守備のキホン
三王の勝ち方教えます!
「お前対して勝ってねーじゃんむしろ弱い部類じゃん」というツッコミはやめろ!そのツッコミは俺に効く。
まぁ理論を常に実践できるとは限らないので…。下手くそが一生懸命何か言ってるな、と優しい目で読んで頂けると幸いです。
雀豪3〜雀聖1ぐらいの雀力の人が対象です。
守備とは
期待値(局収支)をマイナスにする行動です。考え無くていいです。
…真面目に書きます。三人麻雀において和了率はどんなに高い人でもせいぜい30%。つまり70%以上は和了れない局をプレイしなければなりません。その70%をどう過ごすかというのはとても重要だと思いませんか?
攻撃こそが最も重要な要素である事は間違いありませんが王座の間まできたプレイヤーにおいて、攻撃で差は出にくくなっております。どこで差が出るかというと守備で差が出ます。なので王座の間で勝率を上げたい場合は守備を意識しましょう。トッププレイヤーはおしなべて放銃率が低いです。彼ら(彼女ら)の放銃率は概ね12%〜13,5%に収まっています。
また冒頭で言った事はある意味で真実です。オリを選択した時点でその局の収支はプラスになる事はありません。オリというのは「損切り」です。一例としては、マイナス8,000点になる確率が高いところをオリる事によりマイナス2,000で抑えるというイメージです。
ネガティブな行為なので出来ればしたく無い選択ですが、三人麻雀というゲームは70%以上和了れないゲームです。よって損切りする局面はどうしても出てきます。仕方無いと割り切って渋々守備をしましょう。
実践例から見る守備
少量リードのトップ目。対面は索子の染め手の可能性大。上家にも索子は高い状況です。この場面、通ってない索子にだけは手をかけてはいけません。
打牌候補は1m、4p、5s。聴牌復活の可能性がある1mを実戦では切りましたが対々和に当たる可能性があるので現物の4p、または通ったばかりの5sもアリだと思います。手出しの入った上家を意識すると4pと5sもそれなりに危険なのでバランスを取って1mが無難でしょうか。
東1局。点棒は比較的フラットな状況。この局面下家はほぼ筒子の染め手。3pをポンされた事により3‐6pがかなり薄く自分の手にあまり未来がない状況。実戦はふんわりとワンチャンスの1pをツモ切って放銃しましたが改めて見ると相当オリの状況。和了れそうにない手は早々にオリる。これは守備の基本です。
開局早々のフラットな点棒状況。注目はやはり北3枚抜きの親。自分も一応ドラドラ聴牌しているもののドラ表示牌の4s待ちとかなり厳しい。そこに親に対してド無筋の6pを引いてきました。これは相当オリです。大人しく1mを対子落とししましょう。王座の間での10巡目以降はかなりの割合で相手にダマテンが入っています。相手の打点が読めないうちは一応ドラドラ聴牌なので目をつぶって押す事も考えられますが、今回は満貫以上が確定。自分は和了れそうに無く、相手の手は高い。理屈で考えたらオリという選択は至極当たり前の事です。ですが実戦ではついついふわっとした打牌をしてしまいがち。常に冷静な目で状況を確認しましょう。
まとめ
麻雀というのは自分の手が一番大切です。極端な例ですが国士13面待ちを聴牌してるにも関わらず、多少の危険牌でオリてるようでは麻雀は勝てません。
ただそれは自分の手の価値が高い時の話。自分の手に価値が無い時(安い、和了りにくい)はどうすればいいのか?というのが今回のテーマでした。
点棒状況や場況によって同じような牌姿でも手の価値は全然変わって来ます。自分の手の価値を常に考えてその時にあった打牌を心掛けましょう。
また王座の間では10巡目付近からダマテン率が跳ね上がります。抜きドラを多く抜いていたり、明らかに手が高いと分かる相手には、常にリーチされているのと同等の警戒心を持って対応しましょう。これを心掛けるだけで王座の間での勝率は大きく変ってくると思います。
守備の話は苦手なのですが、少しでも参考になるところがあればと思います。