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グラディエーターⅡ 英雄を呼ぶ声/映画レビュー


リドリー・スコットの放つ渾身の作品


これぞシンプルイズベスト

全体的な評価としては話が綺麗にまとまっておりキャラクターも魅力的、戦闘シーンも楽しく見れました。
衝撃展開!?みたいなものは無く順当に話は進んでいくものの、映画のスピード感は早すぎず遅すぎずあまり無駄なシーンも無い観客に心地よいスピード感で進んでいきます。
映画館に来ていた観客の多くは中年男性で前作の続きを見に来たお客さんなんでしょう。
若い子は見当たりませんでした。

あと、あまり気にはならないかもしれませんがコロシアムの海戦の時に出てくるサメがちょっとわかりやすいCGだったのが(お、CGわかりやすくね?)とはなりました。
ただコロシアムの海戦が一番カッコいい戦闘シーンなので基本的には最高に楽しめると思います。

ローマ帝国の歴史を振り返りたくなった

個人的にはローマについての本をもう一度読んで歴史を堪能したくなりました。
簡単にローマの皇帝を知りたい方はNetflixのローマ帝国をオススメします。

今回登場するカラカラ帝はNetflixのシリーズには出てきませんが今回の映画を見て興味を持った方々は見てみたら面白いと感じるはずです。

ついでに今回のグラディエーター同様、コロシアムで戦った皇帝がいます。
それがローマ皇帝のコンモドゥスです。
前回のグラディエーターのラスボスですね。
彼の生涯のドキュメンタリーは今回の作品を気に入ったならば一番楽しめるんじゃないでしょうか?


一番の見どころ俳優の演技


主人公ルシアスは真っ直ぐな性格で勇敢、物語では冒頭にローマ帝国との戦争によって妻を亡くしローマへの復讐を誓います。
物語が進むにつれ自分の血筋の運命と向き合い最後はローマ帝国の為、ローマの市民の為にローマ帝国を我が物にしようと企む野心家と戦います。

ルシアスの良いところはその場で決めたことはすぐ実行に移すところで迷いなく動くために映画を観てる側はルシアスのおかげでテンポ良く物語が進んでストレスがありません。

ルシアス役の俳優さんもローマ帝国にいそうな顔つきです。

デンゼル・ワシントン最高

そして謀略家のマクリヌスは今回もっともこの映画を面白くしたキャラクターでしょうマクリヌス役のデンゼル・ワシントンは今回の映画のMVPとも呼べるほどの演技で一番印象的でした。
2人の皇帝を殺そうと画策していく様やグラディエーターであるルシアスとの心理的な駆け引き、どのシーンも頭にこびりつく良い演技でした。

-最後に-

今回のグラディエーターは今年一番!というようなデカい傑作映画ではないものの良作と傑作の間くらいの作品ではないでしょうか?
男性が見たら血が滾る肉肉しい殺し合いの様は観ていて手に汗握る何度も見たい最高の映像体験でした。
評価をする100点満点中88点くらいの作品です。
何を見に行くか迷っていたり観て続編だから楽しめないかな?なんて考えてる方々は気にしなくて良いクオリティで誰でも楽しめる良い作品だと思います。
ベノムラストダンスより普通に面白かったです。

また、この作品を楽しめた方はたぶんリドスコ作品が作ったもう一つの傑作映画「最後の決闘裁判」も気に入ると思います。
正直自分はグラディエーターよりこっちの方が好きですがどちらも決闘がありプライドを賭けた男達の戦いを観ることができます。
良かったらぜひ見てみて下さい。

以上がレビューになります!


別のリドスコ作品もレビューしてます!
ぜひ観てね!


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