【今期も絶好調!!】-三菱重工- 2025年3月期1Q決算 (2024年8月23日)
今日は三菱重工(7011)ついて、先日発表された四半期決算である2025年3月期1Q決算について記事を書いていきたいと思います。
三菱重工はここ最近どんどん業績を伸ばしていて、そんな業績が株式市場から高く評価されて株価も急上昇している企業です。個人投資家にも人気ですね。そんな三菱重工の2024年3月期決算を記事にまとめているので、ぜひ参照してみてください。
この記事では、上記の記事の続編として今回の三菱重工の今年の1Q決算がどのようになったのか、前年および前々年と比較しながら記載にしたいと思います。
1.売上高
まずは売上高を見てみましょう。今回の1Q決算で発表された売上高を前年、前々年と比較した図を以下に示しています。
今回の1Q決算は昨年の1Qと比較すると売上高は増加しています。2024年1Qが約9,800億円たっだのに対して今回が約1.11兆円だったので約13%増加したことになります。
今期の通期業績予想では前期比5.2%の増収の4.9兆円となっていますので、1Qの約13%はかなり好調なスタートを切ったと言えます。
2. 営業利益
続いては本業での稼ぎを表している営業利益について見てみましょう。以下の図は過去の四半期決算と比較した今回の1Qでの営業利益を示しています。
グラフから今回の1Q決算は昨年から大きく増加していることが分かります。昨年の1Qが364億円だったのに対して、今年が654億円なので約79.7%の増加となりました。
今期も最高益の更新に向けて順調に稼いでいることが分かりますね。
3. 経常利益
三菱重工は国際会計基準(IFRS)を採用しているので経常利益の報告はありません。稼ぎは営業利益と純利益で見ていくことにします。
4.純利益
それでは、経常利益に特別収益及び特別費用を合計した最終的に1Qで稼ぎだした利益である当期利益について見てみたいと思います。以下の図に過去に四半期からの推移を示しています。
グラフより、純利益は昨年の1Qから増加していることが分かります。昨年が約532億円だったので、今回の約623億円は昨年比率で約17%増益したことになります。
業績予想では今期の通期での純利益は3.6%の増益の2,300億円としているので、1Qでの17%増益はかなり順調と言っていいですね。2Q以降もこの勢いを維持できることを期待します。
5.純資産
続いては、純資産の推移を見てみたいと思います。以下の図が各四半期のでの純資産の額を示しています。
グラフから昨年の1Qの時より純資産を大きくしていることが分かります。三菱重工しっかり稼いで利益を純資産として積み上げているので、全く問題ないですね。今後もどんどん稼いで純資産を大きくしてくれることを期待したいですね。
6.株価
これらの業績発表を受けて、株式市場は三菱重工に対してどのような評価をしているでしょうか?株価がどのように動いたかという観点でチェックしてみたいと思います
グラフは1Q決算発表日(8/6)の前後の株価推移を示したものです。
8/6に四半期決算発表があったので、8/7の株価推移が決算結果の市場からの評価ということになります。グラフから決算発表を受けては大きく上昇しているように見えます。ただし、8/2, 8/5に日銀の利上げの影響で日経平均株価が歴史的な暴落となる事象が発生し、その後急激反発するという事象が発生しました。三菱重工の株価もこの影響を受けて変動していますので、決算発表による営業がどの程度であったかは少し判断しにくくなってしまいました。
では、もう少し長いスパンで見た株価の変動を見てみたいと思います。以下はここ半年間の株価の推移を示した図です。
グラフから3月には1,200円程度であった株価は早いスピード上昇して7月には一時2,000円を超えるところまで成長しました。その後は1,800円を少し超えるくらいの水準で安定しています。ここから2Q以降の決算でさらに利益を増加させて市場からの評価を高めていけるのか注目したいと思います。
7.まとめ
ここまで三菱重工(7011)の四半期決算について見てきましたが、いかがだったでしょうか。
ここ最近はまさに絶好調という雰囲気で業績・株価ともに向上させてきた三菱重工ですが、今期の四半期でもそのスピードは衰えていないことが分かったのではないかと思います。
四半期業績のまとめはこれで終わりにしたいと思います。
最後まで御覧頂きありがとうございます。
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