回復期リハビリの裏側が激ショック!? FIM不正操作&効果ナシ疑惑
回復期病棟のリハビリの問題点
理学療法士の学生さんにとって、人気の職場の一つは、回復期病棟でしょう。
その回復期病棟でFIMの数字が不適切に操作されている事例がある、といったら、学生さんはがっかりするかな?
詳しくはこの記事を見て欲しい。
FIMってなんなのさ?
FIMという評価尺度があります。
一般の人にも分かりやすく説明すると、
FIMとは、人が日常生活で、どれだけ自分でできるかを点数化するものです。
例えば、食事や着替えやトイレなど、いろいろなことをするときに、どれだけ手伝ってもらっているかを点数で表します。
点数が低いほど、日常生活で、手助けが必要だということになります。
点数が高いほど、一人でなんでも出来ている、ということになります。
回復期病棟ではFIMの数値を操作している
患者さんが回復期病棟に「入院したとき」と「退院するとき」にFIMの点数をつけなくてはなりません。
ここでFIMの点数を意図的に操作している病院があるわけです。
🌻入院したときは、患者さんの状態が「悪い」という風に点数を操作します。(つまり、入院時には実際よりも点数を低く操作してしまう)
🌻退院するときは、患者さんの状態が「良くなった」という点数をつけます。(退院時には実際よりも点数を高く操作してしまう)
すると、まるでリハビリの効果で患者さんがよくなったように見えるわけです。
これが、以前から問題視されていました。
そこで、ちゃんと評価しているのかどうか、第三者評価を義務化してはどうかという議論が起きています。
さらにこの記事では、1日2時間を超えるリハビリをしても、効果が出てないというデータがあるとしています。
そこで、回復期病棟のリハビリは、1日2時間を上限にしてはどうかという議論が出ています。
(ちなみにここで言うリハビリは、運動器リハです。)
利益最大化を目的とした回復期病院は、業務が制限される可能性がありますね。
まとめ
今回は、回復期病棟に関して国で議論されている2点についてカンタンにまとめてみました。
🌷回復期病棟でFIMの点数を意図的に操作しているのが問題視されている
🌷回復期病棟でたくさんの時間リハビリしても効果がないから1日2時間を上限に使用と議論されている
この2点がどう決着するか、来年の3月までには分かるハズです。