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【GPTs解説編】:まずは知ろうGPTs
こんにちは!AIおっさんです。
ChatGPTについて興味を持って調べてみると「GPTs」というキーワードが目に入ることがありませんか?
昨年はChatGPTを中心に生成AIが大流行した一年でしたが、年の締めくくり付近に出てきて、2024年の注目キーワードになっているのが「GPTs」です。
そんな気になる「GPTs」に関して初心者目線で調べてきました!
先に言っておくとGPTsは生成AI初心者ほど知っておくべきサービスです。
特に
「プロンプトなどには興味が無い」
「とりあえず目的が達成できれば良い」
※プロンプト・・・生成AIに適切な回答をさせるための指示
といった生成AIの研究よりも実践で使いたい方こそ知っておくべきサービスだと私は考えています。
今回はそんなGPTsの触りの記事ということで、GPTsがどんなサービスなのか?どのようなメリットがあるのかなど、GPTsの大枠を説明していきます。
なお、技術的な話やモデルの細かな話はしませんのでご安心ください笑
1:GPTsってどんなサービス?
GPTsもChatGPTに関連したサービス!
まず知っていただきたいのは、GPTsはChatGPTに内包されているサービスの一つだという点です。
ChatGPTの有料プランである「ChatGPT Plus」に加入していれば誰でも使うことができます。
別の会社のサービスや別料金が取られるわけではないのでご安心ください。
自分用のカスタマイズされたChatGPTを用意出来る!
では、GPTsにはどのような機能があるのかというと、それは自分用にChatGPTをカスタマイズできる機能です。
※カスタマイズは正式には「GPT Builder」という機能ですが、今回は説明を割愛しています
例えば
・口調を関西弁にする
・指定した手順通りにアクションや回答をさせる
・指定した情報を読み込んでから回答させる
こういったことが可能になります。
事前にキャラクター付けをしたり、特定の用途に特化させたりできるわけですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1707979288553-XlP7TGUGxG.png?width=1200)
もちろん、従来のChatGPTでも似たようなことは可能でしたが、コミュニケーションの最初に指示をする必要があったため、そういった手順を省き、最初から特定の用途に絞ったChatGPTを用意できるようになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1707979480837-F7ayQIg3vh.png?width=1200)
作成したGPTsは周りに共有できる!
そして、面白いのはカスタマイズしたGPTsを社内に共有したり、GPTs用のストアを通じて世界に発信できるという点です。
![](https://assets.st-note.com/img/1707979588186-2YtAIeod1V.png?width=1200)
社内の業務に適したGPTsを作って、会社全体の生産性向上に役立てるなんてこともできるようになりました。
更に、GPTsはユーザーの利用に応じて収益を支払う、という発表もされているので、これからは人気のGPTsを作って一儲けをする、なんて時代も来るかもしれません。
2:GPTsを活用するメリット
さて、ここまではGPTsの制作者目線でお話をしてきましたが、ここからは利用者目線でのお話。どちらかといえば今回の本題です。
ライトなユーザーはプロンプトの知識が不要になる
私たち利用者側の目線で考えると誰かが作ったGPTsを利用できるというのが大きなメリットであり、今回一番知っておいていただきたい点です。
ChatGPTを含む生成AIに特定のアクションや回答をさせるには、プロンプトと呼ばれている的確な指示の形を知っておく必要がありました。
ChatGPTなどを触ってみて「あんま思い通りならない、クオリティが低い」と感想を漏らす方が一定数居るのはこれが原因です。
生成AIを活用するには専門知識とまではいかないものの、お作法やイロハは最低限知っておく必要がありました。
ですが、GPTsはそのプロンプトの部分を誰かが作ってくれているので、目的に沿ったGPTsさえ見付けられれば最低限のイロハさえ不要となります。
スマートフォンに入っているアプリの詳しい仕組みやプログラムは知らなくとも、アプリを通じて目的は達成できていますよね?
このように、利用する僕らは「詳しいことは知らなくても良い」という状況になるのがGPTsが持つ可能性です。
デメリットは特にナシ
さて、そうなると気になるのはGPTsを利用することによって起きるデメリットですが、少なくとも現状は特にありません。
強いて言うのであれば「ChatGPT Plus」に加入することで発生する月額でしょうか。
もし、少し高いと気になるのであれば1ヶ月だけ加入してみてください。GPT4の回答精度はもちろんのことですが、ブラウジング機能やDALL·E 3(画像生成)など、GPTs以外にもChatGPTを使うのであれば必須になる機能が盛り沢山なので月額も気にならなくなると思います笑
3:まとめ
さて、最後に今回のオチを話したいと思います。
GPTsはChatGPT初心者こそ活用すべきサービスです。
もちろん、プロンプトなどを学ぶ価値が無くなるといったことは暫く無いと思いますが、大半のユーザーはGPTsを通じてChatGPTを触る形に世間は動いてくのではないかと予想しています。
そうなると知っておくべきなのは目的に沿ったGPTsの探し方です。
現時点ではGPTsは数万単位で作られていて、どれが目的に沿ったGPTsなのか、探すのも一苦労な状態です。
そんな有象無象のGPTsの中から、目的に沿ったGPTsの探し方を数回に分けて研究していきます。
次回以降の記事が今回の研究のキモとなる部分ですので、ぜひ次回の記事もお菓子を片手にご覧ください♪