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月を見上げて

「ご冥福をお祈りします」
亡くなった方が死後の世界で幸せにと祈る気持ちを伝える言葉です。
もう大人なので訃報に接すると自然とこの言葉が出てきますが、友人の死以来、軽々しく使う事が出来なくなりました。
大往生や天寿を全うした故人に対して「ご冥福をお祈りします」
と言う事に違和感はありませんが
若くして理不尽な暴力に苦悶し自ら命を絶った人に対して、この言葉だけで済ませてはいけないと考えるようになりました。
死後の魂が安らかであれと願いつつ
この世に生きていた時の輝き~希望や愛や優しさや思い描いていた未来に思いを馳せ、その人のことを忘れずにいたい。
前途を絶たれ平穏な日々の暮らしを奪われた無念さ悲しみも覚えていようと思います。



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