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世界設定 陰空(場所)


陰空(場所名)
 場所。汚れが多いほどそこに入ると重い症状にみまわれる。多くの陰空はとある村人達によって掘られた。
 
 陰空に関する細かい説明
 人類が誕生して始めは決まり無くなんとなく生活出来ていたのであるが、悪というものが育ち始めた。人間は見た目や構造が同じであるが価値観などの中身があまりにも異なる。
 悪に対するアレルギー反応があるものが出てきた。元々そういった体質であったが悪が育ち始め反応した。又は悪を浴び続ける事によりてアレルギー体質になったのだろう。悪アレルギー反応の症状は様々であった。不快感、嫌悪感などの精神的なものから吐き気、嘔吐、寒気、めまい、腹痛など様々なものがある。
 悪が体調不良の原因であると気がついた者はその集団から去って行った。その者達はとても険しい場所へと進んだ。人から結果的に逃げることになる為それは仕方の無い事であった。多くの人が命を落とした。
 理由は分からないが、その者達は山に逃げた。山に行くと生き残りの同じアレルギーをもっているであろう人々に出会った。その人々はそこに村を作った。しかし、それで終わることは無かった。
 人類は大量発生しているらしく、悪がだんだんと村までに影響を及ぼし始めた。始めにアレルギー反応の強い者があっという間に気がついたのは当然の事であるが幸いであった。少しもやがかかってあれが来ている感じがするという程度であった。
 住民は他の住処を探さねばならなくなった。しかし何処へ行けば良いやらで、村の人口はアレルギーにより逃げてきた者でかなりの数になっていた。 
 村人の一人が特殊な洞窟を探し当てた。洞窟はとても居心地が良かった。洞窟の少し先半径1キロメートルくらいまでが心地よかった。そこに新たに入ってきた全ての者が住人にアレルギー反応を起こさせる事が無いのが不思議であった。
 村の人々は知らないがこの場所は穢れの多い人間には見えない場所であり、入れない場所であった。見えない壁が存在し入る事が出来なかった。
 その洞窟には見知らぬ生き物が生息していた。生き物の中に植物も入るのだがそうであった。洞窟の外の半径1キロメートル範囲内もそうだった。とにかくそこは何処か変であったが住人達にとっては過ごしやすい場所であった。
 人口が増え場所が足りなくなり洞窟を掘り進め広くした。人口が増えるごとに掘り進めた。洞窟に住居を作った。ある日の朝目が覚めた住人の1人が外に出たところ、山に崖崩れが発生しているのを見つけた。何故誰も気がつかなかったのか不思議に思った。山の周りをその1人は見て回ったのだが今まで疑問に思わなかった不思議を見つけた。洞窟を掘り進め村を作ったにしては、この山どう考えても小さすぎる。自分たちはきっと別の場所を掘り進めたのだと直感的に思った。
 その1人は自らそれを証明すべく洞窟から半径1キロメートルに存在する、あまり住人の来ない小山を掘った。1日では無理だった。住人には何処に出かけているのかと聞かれたりもしたが証明出来たわけでも無い事を話せないと思い、いずれ話す事が出来るから、それまで待ってくれと言った。
 それから、その1人は仕事が終わる度にその小山を掘った。明らかに小山の範囲を大きく上回る、その1人が納得できるまで掘った。そして、その1人は住人にこの事について話した。そして住人達は自らが掘った範囲を陰空と呼ぶようになった。
 
