M-1グランプリ2024 準決勝進出30組
11月23日(土)、
M-1グランプリ2024の準決勝に進出を果たした芸人30組が発表された。
例年では公式サイトでの発表であったが、今年は20時にTVerで配信される映像での発表となった。
1.準決勝進出者
準決勝に進出したのは以下の30組(エントリーナンバー順)。
・真空ジェシカ(4年連続4回目/2021、2022、2023ファイナリスト)
・マユリカ(4年連続5回目/2023ファイナリスト)
・カベポスター(5年連続5回目/2022、2023ファイナリスト)
・トム・ブラウン(2年連続4回目/2018ファイナリスト)
・ヤーレンズ(3年連続3回目/2023ファイナリスト(準優勝))
・家族チャーハン
(初進出/ネタパレニュースター勝ち抜きパレード3代目王者)
・十九人(初進出)
・金魚番長(初進出/UNDER5 AWARD2023優勝)
・ナイチンゲールダンス
(2年連続2回目/ツギクル芸人グランプリ2023優勝)
・エバース(2年連続2回目/令和6年度NHK新人お笑い大賞 優勝)
・ドンデコルテ(初進出)
・シシガシラ(2年連続2回目/2023ファイナリスト/前年度敗者復活1位)
・カラタチ(初進出)
・ダイタク(2年連続6回目)
・ひつじねいり(初進出/ツギクル芸人グランプリ2023準優勝)
・令和ロマン(3年連続4回目/前年度優勝者)
・例えば炎(初進出)
・オズワルド(6年連続6回目/2019、2020、2021、2022ファイナリスト)
・フースーヤ(2年連続2回目/第54回NHK上方漫才コンテスト優勝)
・今夜も星が綺麗
(初進出/三福エンターテインメントとヒロ・オクムラによるユニット)
・ママタルト(3年連続3回目)
・インディアンス(3年ぶり6回目/2019、2020、2021ファイナリスト)
・豆鉄砲(初進出/2023年度ワタナベお笑いNo.1決定戦 優勝)
・男性ブランコ(2年ぶり3回目/2022ファイナリスト)
・ダンビラムーチョ
(3年連続4回目/2023ファイナリスト/KOC 2024ファイナリスト)
・滝音(3年ぶり3回目)
・豪快キャプテン(2年連続2回目)
・バッテリィズ(2年連続2回目)
・ジョックロック(初進出/2年連続NHK新人お笑い大賞準優勝)
・スタミナパン(2年連続2回目)
太枠で表示されているコンビは、筆者が8月の開幕時点から準決勝進出を予想していたコンビ。
活動場所別に分けてみると
よしもと漫才劇場
極メンバー:カベポスター フースーヤ 豪快キャプテン バッテリィズ
翔メンバー:ジョックロック 例えば炎
神保町よしもと漫才劇場
エバース ナイチンゲールダンス
ドンデコルテ 金魚番長 家族チャーハン
無限大ホール
マユリカ ダンビラムーチョ シシガシラ ダイタク 滝音 カラタチ
劇場無所属
令和ロマン インディアンス 男性ブランコ オズワルド
吉本興業以外
ヤーレンズ、トム・ブラウン(ケイダッシュ)真空ジェシカ(人力舎)
ママタルト(サンミュージック)スタミナパン(SMA)
ひつじねいり(マセキ)豆鉄砲(ワタナベ)十九人(ASH&D)
今夜も星が綺麗(人力舎&SMA)
この結果を受け、歓喜、驚愕、落胆など様々な気持ちになったことだろう。
筆者としては準決勝も決勝も敗者復活戦も楽しみでしかない。
そしてこの中からファイナリストが決まり、そして記念すべき20回目の王者となるのだ。果たして12月5日(木)に行われる準決勝を制する9組はどのコンビなのか楽しみである。
2.今年の人選
