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新年明けて、みんなどうでしょう

新年明けましておめでとうございます!

2024年が始まりましたね。


と、ここまで1月1日に書き出していて、つい今日思い出したかのように続きを書き出している事を考えると、いかに思いつきで、日々怠惰な生活を送っているかを痛感させられます。


何を書こうか迷っていましたが、
一応年末年始のことを書こうとしてたっぽいので、それっぽく続きを2024年の最初は書くことにします。



皆さんは年末年始どのように過ごされましたでしょうか?


私も、今年は久々地元の奈良に帰省をしました。


帰省というのは、久々家族や地元の友だちに会ったりして、本当に胸が躍るものです。


ただ帰省の前には、やる事が多々あります。
色々と準備しなければならないことがあるのです。


帰省の交通手配、友達と遊ぶ約束、親戚のいとこのお年玉用意‥etc

太宰治の言葉を拝借させて頂くなら、私は計画性という言葉とは無縁な恥の多い生涯を送ってきました。


つもり腰が重いのです。普段からですが、全く上がりません。

そして、睡眠が大好きです。

それらがキレイに重なった時、楽しみより外に出たくない!が勝ちます。


億劫と出不精の皆既日食です。


ただ、今回ばかりはそんな人生を変えようと、
一念発起し、新幹線を前もって1ヶ月前に取りました。

しかも、仕事最終日の29日の午後を有給にすると仮定した、15時発の電車です。 


幼き頃に蓋をした自分の計画性が止めどなく、溢れてきます。



『俺は絶対に今年故郷へ帰るんだ』




今ならあの日、巨人となって壁をぶち壊したライナーとベルトルトの気持ちがよく分かります。




29日。帰省の日の当日です。
苦難はいつだって、計画性を身に纏った挑戦者に立ちはだかります。



トラブルです。仕事はいつ何時だって終わりません。やっとのことで、怒られ納めをしたのが14時半でした。


こりゃ。帰って荷造りしてると間に合わない、、、

一度上げたはずの腰が私を嘲笑ってきます。


ただ、私は焦りません。
何故なら、私は計画性を兼ね備えているからです。



こんな時こそtiktok。


「新幹線 チケット 乗り遅れ どうする」


なるほど。


知識というのは自分1人が持っていても仕方のないものです。共有し、互いの日々の暮らしに活かし、そして実りある豊かな人生にしてこそ、知識です。


だからこそ、私はこのnoteを公開して、書いているんです。



だから私もこの情報を伝えたいというのが、本来の想いです。



皆さんは、「みどりの窓口」を知ってますでしょうか?



そうです、JR職員の方が華麗なブラインドタッチを披露する場所です。

おまけに、チケットも変えられる場所です。

私は最優先に、家より先に駅へ向かい、卒なく16時半の新幹線へとチケットを変更し、家路へと着きました。



ふぅ。
これで帰れる。


帰ると、仕事を納めた安心感と、新幹線取れた安堵からか強い眠気が襲ってきました。


普段なら確実に寝てますが、今日は、、、
このまま寝ようか寝まいか、、、


うん、きっと大丈夫。


葛藤で10分ほど費やしましたが、一眠り取る事にしました。


うさぎとカメのウサギもこんな気持ちだったのでしょう。


起きたら16時15分でした。

なんこれ。
なんて生きづらい世の中。この社会。
増税もされれば、1人の睡眠も制限される。


こんなもの確実に間に合わない。


ただ私はウサギではありません。ヒト科のヒトです。




そうです。tiktokが使えます。


本日2度目の検索

「新幹線 チケット 完全に乗り遅れ どうする」




そこで、もう自由席しか手段がない事を知ります。


ただ、帰る事を確定させた漢の意志は、揺らぐことはありません。

すぐさま、思考を切り替えます。


うん、ゆっくり帰るのも悪くない。


そう考えて、駅へ向かいます。

向かう道すがら、1年間働いてきた自分に思いを馳せます。

うん、考えればよく頑張ったよ。

そして人混みの中から列をなして、自由席へ乗り込みます。

再び、その道中の新幹線から見える景色にまた色々な思いを重ねます。

都会の喧騒から少しずつ離れていく。

街並みが少しずつ変わっていき、田舎道が増えてきます。

その光景が増えてくるにつれて、子どもの頃の遊び疲れて、家路に向かってる時のあの何とも言えない気持ちが蘇ってきます。


そんなどこか儚い気持ちを心にしまい、新幹線から在来線に乗り換え、更に電車に揺られます。


田舎というのは、最寄り駅から少し距離があるんです。
だいたいの駅の到着時間を調べて、還暦間近の母へ連絡を入れます。


『お父さんが迎えに行きますね』



こんな所で両親の夫婦円満が垣間見えるなんて。
2人の培ってきた愛を噛み締めます。


学生時代の通学駅を通り、慣れ親しんだ最寄駅へ近付いていきます。


学生時代は、あんなに一駅があっという間に感じたのに、今は何故か少し遠く感じます。

ただ少し遠く感じる事が、嫌じゃないと思う自分もいます。

「着いた、、、」


最寄り駅に着くと、小雨が降っていました。

辺りを見回しても、当時のままです。

懐かしさで少し余韻に浸っていると、駅のロータリーに見覚えのある車がありました。


遠目ではありますが、実家の車です。

その姿を見た瞬間、グッと込み上げるものがありました。
そう。わざわざ迎えに来てくれた家族の優しさ、そして温かさに触れる瞬間です。


「帰ってきたんだ。」


キャリーを担いで、小走りで向かいます。



父『おーい』


車内から気づいたのか、父が出てきました。


12月29日〜奈良。




嘘かと思いましたが、
紅白の時の、LESSERAFIMくらい短いショートパンツ履いてました。


寒そうでした。


おわり。

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