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筆者が考える、はるかぜに告ぐのスゴさ


はじめに

 筆者が最も推している女性お笑いコンビ 

はるかぜに告ぐ

早いもので、2人の存在を知り、劇場で2人と出会うようになってからもうすぐ1年が経とうとしている。

この記事では、この1年で筆者が感じたはるかぜに告ぐ(以下 はる告ぐ)の凄みであったり、人気の秘密などを考察していこうと思う。

1.2年での活動遍歴

 はる告ぐの2人はNSC大阪45期在学中の2022年に結成し、翌2023年4月にデビューを果たしている。なので結成・芸歴はわずか2年程である。しかし、この2年という短い間での2人の活動遍歴は凄まじいものがある。簡単にまとめてみるとこのようになる。

2022年 
コンビ結成、M-1グランプリ2022 3回戦進出(NSC在学中)。
2023年
4月 プロデビュー、フジテレビ系『深夜のハチミツ』メンバー入り、以降5~7月、9月、1月、2月に出演。公式YouTubeチャンネル『はる告ぐちゅーぶ』開設。
10月1日 よしもと漫才劇場に所属
12月 芸歴8ヶ月で女芸人No.1決定戦 THE W 2023 決勝進出。 
同月30日、オールザッツ漫才2023のフットカットバトル本戦に出場。
2024年
1月 テレビ東京系『新春!幻の優勝ネタ祭り』、フジテレビ系『爆笑ヒットパレード2024』に出演。
4月 ABCテレビ『newsおかえり』水曜レギュラー(東京進出するさや香の後任)、ラジオ関西『Clip』火曜レギュラー就任。
日本テレビ系『踊る!さんま御殿』4月2日放送回にて、明石家さんまと初共演。
同月20日 初単独ライブ『プールサイドガール』(大阪・よしもと漫才劇場)開催。
5月 日本テレビ系『ZIP!』内のコーナー、『流行ニュース キテルネ!』のリポーターに就任。UNDER5 AWARD2024準決勝進出。
6月 ABCテレビ『おばちゃんが告ぐ!』が1か月限定で放送(初冠番組)。
ABCお笑いグランプリ準決勝進出。東京・神保町よしもと漫才劇場にて『プールサイドガール~雨天決行~』開催。
9月  よしもと漫才劇場にて、配信なしの単独ライブ『ラスガノ』開催。ゲストは後にM-1グランプリで準優勝するバッテリィズ
10月 お笑いの日2024に出演(出演芸人最若手)。
11月 Google Geminiの広告に起用。
12月 『よしもとキングダム』の生放送に出演し、とんずが特技のドッジボールの腕前を披露。

以上が2年でのはる告ぐの主な活動歴である。2人にとって一番大きかったのはやはりTHE W2023決勝進出だったのではないだろうか。デビューからわずか8ヶ月で賞レースファイナリストとなったことと、決勝当日が初めての全国ネットゴールデン出演であること、デビューしたてかつ大阪拠点であったためダークホース・ニューフェイス枠として注目されたことなどが要因であると考える。実際、THE W2023決勝が行われた日のYahoo!リアルタイム検索トレンドにて、同時進行でイベントを行っていたアイドルマスターシンデレラガールズやホロライブを抑えトレンド1位まで躍り出ている。つまりは、W決勝の生放送を観ている人たちが、はる告ぐの存在を知ったことを指していると言える。全国規模で考えると、生放送を観ている人の中ではる告ぐを決勝進出前から知っている人は少なかったと思われる。しかし、その知らなかった人たちが「はるかぜに告ぐって何者なんだ?!」とこぞって調べたりした結果、このように検索トレンド1位にまで躍り出たのではないだろうか。この出来事もあり、決勝進出は2人にとってまさに転機であっただろう。 

THE W 2023決勝当日の夜8時半頃のYahoo!リアルタイム検索ランキングをスクショしたもの。2位がアイマスの佐々木琴子、3位がホロライブのイベント。

そしてはる告ぐはこれまで様々な大物芸人、先輩芸人の面々と共演している。一部抜粋すると、
・明石家さんま(さんま御殿、電視台、アメトーーク年末SP(といろさんのみ)
・今田耕司(ネタバレMTG)
・東野幸治(ワイドナショー(といろさんのみ))
・爆笑問題(爆笑ヒットパレード2024)
・ナインティナイン(爆笑ヒットパレード2024)
・千原ジュニア(千原ジュニアの座王)
・さまぁ~ず(さまぁ~ずチャンネル)
・蛍原徹(アメトーーク!(コンビでCLUB出演、といろさんのみ年末SP出演)
・有田哲平(全力!脱力タイムズ)
・ケンドーコバヤシ(新春!幻の優勝ネタ祭り)
などである。

また、デビュー直後から出演していた深夜のハチミツでのはる告ぐ出演月のゲスト先輩芸人は
4月・・・千鳥
5月・・・ハライチ
6月・・・サンドウィッチマン
7月・・・かまいたち
9月・・・キングコング
1月・・・劇団ひとり&アンタッチャブル柴田(ひとりしばひで軍団)
2月・・・ダイアン津田(津田軍団)

デビューしてからの2年でこれほどまでの先輩芸人らと共演果たしている。とくに一番大きいのは、お笑い怪獣・明石家さんまとの共演だろう。芸歴2年で3度共演するという経験は、なかなかできないものだと感じれる。

