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#039 【中小企業の経営者必見】会計・数字を経営に活用できていますか???税理士の選び方も解説しています!!!
皆さん、こんにちは。
公認会計士・税理士の奈須大貴(ナスヒロキ)です。
今回は、前々回の記事の続きとなりまして、中小企業庁が公表しているパンフレットである「経営力向上」のヒント~中小企業のための「会計」活用の手引き~の内容を紹介していきたいと思います。
実際のパンフレットは、以下よりご確認いただけます。
https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaikei/2016/160510kaikei.pdf
【前々回の記事】
https://note.com/cute_borage408/n/nddf38c0fb1cb
今回も、第1章の1に記載されている内容についてです。
会計を活用することで、経営者のどんな問題を解決できるのか?ということで5つ紹介されております。
(1) お金のことで心配していませんか?
(2) 何故か赤字になってしまったことがありませんか?
(3) 会社の課題が見えていますか?
(4) 社員は動いてくれますか?
(5) 得意先や金融機関が望む企業とは?
前々回で(1)(2)(3)を紹介しましたので、今回は残りの(4)(5)について、内容を説明しようと思います。
(4) 社員は動いてくれますか?
社員やパートさんが毎日、目標をもって自発的に仕事を行っていますでしょうか?
なかなか難しいですよね。
そこで、まずやらなければならないことは、会社が進むべき大きな目標を数字で定めることです。また、皆が知恵を働かせて、取り組んで行くことができる仕組みをつくることが大切になってきます。日常のコミュニケーションに「数字」を取り入れ、共通の言語として「数字」を使っていくことが重要です。
「数字」という結果を振り返る場をつくることで、なぜ「数字」が悪化したのか、原因は何か、を考えることができるようになります。
特に、私がお勧めしたいのは、数字で計画を作ることです。
社長さんが主導して、社員の皆さんと数字で計画を作っていただきまして、毎月の月次決算を行った後に、計画の達成状況を議論してもらいたいなと思います。
なぜ「数字」が悪化したのか、原因は何かということをしっかりと議論することで、会社の状況やこれから何をやらないといけないのか、というのが明確になることで、社員やパートさんが毎日、目標をもって自発的に仕事を行うことができるようになるんじゃないかなと思います。
「会計」への取り組みは、最初から完璧でなくても構いません。100点満点中10点でもいいからとりあえずスタートして、毎月粘り強く取り組むことが大事になってきます。
(5) 得意先や金融機関が望む企業とは?
得意先や金融機関はどんな会社と取引したいと考えているでしょうか?
金融機関は、企業の経営力や収益力を把握して、事業資金を融資したいと考えています。
では、金融機関はどのようにして、企業の経営力や収益力を把握するのでしょうか?
それは、「決算書」にあらわれます。
「信頼性のある決算書」を作成し、自社の業績を経営者自らが報告することができ、将来の計画をしっかりと説明できる経営者が金融機関から信頼されます。 たとえ現在、業績が厳しくても、「信頼性のある決算書」を作成し、会社の方針、将来の事業計画を持ち、 それをしっかりと説明できる経営者であることが大切なのです。
ですので、先ほども説明しましたように、数字で計画を作成して、毎月の月次決算を行った後に、計画の達成状況を振り返って、何が良かったのか、悪かったのか、その原因はなんなのか?ということをしっかりと議論して、今後、どのような行動をしていかないといけないのかということを社員の皆さんと共有していく。
そうやって、毎月、数字に基づいて議論をしていくことで、社長さんの会計力はどんどんレベルアップしていきますし、毎月、会社の数字についてしっかりと確認をしているわけですから、将来の見通しもしやすくなります。そうすると、会社もどんどん成長していくわけです。
でも、「数字の読み方なんてわからない」、という方がほとんどだと思います。そこで、出てくるのが我々のような会計の専門家です。
皆さんの会社では、税理士さんがついているかもしれません。
でも、数字の見方なんて教えてくれないよ、という方も多いのではないかと思います。
それは、皆さんが税理士さんに依頼していることが記帳代行や税務申告だったりするからなんです。いわゆる作業屋さんとして税理士を使おうと考えて、できるだけ安いところにお願いしようということで、契約してしまっているのでは、会計を経営に活用することは全くできません。
会計を経営に活用するためには、税理士に作業依頼しているだけではダメなんです。
私の場合は、必ず、社長さんなどと一緒に1年間の計画を作成します。そして、毎月、月次決算が終わったタイミングで、計画の達成状況を確認したり、数字から読み取れる問題点について議論を行うようにしています。
そうすることで、社長さんが数字のどこを見ないといけないのか、ということがだんだんわかってくるんです。そして、数字から問題点が読み取れるようになってくると、なにを改善しないというけないかということまで、社長さんが数字を使って判断することができるようになってくるわけです。
当然、毎月、社長さんが数字を見ていますから、だんだんと将来の見通しなんかも立てやすくなるんですよね。自分達がやっていることと数字がどう連動しているのか、ということまでしっかりと考えられたら、その会社は当然ですが、どんどん良くなっていきます。
この記事をご覧いただいた方には、会計・数字を経営において存分に活用していただきたいなと思います。
これから事業を始めるという方には、会計・数字というのは経営において非常に重要なものなんだということを理解いただいて、できるだけ安く作業だけをやってくれる税理士ではなくて、数字の読み方・使い方を教えてくれる、毎月数字を使ってコミュニケーションをとってくれる税理士をぜひ探していただきたいなと思います。
ちなみに私も法人・個人問わず税務顧問サービスをやっておりますが、そのようなことを当然のようにやっています。もしサービスに興味があるという方は、ぜひお問い合わせください。
最後に、奈須大貴税理士事務所では、税務顧問サービスを提供しています。
当サービスでは、毎月の月次決算をしっかりと行い、会社の状況を数字で把握し、業績の進捗状況を経営者様と一緒に確認を行います。そのうえで数字から読み取れる経営上の課題から、今後のうち手を考えるサポートをさせていただいております。
事業を成長させたいという経営者様の夢を会計力で応援させていただきます!!!
ご興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。お問い合わせ
皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。
あなたの夢、会計力で応援します!!!
奈須大貴税理士事務所