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ChatGPT相談所 #018
今回は天気予報で気になる「観測値と予測値」について紹介します。
最低気温と最高気温は昨日まで観測した場合は少数点なのに、明日(以降も含む)は整数なのはなぜですか?
これは、気象予報における「観測値」と「予測値」の違いによるものです。
1.観測値(昨日までのデータ)
実際に観測された気温は、高精度な測定機器で記録されるため、少数点まで含まれた値が提供されます。 これにより、観測値は細かい気温の変化を正確に反映しています。
2.予測値(明日以降のデータ)
天気予報では、気温はシミュレーションや統計モデルを基にした「予測値」です。 予報では、一般の人が理解しやすいように、通常は少数点を切り捨てまたは四捨五入して整数で提供されます。
また、予測精度にも限界があり、少数点まで示しても必ずしも正確ではないため、整数で簡潔に示されることが多いのです。
つまり、観測値は精密な実測データである一方、予測値は実用性や分かりやすさを重視しているため、このような違いが生じています。
これまでに日本と世界でそれぞれ最低気温と最高気温を観測した場所が知りたいです。
以下に、日本と世界でこれまでに観測された最低気温と最高気温の記録を紹介します。
日本の記録
・最低気温
-41.0℃(旭川市、北海道)
記録日:1902年1月25日
北海道旭川市で観測され、日本国内での最低気温記録として知られています。
最高気温
41.1℃(熊谷市、埼玉県および伊勢崎市、群馬県)
記録日:2018年7月23日
この日は、埼玉県熊谷市と群馬県伊勢崎市で同じ温度が観測されました。
猛暑が日本全体を襲った年です。
世界の記録
・最低気温
-89.2℃(ボストーク基地、南極)
記録日:1983年7月21日
南極大陸にあるロシアのボストーク基地で観測され、地球上での最低気温記録です。
・最高気温
56.7℃(ファーニス・クリーク、デスバレー、アメリカ合衆国)
記録日:1913年7月10日
カリフォルニア州デスバレーにあるファーニス・クリークで観測されたもので、世界最高気温記録として認められています。
これらの記録は、観測条件や時代背景により多少の議論があることもありますが、公式記録として認定されています。