おばあちゃんのコトバ
今日はおばあちゃんのことを思い出す、指輪を見つけた。
と言うか、おばあちゃんがつけてたものにそっくりで、どうしても欲しくなった。つけてると心地がよくて、色味が増してく、その色合い
おばあちゃんとわたしにはヒミツの言葉がある。
心の中にしまってる様な小さい子供みたいなコトバ
おばあちゃんは軽い認知症があるけど
どうやらそれで幸せそうな感じだ。
人は忘れるもの
間違えた記憶も
ただ単純に忘れただけなの。
だから気にしないで。とおばあちゃんは言う
おばあちゃんは言った。
あなたにあげたいものがあるけど。いっぱいの中から見つけられるかしら?
わたしはどうしても今日は出掛けたくて
そうして見つけた。
やっぱりおばあちゃんの若い頃からのものだったからアンティークだった。一つ二つ 似ているのがあって、
一つはおばあちゃんの、お友達のものだった。手が大きいからリングも広い。
こうして家に帰ってじっくりと眺めていると落ち着いてくる。
そうだなぁ。心の中の記憶のパレットが色鮮やかに、なったみたいだ。
バイヤーさんは偶然手に入れたものかも知れないけど、おばあちゃんはヒントを教えてくれたので、偶然が重なりこうして今わたしの心に暖かい感情をもたらしている。不思議なことです。
おばあちゃんにとっては思い出になるだろうと考えるかも知れない普通だったら
でもね。それはわたしのたもとで生き続けていくのに変わったんだ。だからおばあちゃんも一緒だと
しんみり思った。
どう言うファッションに合わせようか
いろんないろのファブリックが浮かぶ
今日からまたちょっと変わったわたしがいた。