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かしむらの牛尾学第二弾〜手錠龍編〜

どうもお久しぶりです。かしむらです。今回紹介するのは
手錠龍

でございます。

手錠龍のメリット

①レベル5モンスター

牛尾さんもリンクスで高らかに宣言している通り、手錠龍はレベル5モンスターです。「そんなの事故要因になるだけじゃないか!」とお思いの皆さん、ちょっと待ってください。牛尾さんの基本戦術を思い出してみましょう。「戦闘破壊されつつもモンスターをフィールドに残して、エースモンスターに繋げていく」という牛尾の戦術において、レベル5、すなわち一体生贄のモンスターは重要なポジションを占めています。チューナーが必要なわけでもなく、モンスターが一体残れば出すことのできるカード、それがレベル5モンスター、手錠龍なのです。
また、手錠龍は後述する効果によってフィールドに残りやすいので、スキル「粉砕!」の火力アップにも活かしやすいです。横にさらにエースを並べれば、600ポイントの火力上昇。魅力があります。
小さいですが、モンタージュの火力アップにも貢献します。

②強力なステータス

手錠龍は攻撃力、守備力ともに1800です。レベル5モンスターとしては少し物足りないように感じられますが、牛尾デッキならどうでしょう?
牛尾デッキの下級で最も攻撃力が高いのは1600のモンスターたちです。それ以上の攻撃力は上級でなければ出せません。しかし、ゴヨウガーディアンもヘルツインコップも後出し有利モンスター。モンタージュは手札の消費が激しすぎる。そこでこの手錠龍なのです。切り札レベルではないものの、しっかりとフィールドを支えてくれます。守備力が高いのもキャラデッキ環境では有用で、相打ちに弱い手錠龍を残しやすくなります。

③戦闘破壊された際の強力な効果

戦闘破壊された手錠龍は、戦闘破壊したモンスターに装備され、攻撃力を1800ポイントダウンさせます。この効果を活かせば、本来火力で超えることができないモンスターも超えられる可能性が出てきます。また、この効果は対象にとる効果ではないので、オベリスクの巨神兵などにも問題なく装備可能です。神であろうと縛り付けにしてやれます。


④何度でも特殊召喚!

装備モンスターが破壊されることで墓地へ送られた手錠龍は、特殊召喚できます。もう一度戦闘破壊された際の効果を狙うこともできれば、前述の通り高い攻撃力で攻め手にもなれるのです。

⑤見た目がいい

ここからはかなり面倒なヲタクになってしまいます。ご注意ください。


お手元の手錠龍をご覧ください。なんと綺麗な造形でしょう!海竜族と見間違えるような、手錠を龍に上手く落とし込んだデザイン!そしてその見た目と牛尾さんのデッキに入っていることから地属性を連想するでしょうが、実際は風属性なのです。あのゴツゴツした見た目から風属性のワッパーシュートがとんでくる…考えただけでいい感じでしょう?みなさんも私と同じように手錠龍に拘束されたくなってますよね!?

手錠龍のデメリット

①相手の攻撃で戦闘破壊されなければ無力

手錠龍の効果は相手の攻撃によって戦闘破壊され墓地へ送られないと発動することができません。自ら相手モンスターに突撃して効果を発動することはもちろん出来ず、装備するタイミングも装備する相手も相手プレイヤーに依存します。また、戦闘以外の方法でやられてしまえば、ただアドバンス召喚してアド損しただけになってしまいます。キャラデッキでも効果破壊などはしっかりあったりするので、注意しなければ力を発揮できません。

②攻撃力を下げるだけ

攻撃力を下げるのは勿論強力です。しかし、表示形式を変更することは可能であり、守備力は下げることができないので、手錠龍を装備したモンスターを守備表示にされてしまうと、戦闘破壊しにくくなってしまいます。また、攻撃もできるため、手錠龍を装備してもなお十分な攻撃力を持つ相手には効果が薄いです。

③再利用の難しさ

手錠龍を装備したモンスターを破壊すれば、手錠龍を再び特殊召喚できます。しかし、牛尾さんの攻め手はそこまで多いわけではありません。すぐに攻撃を返さなければ、守備表示にされてしまい、戦闘破壊が難しくなってしまいます。また、普通にアドバンス召喚などに使われてしまっては手錠龍はほとんど役に立たなかったという結果になってしまいます。

④フィールドには残るけど…

手錠龍は戦闘破壊された際の効果があるため、フィールドに残りやすいです。これは良いことなのですが、手錠龍が残っても、通常の手段ではシンクロに繋げられません。スキル「レベル下降」やゴヨウ・プレデターがいれば話は別ですが、シンクロにつなげることはかなり難しいと言わざるをえません。フィールドを支えてもらっている間にモンタージュを狙うことはできますが、モンスターを出すタイミングなどが非常に難しくなり、一歩間違うと敗北です。

はっきり言って手錠龍のデメリットは結構重篤です。しかし、手錠龍を弱いとは思わないほうが良いです。

デメリットがあってもしっかりメリットもあり、活かしたくなる手錠龍が、私は好きです。贔屓目もあるかもしれませんが、手錠龍は、確実に牛尾さんのデッキに必要なピースだと思います。使ってみると、手錠龍の頼もしさに気づくでしょう。

手錠龍は誰を生贄に出すの?

さて、ここで難問に少し切り込んでみましょう。まず、生贄を揃えるのは簡単です。モンスターを残す手段が多いのは牛尾さんの特徴の一つですから。
しかし、多いと言っても全てが有用に使えるわけではないですし、無限にモンスターを残すチャンスがあるわけでもありません。そんなモンスターを残す貴重な手段を手錠龍に使ってしまうと、後々シンクロに繋げられなくなる可能性があります。手錠龍だけでは戦況を大きく傾けることはできないのです。手錠龍を使うなら、やはりこちら側が攻めているときに使っておきたいところです。手錠龍の受動的な効果は、守りに向いているように感じられて、守りに手錠龍を使うのが正解のように見えます。しかし、今私にある結論は少し異なっていて、「攻めに使いつつ、相手の切り返しにプレッシャーをかけていく」「守りに使う場合も、最後になりすぎないようにする」という感じです。それを踏まえると、手錠龍の出番はむしろ序盤にあるのでは?と思っています。サムライソードバロンなどで一旦相手の攻めを抑えて、手錠龍でさらに制圧できたら理想的でないでしょうか?

手錠龍豆知識

手錠龍の正しい装備対象は「戦闘破壊したモンスター」です。よって、「正しい対象に移し替える」効果では移し替えることができません。アニメのようにイクイップ・シュートで付け替えることはできないのです。これが権力だぁ!

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