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ニュージーランドで出会った韓国人と結婚したけど、結婚20周年目前に離婚した話3

韓国滞在中、ニュージーランドで仲良くなった韓国人留学生とも再会した。その内の一人がダニーの家に遊びに行った時の話をしながら、私に忠告をしてくれていた。「まめ、ダニーの家庭は僕が知るような一般家庭ではない。すごく保守的だし大変だよ。頑張って。」と。
彼はダニーの母親から『どこに住んでいるのか』『大学はどこを出たのか』『今は何をしているのか』『両親はどんな仕事をしているのか』『兄弟は何の仕事をしているのか』『兄弟の奥さんはどんな人なのか』兎に角、ありとあらゆる質問をされていたらしい。
前述した門限8時や、夕飯を必ず一緒にと言うのも、実は私が韓国に来ているのを知ってダニーの母親(後の私の鬼姑)がその間だけそうさせていたのだ。それに大人しく従う25歳のダニーに「?」と思いながらも、文化の違いだと言い聞かせてスルーしてしまった。
日本人で親は公務員で中流階級家庭の私では、医者家系で上流階級の金家には釣り合わない。と判断したダニ母は別れさせようと必死だったらしい。
私の知らない所でお見合いを何度もさせられていたようだ。
私に直接電話がかかってきた事もあった。
慣れない英語で何度も、"You no telephone my son! OK?"と繰り返すダニーの父親に返事をしないでいたら怒って切られたけど。
その時も、私の電話番号を簡単に親に教えたダニーに腹が立ったものの、遠距離だからこそ、喧嘩はしたくないと思い我慢してしまった。馬鹿馬鹿!当時の私の馬鹿!
電話までかかってきたし面倒くさいので、隠れて付き合う事になった私達。
その頃、ダニーは獣医師になる為、新たな大学に通っていて一人暮らしをしていたので、ダニ親にばれることもなく付き合いは続き、遠距離恋愛も2年が過ぎた頃、私は妊娠した。


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