村の外に出たいと言い出す者現れる
 時が過ぎ村の外はどうなっているのだろうと言い出す者が何人か現れた。止める者も居たが止める者も無理に言う者達ではないので、その何人かは村の外に出た。
 村の外、村との境を踏んだ瞬間めまいに襲われ倒れた。村の境に心配した住人が来ていたので直ぐに看護が行われた。村の外は、やはり危険だと心配して止めるものもあったが挑戦者達は止めなかった。何度も挑戦者は倒れたが看護が行われた。死者が現れ弔われる事となった。しかし挑戦者は現れ続け看護と弔いの日々が何年か続いた。
 3年後ようやく外に出られる者が現れた。しかし、外で倒れ死んでしまった。何週間後かに外に出られる者が現れ腐敗した仲間を運び弔いが行われた。その日々も何年か続き、まともに外に出られるようになったのは10年後であった。
 それから外に出られる者は増えたが中に残る者も多く、3分の1が外に出ることとなった。出てから合わず戻ってくる者もあった。
 外に出た者は陰空の洞窟住居を作った。外でも穴を掘ることで村に住んでいると、おそらく村に居ると変わらない状態になるからだ。しかし中に邪悪な心を持った者も入ることが出来るという点は違った。盗みに入った者が血を吐いて死んだという事はよくあった。邪悪はその洞窟住居を濁らせた。ある程度邪悪に汚染されるとその住居を離れる者も多く居た。
 現在も村人は村に名前を付けようという思考は無い。
 灰色町の地底の成り立ち ざっくり設定 後で変更する可能性大
 女と男が旅をしていた。すると建物ばかりで2人しか人の居ない所に辿り着いた。女と男は此処が住みやすそうだと2人同時に思い。
女が「長い間旅をしてきましたが此処に家を構えるのはどうでしょうか。住み心地も良さそうですし、雰囲気も安定しています」男が言った「そうだね。此処が良いかもしれない」
そこに元々居たその2人は建物をまだ建てていた。 女と男に気がつくとその1人が「ご自由に住んで頂いて良いですよ。」と言った。
女が言った「此処に家を建てても構いませんか」構いませんよと1人が言った。
 そして男と女は穴蔵住居を建て始めた。すると視線を感じた男が振り返るとさっきの2人がこちらをずっと見ている事に気がついた。あの村の出身者は善人か悪人かは普通に見分けることが出来た。此処の元々居た2人は善人であった。
 男が言った「どうか、されましたか。」1人が言う。「いえ、今まで様々な建築方式を見てきたのですが。これは始めてで見とれていました。」もう1人が言う。「もう少し見ていても構いませんか」女が言う。「構いませんよ」1人が言う。「ありがとうございます」
 男と女は暫く家を建てて日が暮れそうになっていたのでテントを張った。元々居た2人はこの男と女の物に興味津々な様子で「そのテントも始めて見ますね。」と言った。男と女何も不思議と思わなかった。村に今までずっと居たのだから無理も無いと思っていたからだ。此処の人に言われる前にも散々似たようなことを言われた。
 男は決まり文句のように「そうなのですね。」と返した。2人とも目を輝かせており女がそのテントの建て方を教えた。するとお礼を1人が言って何処かに行った。
男と女が夕食を食べていると2人がやって来て「作り方は同じだと思うのですが」と1人が言いテントを目の前で組み立て始めた。確かに男と女のテントと見た目は変わらないのであるが何かが違った。 
1人が言った「もしかすると魔法か何かを使われていますか」男と女の先祖は魔法やら能力と言う言語が誕生する前にそこを離れ、自らが使っているものが普通だったのでその1人が何を言っているか分からなかった。
 女が言った「魔法や能力という言葉は知りません。きっと先祖はその言葉が出来る前に離れたのだと思います。村の外に出たのは最近で今話している言葉が外で通じることにも驚いているのです。」
男と女はこの2人は安心できると分かっていたので、村の成り立ちやら今までの話をこの2人の真剣さから夕食が冷めるのを無視して話した。
 2人はとても話を真剣に聞き、男と女の知らない情報でこれから役に立つであろう事を話した。1人からおそらく村人が全員に汚れに関する能力があるのでは無いかと言われた。汚れと言う言葉も初耳であった。汚れとは悪や邪悪なものと関係している事、村から出たときの気分の悪さや今まで出会った人から得ためまいなどは、そこから来ているのでは無いかと教えて貰った。
 1人が言った「きっと知らないうちに魔法か能力を使用されているのかもしれませんね。」女が「そうかもしれませんね。そのテントをアルカと一緒に組み立てても良いですか。」と言った。それはこちらからお願いしたいくらいですと1人は言った。 
 アルカとテナトは2人の作ったテントを組み立て始めた。組み立て終わると違和感が消えた。それはアルカとテナトと2人に分かるくらいの違いがあった。  
