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2日連続で名代天亀そばに行く
神田の名代天亀そば。
春菊天そばと自家製いなりを2個食べました。
それも2日連続で。(正確には食べたメニューは違うけど)
天亀そばに行ったのは昨日が初めてでしたが、気づけば今日も朝の6時からお店に向かっていた。それくらいにここのおそばは美味く、魅力的でした。
始まりは『SPA!』をなんとなく読んでいたときのこと。
『孤独のグルメ』で有名な久住昌之さんが天亀そばの春菊天そばを紹介しているのを読み、24時間営業との記載があったので、昨日夜勤終わりに初めてお店へ。
朝6時前。まだ人っ子1人いない神田駅を横切りお店に着くと、なんと既に10人くらいのお客さんがいる。
はじめてのお店。メニュー看板の前で少しだけ長考。久住さんのおすすめは春菊天だったな…。でも…海老天そばも食べたいな…。そんな悪魔の囁きのもと、初日は結局、海老天そばと自家製いなりを注文。
少しソワソワしながらそばを待っていると、テーブルの上を見てみると煮干粉の缶が。煮干粉…。なるほど、これで味変もできるのか…。
そんな思いを巡らせようとしたのも束の間、ものの数十秒で「はい、お待ち」とそばといなりの登場。
出てきたそばは、つゆのいいかおりがぷ〜んとして、一目見た瞬間に「これはぜったい美味いやつ!」というのがわかりました。じっさい、スルスルとそばをすすり始めると箸が止まらない!そばをほとんど食べ終えたところで「いけない!煮干粉をかけなきゃ!」と気づいたくらい。あぁ、失敗したなぁ…と思いながらも、いっしょに食べた自家製いなりも大きく具沢山!で嬉しかった。
空いた器を返却口へと置きながら、初日はいや〜…美味しかった、と満足した気持ちでお店を出ました。
電車に揺られ、帰宅の途へ。
ただ、そんなしあわせな気持ちで包まれているにも関わらず、本当は天亀そばにはもっと美味しい食べ方があるんではないか?という考えも頭をよぎる。そして、その思考がよぎった途端、昨日はふとした瞬間に、天亀そば(正確には春菊天そば)のことを考えてしまう…。
結局、居ても立っても居られず、今日も朝の6時からお店へ。
初日は海老天そばを選びましたが、今日は迷わず春菊天そばを注文。加えて、美味しかった自家製いなりを2個。
…出てきた!
そばをすすりながら、うん!やっぱり美味い。
春菊天をつゆへと浸す。冷めた天ぷらは温かいつゆを吸い込み、じゅわ…っと。パクリと食べ、春菊のいいかおりが口のなかに広がっていく。そばも残りはもう半分くらいか?そう思ったところで、テーブル上の煮干粉の缶を手に取り、パッパッとかける。
煮干粉のいいにおい。煮干粉のかかった春菊天は先ほどまでとはまた違った美味しさ。香ばしい。
正直に言えば、春菊をこんなに美味しいと感じたのは人生で初めてかも。ものの数分で、そばもいなりも完食。
そして何より、昨日よりも上手く食べることができた気がする。昨日は美味かった。そして、今日も美味しかった。それはとてもいいことだな、と。
ふと何気なく横に目をやると、僕よりあとに入店したお客さんがそばを受け取り席に着くやいなや、そばに煮干粉をパッパッパッ!とやや乱雑な様子でふりかけ、そのままズルズルと美味しそうな顔でそばをすすってる。
えっ!?そんなのあり?プレーンなつゆを味わうことはしないの?と、いささか驚きはしましたが、たかが立ち食いそば、それど立ち食いそば…自分が美味しいと思う方法で食べればいいんだな…。あの一腕のなかで完成されたそばという料理を、幾人ものひとが幾通りもの方法で食べていることに妙な納得がありました。
次に行ったときは何を食べよう?
僕の頭のなかは、今こうして文章を書いている間にも天亀そばのことでいっぱいです。
ゲソ天もいいけど、カレーかな?でも、いなりはぜったい食べたいからな〜。春菊天そば+ゲソ天トッピング、それに自家製いなりかなぁ。