2.ビジュアル面とキャラクター面

 はる告ぐの2人のビジュアル面とキャラクター面も、人気の理由の一つであると言えるだろう。可愛い、美しい、綺麗なのは勿論のこと、お互い真逆のビジュアル・キャラクターであるところが人気に繋がっているのではないだろうか。

とんず・・・派手色髪(金や銀)、柄シャツ、酒、タバコ、医大卒(留年経験あり)、邦ロック、ドッジボール
といろ・・・ワンピース、元Webディレクター、国立大卒、神社仏閣、博物館、文化人志望

これらから見るに、はる告ぐのビジュアル・キャラクターは

ヤンキーお嬢様

といういかにも真逆の構図になるのだ。この真逆の個性こそが、人々の興味を引き寄せる部分ではないだろうか。実際、THE Wのアンバサダーを務めたニューヨークの2人は、はる告ぐの2人を『下妻物語(2004年公開)の時の土屋アンナと深田恭子』と例えているように。だからこそ2人が織り成す漫才はとても見ごたえがあるのだと筆者は考える。

実際、この真逆のビジュアルは『声や髪やメイクなどあえて覚えやすい形にしている』と語っており、まさにコンビとしての戦略でもあることが分かる。

3.ファンへの対応力

 筆者はこの約1年はる告ぐの2人を間近で見てきて感じたことがあった。それは、ファンへの対応力である。W決勝進出によってメディア露出が増え、上記でも述べたように、真逆の個性に引き寄せられた人たちも多い。故にそのファンは日に日に増していると思われる。そんなファン達に彼女たちは如何に対応しているのか。一番それが分かるのは、よしもと漫才劇場の玄関ロビーである。ここでは開演前に出演芸人がチケットの手売りを行っている。このロビーでの手売りは芸人とファンが一番近い距離で交流できる場面である。勿論はる告ぐの2人も、平日のKakeru翔ライブやユニットライブのチケット手売りにやってくる。その際はファン1人1人と明るく楽しく接しながら行っている。また、その際のファンヘの呼びかけも凄い。特に筆者が良いと思った対応が以下の3つである。

1.スマホのカメラモードを前もって呼び掛ける
はる告ぐは人気が故に、ファンの列は長い方である。そして1人1人と楽しく丁寧に対応している。ただ2人も出番の時間があるため長居はできない。そんな時は対応待ちしているファンにスマホをカメラモードにしておくように呼び掛けたのだ。こうすることでスムーズかつ現時点で並んでいる人たち全員に対応できるからである。

2.手売りに出れない場合は終演後に対応する
はる告ぐは2人で手売りに出る時もあれば、片方のみ出る場合がある。出れない際はインスタグラムのストーリーに手売りに出れない旨をしっかりと載せて報告し、そして結びにライブの終演後に対応することを約束している。
なので開演前に片方、もしくは2人に会えなくても終演後に会える可能性もあるのだ。

3.最後はみんなでまとめて撮影する
これは11月のぷんぷん(隣人、バッテリィズ、シスターとのユニットライブ)終演後に行った対応である。この日もはる告ぐの列はとても長かった。筆者はこの日、列の終盤の方で次回公演のチケットを購入しようとした。そして自分含め残り10人程となった中、といろさん1人が先に出なければならなくなった。そこで2人は、今残っている人ら全員で写真撮影を順に回していくというのを行ったのだ。こうすれば、全員が2人と写真撮影をできたという証明にもなる。この対応を見た筆者は尊敬に値するほど凄さを感じた。

このようにはる告ぐのファン対応は、とてもファン考慮、配慮の込められた素晴らしい対応であると筆者は感じる。

ただ、このはる告ぐの人柄の良さをいいことに、一部ファンの中には過激とも呼べるファンもいる。直近だと、とんずDMにやたらビームを撃ってくる(○○ビームとだけ書いて何度も送信する)、『といろさん、踏んでください』とマゾヒズム全開のお願いをするなど、いわゆるやばいファンも出てきた。

このようなファンが現れた際は、SNSなどを通じて呼びかけをしている。
特にとんずは過去2回ほどインスタグラムのストーリーを使ってしっかり注意喚起を呼び掛けている。これらの呼びかけも、考えてみればコンビとファン同士、ファンとファン同士でのトラブルを避けれるし、ファンのマナー、モラル向上にも繋がるから、これもファンへの配慮が込められた注意喚起と言えるだろう。

結論

以上の点から分かったことは、

はるかぜに告ぐの2人は、

戦略的に芸を磨きながら劇場出番やメディアに出演し、ファンヘの配慮や気配りも忘れない、とても素晴らしい女性芸人

であると筆者は考える。

こういった努力や対応などが、先輩芸人やメディア関係者、一般層への耳に入ったり、情報として載ることで好感度が高まり、やがて2人のモチベーションアップにも繋がっているのではないだろうか。2人の芸歴はまだ2年目で、位置付けとしては超若手芸人である。だからこそ伸びしろは充分にあると言えるだろう。

2024年は、初単独ライブも開催し、様々なメディアにも出演しながら劇場出番や営業ステージにも出演した2人。はたして2025年は一体どんな活躍を見せてくれるのか楽しみである。そしてそんな2人を筆者は応援していきたいと思う。


おわりに

2025年のはるかぜに告ぐは何かしらの賞レースに1つ以上決勝進出を果たすのではないかと予想する。

なぜならバッテリィズのM-1グランプリ準優勝が賞レースへのモチベーションに対する後押しになってくれたはずに違いないからだ。

ytv、UNDER5、NHK上方漫才&新人お笑い、ABC、M-1そしてTHE W…

来年はどんな結末を迎えるのか楽しみである。




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