道アリス・・・コイバナ(漫才)
5.満丸・・・国語の先生に恋した(漫才)
6.シスター・・・鳥(コント)
7.タレンチ・・・ビンゴ大会(コント)
どのネタも客席から笑いが沸いてくるものばかりであった。
太字は筆者が個人的にとても面白いと思ったネタである。
漫才組は38マイクを中心に各々キャラやスタイルを生かした漫才を披露していき、コント組は音響や小道具などを駆使して会場を笑いの渦に巻き込んだ。
また今回出場予定だったキャツミが休演したことにより、唯一のピン芸人として出場した岡田浩太朗は、芸歴2年目とは思えない堂々とした1人コントを演じて見せ、これには筆者も凄いと感じた(ちなみに岡田浩太朗ははる告ぐと同期)。
約3時間の戦いを終え、結果発表。
今回の合格ライン到達組は10組。
その結果は、、、
1位 シスター
2位 いつもたいしゃ
3位 満丸
4位 九ノ段
5位 大正サウナ
6位 ぺ
7位 幸のとり
8位 遠足ダイスキタイム
9位(同率)東雲
9位(同率)アマルフィん
以上と結果となり、九ノ段、大正サウナ、東雲は初の劇場メンバー入りとなり、遠足ダイスキタイムは1年ぶりに劇場メンバーに返り咲いた。また、大正サウナは8度目のチャレバト挑戦で劇場メンバー入りを果たした。
あらかじめ期待していた七面綺蘭や、凄いと感じた岡田浩太朗などは残念ながら劇場メンバー入りとはならなかったので、次回以降のチャレバトに期待したいと思う。
そしてこの結果により、タレンチ、ミステリーハンター、生姜猫が降格となってしまった。なにより生姜猫が落ちたことが筆者としてはとても衝撃だった。なぜならこれまで観たネタの中で一番面白かったからである。涙が出るくらい面白かった。しかしそれでも10組に入れなかった。合格ラインが11、12組とかであればもしかしたらランクインしていたとなるととても悔しい結果であると痛感した。
こうしてKakeru翔チャレンジバトルを観終えた筆者はその直後に別の結果を確認した。
キングオブコント2024のファイナリストである。
運命のファイナリスト10組は
引用:https://x.com/koc_staff/status/1834187260516012058?t=yfIk3FFYaCjfAglHOlXWSg&s=19
ニッポンの社長(5年連続)
(結成11年/芸歴・・・辻:15年目、ケツ:14年目)
ファイヤーサンダー(2年連続)(結成10年/芸歴13年目)
や団(3年連続)
(結成17年/芸歴・・・伊藤:24年目、本間、中嶋:20年目)
ラブレターズ(2年連続5回目)(結成15年/芸歴16年目)
隣人(2年連続)(結成11年/芸歴13年目)
ロングコートダディ(2年ぶり3回目)(結成15年/芸歴16年目)
コットン(2年ぶり2回目)(結成12年/芸歴13年目)
ダンビラムーチョ(初決勝)(結成13年/芸歴14年目)
シティホテル3号室(初決勝)(結成、芸歴13年)
cacao(初決勝)(結成4年/芸歴6年目)
となった。
この結果を知ってからの印象は
・今年は安定のベテラン、決勝経験者組が大半だな
・予想通りcacaoは決勝進出だった。
であった。
10組中7組が決勝経験組であり、かつ平均芸歴が約12~13年程度であるのをみると、いわゆるフレッシュというよりも安定のベテランたちの年であると感じた。なんならほぼ同期たちといっても過言ではない(や団はかなり先輩であるが)。
そしてその唯一のフレッシュ枠として決勝進出を決めたのはcacao。
全国的にはまだ知名度は無い方ではあるが、コアなお笑いファンやマンゲキファンたちからすればcacaoの面白さは言わずもがなである。
ちなみに筆者は上記でも述べてるとおり、cacaoの決勝進出は予想出来ていた。というのもよしもと漫才劇場で行われる『超よしもとお笑いライブ』にcacaoの追加出演が連発して発表されていくのを観て、
『あっ、これはcacaoキングオブコント決勝行ったな』と確信した。
久しぶりにKakeru翔メンバーからの大型賞レースファイナリストが出たので、当日の決勝で果たして3人がどのネタを披露するのか楽しみである。
9月12日はチャレバトにキングオブコント決勝進出発表とてんこ盛りの一日であった。
最後に一つ言うとすれば、
笑いの可能性は無限大
だと筆者は感じた。
10月12日のキングオブコント決勝を楽しみに待ちたい。