ハンス・ハーケと大巻伸嗣の比較
ハーケと大巻さんを比較した時に、仕組みをどのように扱っているのかが違いとしてある。
ハーケは、仕組み自体をゴロっと提示していて風がどのように起こっているのかわかりやすい。大巻さんの場合は、風の出所がわかりにくくなっている。
前者は仕組みの提示。後者は演出された空間の提示。
同じ仕組みを使っているが目指されていることが違う。その違いが風を起こす装置をどのように扱うのか、という点で表れてる。
ハーケンがモデル化し提示したものを大巻さんが目的とする表現の為に応用的に使用している。そう言った意味で、作品参照というよりも装置の参照というのが近い。