1人は言った「これは、おそらく能力ですね。さっき聞いた話からですとおそらく汚れを祓うものですね。」「そうかもしれませんね。」と始めて知った事が多すぎてアルカは自信なさげに言った。
 1人が言った「さっき程お伝えした円柱図書館に行って調べると納得出来ると思いますが。今は汚れに対する耐性が少ないと思うので明日こちらから出来るだけお伝えしますね。」アルカがお礼を言った。
 次の日から似たような毎日が始まった。洞窟住居を作りながら村とこちらの世界の情報交換だ。それから、まず此処からそう遠くない村人から慣れると良いと言われていたので、その村に行く事にした。
 始め2人はその村に知り合いが居るらしく一緒に付いてきてくれた。アルカとテナトはそこで農業を行っている者を紹介して貰い、その村を度々訪れる事となった。そうしてアルカとテナトは外の世界に少しずつではあるが慣れていった。
 ある日洞窟住居を建てていると巨大な自分たちが掘った覚えの無い陰空に辿り着いた。そこは、もはや地下都市が建てられるレベルであった。
2人にこの事を伝えると、とても喜んだ。2人はテナトとアルカの住む村人と同じくらいの純粋さであったしアルカとテナトの洞窟住居の建て方を見るために度々未完成の洞窟住居に足を運んで居た為に陰空に慣れていた。アルカとテナトがその巨大な陰空を見せたのであるが特になんの影響も無かった。2人の喜ぶ様は素晴らしかった。
 そしてアルカとテナトはこの2人が建物を建てるのにとてつもない情熱を持っている事を知っていた。2人にテナトが此処はあまりに広すぎるので私たちの住居には向かないので此処に建物を建ててはどうかと提案した。1人がありがとうございます。とあまり大した反応には見えなかったが行動がその喜びを示していた。
 2人は言われた直後から資材を陰空に運び始め作業を始めた。その作業は昼夜を問わなかった。2人は夜になると何処かに行っていたのであるが何処にも行かず、そこで作業が続けられたのである。アルカとテナトは別の場所に洞窟住居を建て始めた。
 アルカとテナトは2人によくこの建物についてどう思うかについて陰空に建物を建て始めてからよく意見を尋ねるようになった。アルカとテナトの住んでいる村人は円柱図書館に本を全く納めておらず、村以外に書籍も知識も流していなかった為に無理も無い。そして陰空に幾つもの建物が建っていった。
 1人が建築作業を行っているときに異なる場所を発見したらしく「此処を掘ってみてはくれないか先がありそうな気がしてならないのだ。」と言った。そしてアルカがそこを掘ってみると下にまだ巨大な陰空の洞窟があることが分かった。
 その陰空は幾つもの階層の巨大な途方も知れない場所になっていった。2人はそこに建物を建て続けた。アルカとテナトは異なる場所に住み、2人に紹介された村で働くようになった。しばらくすると2人は5人になった。
 その地下の陰空にはたった5人が携わり地下都市のようなものなどが建設された。陰空の完成後、そしてこの町の完成後、5人は去って行った。
 何年もの年月を掛け様々な人が住み、町のような物には灰色町という名前が付き、陰空の地下都市には地底という名前が付いた。しかし陰空に始め行った何人もの人間が陰空の純粋性により死に至った。死人により陰空が少しずつ汚れてゆきやっと多くの人間が入ることとなり、それでも滞在時間は人によるが多くは7時間と限られ、また何年も経ってからやっと多くの人が半日を過ごせるようになった。何故血を吐きながらも人型(人間など)が入ったかというとそこには何かが居たからだ。
 
血を吐くものが地底(陰空)に訪れる理由
 現在地底と呼ばれる陰空をアルカとテナトが発見する前に住んでいたもの。そのものは人類が発生する前から居た。人類によりこの世界が汚されていく、放って置いたらどうなるか先の見えるものであった。
まずは繋がりのある場所に汚れ祓いを生まなければと思った。そして穢れを祓うものを生み出す為に地下都市のようなものを作り出した。5人とアルカとテナトが此処を発見する事も知っていた。
そしてある程度人を呼べる環境になった頃に人を呼び始めた。何人も血を吐いて死んだが生物の死についてお構いなしのものであったので呼び続けた。
生き残ったものの中から祓い屋を幾人も生み出した。これからも少しずつ新たな場所を作り発見させ呼び込み祓い屋を生むつもりである。
 
男アルカ女テナト 地底の説明に作られたキャラクターでありそこまで設定が無い。陰空を掘ることの出来る村出身。
2人 家を建てる5つ子の中の2人。
5人 家を建てる5つ子

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