今年の準決勝進出30組は、連覇を狙う令和ロマンを筆頭にとても面白いメンバーが集結した印象であるように感じる。昨年のファイナリストからは令和ロマン、ヤーレンズ、マユリカ、真空ジェシカ、カベポスター、ダンビラムーチョ、シシガシラが進出し、ファイナリスト経験組からはトム・ブラウン(2018)、オズワルド(2019~2022)、インディアンス(2019~2021)、男性ブランコ(2022)が進出した。そして準決勝経験組からは、ラストイヤーのダイタク、3年ぶりに準決勝進出を果たした滝音、3年連続進出となるママタルト、そして昨年のM-1にて準決勝初進出を果たしたナイチンゲールダンス、エバース、フースーヤ、豪快キャプテン、バッテリィズ、スタミナパンといった面々である。
そして注目の準決勝初進出コンビは
家族チャーハン、十九人、金魚番長、ドンデコルテ、カラタチ、ひつじねいり、例えば炎、今夜も星が綺麗、豆鉄砲、ジョックロックの10組である。
とくにジョックロックに関しては昨年度大会から準決勝進出を予想していたので筆者としては今大会で準決勝進出を果たせたという事実はとても嬉しい限りである。
また、神保町よしもと漫才劇場で活動するドンデコルテ、金魚番長、家族チャーハンが初進出を果たし、ワタナベお笑いNo.1決定戦にて優勝経験のある豆鉄砲や、今夜も星が綺麗がおいでやすこが以来となるピン芸人ユニットとしての準決勝進出を果たした。
そして、今年のM-1グランプリ準決勝には
・カラタチ
・例えば炎
・十九人
の3組が初進出を果たしている。
つまりは
・アイドルオタクとエロゲオタクの言い争い
・中学の同級生っぽい感じ
・ゆっちゃんw
が地上波を通じて全国へ流れることが確定したのだ。
この3組のネタは間違いなくX(旧Twitter)にてトレンド入りすることだろう。
そして万が一この3組から1組でも決勝進出を果たすようなことが起きれば、20回目の節目を迎えたM-1グランプリ決勝がとんでもなく大荒れになるに違いない。
3.ワイルドカード
ここまで準決勝進出コンビのことについて触れてきたが、大事な部分に触れていなかった。
惜しくも準々決勝敗退となってしまったコンビである。
一部を抜粋すると、
決勝経験組・・・ロングコートダディ、ミキ、からし蓮根、東京ホテイソン、ゆにばーす、ヨネダ2000、キュウ、くらげ
準決勝経験組・・・ニッポンの社長、ビスケットブラザーズ、セルライトスパ、ダブルヒガシ、華山、鬼としみちゃむ、ドーナツ・ピーナツ、20世紀、たくろう、カーネーション、カゲヤマ、大自然、ケビンス、シンクロニシティ、四千頭身、きしたかの
その他・・・EXIT、コロコロチキチキペッパーズ、天才ピアニスト、紅しょうが、コットン、レインボー、トット、黒帯、デルマパンゲ、パーティーパーティー、ぐろう、三遊間、素敵じゃないか、ラパルフェ、ちゃんぴおんず、トンツカタン、わらふぢなるお
などである。
特に準々決勝を実際に拝見した人からしたら『めっちゃウケてたのに落ちたの?!』という気持ちの人が多いだろう。
また、昨年は11組がストレートで準決勝進出を果たしたよしもと漫才劇場からは、カベポスター、フースーヤ、豪快キャプテン、バッテリィズ、ジョックロック、例えば炎の6組のみとなった。
そして今年も準々決勝敗退者の中からワイルドカード1位の選出が行われる。昨年のワイルドカード1位はダブルヒガシであった。果たして今年もダブルヒガシがワイルドカードで準決勝進出とるのか、それともラストイヤーのロングコートダディが1位に選出されるのか、はたまた別の誰かが1位となるのか、要注目である。ただ筆者が一番気になるのは準々決勝でニューヨークのモノマネをしたラパルフェである。TVer、YouTubeでの配信が待ち遠しいところだ。
4.最後に
最後に準決勝進出発表前に筆者に起こった奇跡を紹介しよう。
前日の22日(金)、久しぶりによしもと漫才劇場へと足を運び、新しくなったアクリルキーホルダーガチャを回した。そのうちの2つがこれである。