見出し画像

期待に応えてくれたytv漫才新人賞ROUND1

ytv漫才新人賞の季節がやってきた。

関西の読売テレビで春に行われる決定戦進出をかけた選考ROUNDの1回目が8月に行われ、その模様が9月29日(日)に放送された。

ROUND1のメンバーは以下の12組。
・ボニーボニー(9年目/フリー)
・タイムキーパー(6年目)
・タチマチ(安達:9年目 胡内:8年目)
・フミ(9年目)
・ぐろう(5年目/前回決定戦 準優勝)
・ぎょうぶ(8年目/前回決定戦6位)
・オーパスツー(6年目/松竹芸能 大阪)
・マーメイド(5年目)
・天才ピアニスト(9年目)
・マーティー(4年目)
・うめすぴか(6年目)
・翠星チークダンス(10年目)
※出番順

この12組が発表され、筆者は放送数時間前にこのような予想をX(旧Twitter)に投稿した。

前回の決定戦で準優勝したぐろう、6位のぎょうぶ、そして賞レース6冠女王の天才ピアニストの3組を本命とし、
対抗には、タチマチ、タイムキーパー、マーメイドの3組、
大穴にはコント師のフミ、松竹芸能のオーパスツー、フリーのボニーボニー、そして今回のROUND最若手で、今年行われた芸歴5年以下対象のUNDER 5 AWARDの決勝にも進出したマーティーの4組。
それよりも大穴の超大穴として筆者はうめすぴかを選んだ。筆者は2~3回ほどよしもと漫才劇場でネタを見たことがあるが、同期のタイムキーパー、cacao、キャツミらに比べるとまだ無名に近いと考え、超大穴とした。

筆者が考える本命、対抗、大穴、超大穴と予想を立てていったが、1組だけそれらとは別に個人的期待と表現したコンビが1組。

翠星チークダンス

翠星チークダンスはちろると木佐凌一朗からなる男女コンビで、いなかのくるま(旧コンビ名)としてハイスクール漫才2014にて優勝し、2015年より吉本興業 大阪にてデビュー。その1年後の2016年10月にytv漫才新人賞ROUND2に初進出、翌年1月のROUND3にも進出する。しかし以降8年間選考ROUNDとは無縁で気が付けば芸歴は10年目を迎えた。

その間にコンビ名もいなかのくるま→翠星チークダンスに変わった。そして近年になってネタのスタイルを大幅に変えた。今まではちろるのあざとい感じのボケに木佐がツッコむスタイルだったが、現在は木佐がメンヘラチックな女々しい感じでボケていき、それに対しちろるがサバサバした強気姿勢でツッコむといういわゆるジェンダーロールを逆転させたスタイルで漫才を行
っている。

筆者は今のコンビ名に変わった直後に2人を知り、現在のスタイルになってからはその動向を注目をし始めていた。昨年のM-1グランプリでは3回戦敗退ではあったが『ワンチャン追加合格で上がるのでは?』という期待もあった(結果は追加合格組0であった)。

その半年後にはよしもと漫才劇場で実際にネタを観ている。5月にはシンクロニシティとのツーマンライブも観に行った。
その時の事が書いてある記事も載せておく。

そして今回、ラストイヤーで選考ROUNDに進出。このことを知った筆者は今回の選考ROUND進出組の中で2人を個人的期待として位置付けた。運命の選考ROUND本番、ここでも木佐の女々しさ全開かつメンヘラ度マシマシのネタを披露。そしてその結果は、、、

376点 ROUND1 1位通過

なんと一発で来春行われる決定戦へと進出を決めたのだ。これには筆者も驚いた。個人的期待をしていた翠星チークダンスが決定戦進出(しかも1位通過)を決めたのだから。
果たして来春行われる決定戦ではどんなネタで勝負するのか、そして木佐の狂気&メンヘラリミッターどこまで外れるのか、そしてM-1グランプリ2024の動向も期待である。ちなみに筆者は思い切って準決勝進出を予想している。

そしてもう1組決定戦進出を決めたのは、

マーティー(芸歴4年目/NSC大阪43期)

マーティーは真平とホソの2組からなる芸歴4年目のROUND1最若手コンビである。2人は今年、芸歴5年目以下対象のUNDER5 AWARD2024にて決勝進出を果たした。同期には同大会にて優勝を果たした清川雄司、同じく決勝進出を果たした例えば炎、そして今年のABCお笑いグランプリ、NHK新人お笑い大賞にて決勝初進出を果たした女性芸人やましたなどがいる。

マーティーの漫才スタイルはアップテンポかスローテンポかで言えばスローテンポである。ただ、ネタの題材、着眼点、ワードセンスなどはとでも今までにないような独特なものを感じる。それらがスローテンポと上手くマッチし、独自の世界観を展開しているといったところだろう。

そんな彼らも芸歴4年目の最若手という中で決定戦に進出。しかも、昨年準優勝のぐろう、賞レース6冠女王の天才ピアニストと僅か1点差という接戦を制し、見事決定戦進出を一発で決めた。恐らく今大会のダークホース的立ち位置となるだろう2人。現在2人はジョックロック主催の『ニューエイジ・ニューネタライブ』のメンバーとして出演している。まさにニューエイジの勢いが今来ていると言えるのではないだろうか。

そしてROUND1の得点結果は以下の通りである。

1位 翠星チークダンス 376点
2位 マーティー 371点
---------------決定戦進出ライン---------------
3位 ぐろう 370点
4位 天才ピアニスト 370点
5位 フミ 368点
6位 ぎょうぶ 367点
7位 タチマチ、マーメイド 363点
9位 タイムキーパー 361点
10位 オーパスツー 358点
11位 ボニーボニー、うめすぴか 357点

上記でも述べたように、マーティーがぐろう・天才ピアニストと1点差で2位通過を果たした。

また、今回4度目の選考ROUND進出を果たしたフミも自己最高の5位まで上り詰めた(2021:ROUND2 同率10位→2022:ROUND2最下位→2023:ROUND2 7位→2024:ROUND1 5位(NEW))。筆者が観た感じだとスタジオ受けはとても良かったと感じた。出順次第ではワンチャン決定戦進出もあり得たといっても過言ではない。

次に行われるROUND2ではどのコンビが決定戦進出を決めるのだろうか。

トップ画像引用元:https://natalie.mu/owarai/news/593121




最後に
5月に翠星チークダンスに会った際の写真を載せておきます(この画像の削除要請などあったら削除して編集し直すのでその部分はご了承ください)。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?