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ささやかなメッセージ 現実化させるのは自分

 タロット占いに夢中になって早1年、最近は西洋占星術、四柱推命などにも興味を持ち、部屋には占いを勉強した形跡だけが散らかっています。

 もともと子供の頃から占いは好きでした。子供用に書かれた星占いの本を買ってもらい、一生懸命読んで、自分や家族の性格などを分析!?していたのを思い出します。今でもかび臭くなったその本を、大切にとってあるんですよ(50年くらいも前のもの)。

 ひとが占いをするとき、占いに目がいくとき、それは今が思い通りに進んでいないときではありませんか。何かもやもやしていたり、自分の気持ちが整理できない、辛い体験や苦しい状況で救いを求めているときに、占いに頼ってみたくなるのではありませんか。

 私の場合がそうです。日常が順調に進んでいるときは、占いに目がいくことはありません。あれっ?、なんで?、とか、おかしいな、とか、違和感を感じる日々が続いていると、その原因を占いに聞いてみたくなります。迷ってしまって決められないとき、一歩踏み出せずに躊躇するとき、占いに背中を押してもらいたくなるのです。

 そうやって、もうかなりの時間を占いに費やしてきた自分がいます。1年前と今の自分を比べて、どうでしょう。「特に変わってないかも・・・」思わず苦笑いです。「チャンスが来ている」とか、「成功する」とか、「願望実現」とか、タロットカードが素晴らしいメッセージを伝えてくれるときがあります。そんなときはただ素直に嬉しくなって、よし、やるぞ!という気持ちになります。でも大事なのは、その後です。行動しないとね。動かなければ何も変わりません。

 タロットカードとは、絵が描いてあるただの紙です。悲しくて泣いている時、涙を拭いてはくれません。お腹が痛くてもそれを抑えてはくれません。薬を飲むか 医者に行くべきです。離れてしまった大好きな人の気持ちを、取り戻すこともできません。メッセージはくれますが、 その後は自分でどうにかするしかありません。

 そんなこと、頭ではわかっています。自分の明日は自分で作るのです。でも、誰かに何かに、ひと押ししてほしい。そんなとき、タロットカードや星達の、優しいメッセージに励まされます。彼らのメッセージは、人間の思惑などにこれっぽっちも影響されず、純粋な真実を届けてくれていると感じます。

 休日の朝、のんびりした気分でタロットカードを手に取ると、小さな声で話しかけます。「今の私にメッセージをください」

 なるほど、今日のメッセージはそうですか。口元が少し上がりました。動かなければ、と思っているうちは、本当は動きたくないのかもしれません。本当に動きたいときは、カードが「やめとけ」と言っていても、動いてしまうのかもしれません。

 今は自分の本心を確認する、そんな程度に占いとは、上手に付き合っていけたらいいと思います。カードや星達ともっと仲良くなれたら、その時はきっとプロの占い師になっているでしょう(笑) そして周りの人達に、ほんの少しの勇気を届けたいと思います。✨✨✨



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