最近の失恋話①

タイトルとおり。失恋した。
別に付き合ってたわけでもなんでもない、アラサーのただの片想い。 

アラサーにもなると同年代の「失恋」は長年付き合っていた恋人たちの別れ話が大半。こんなところでもいつのまにか生じた同年代との差を感じて嫌になる。
彼氏なんていつできるんだろうねーと笑い合っていた友人は今、新婚旅行で海外に行っている。
一体いつの間にこんなことになったのか。一緒に独り身を笑っていたかった。きっと、私も置いて行く側になったら友を置いて幸せに走る人間なんだろうけど。

彼との出会いは、マッチングアプリでできた元彼と別れてしばらく経った後。浮気された傷ももうずいぶん治っていたけれど、それでもまだ少し辛かった頃の話。

元彼と別れた後、アプリで何人か良いなーと思う人がいた。私はすぐ浮かれる性格なので、良いと思う度に将来この人と結婚したらどうしようなんて頭の悪いことを考えた。でもそんな人生は甘くない。
約束当日にブロックされたり、遠方の人を好きになったり(この人はアプリではなかった)と、うまくいかない日々を繰り返した。そしてその辛さを上塗りするために新しく好きな人を探した。よく恋愛コラムで傷が治ってないうちの恋愛はよくないと言うが、今が苦しいのだ。仕方がないではないかと思いながらひたすらアプリで心動く人を探していた。悪循環とはこのことをいうのだろう。

アプリがいつの間にか何人とやり取り・電話・食事をこなせるかという回数ゲームになっていた頃(数をこなせば良い人が現れると思っていた)、次はタイプではなく友達になれそうな人を探そう!と思った。そんな矢先に出てきたのが彼。画質の悪さから昔の写真なのが分かる。説明文がなんとなく好きじゃないし、かっこよくないし、タイプじゃないコミカルそうな人だけど、まぁいっか(何様)と思いながらいいねを押した。(今思えば普通にタイプだったと思う)

彼は私の想像とは違い全く愛想がなかった。気づけば毎回私が彼に質問を投げ、会話を広げた。いつも男性はこんなにも面倒くさいことをしていたのかと感謝した。無論、私は彼と違い質問されたら質問を返したり、愛想良くやり取りはしていたけれど。

こうやって私は彼とは違うと強がっているところを見ると、まだ傷は癒えてないのだなぁと改めて気づいてしまった。

②に続く

いいなと思ったら応援しよう!