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【国産ジュエリー企業!!】-ヨンドシーHD- 2025年3月期2Q決算 (2024年10月15日)

今日はヨンドシーHD(8008)ついて、先日発表された四半期決算である2025年3月期2Q決算について記事を書いていきたいと思います。

ヨンドシーホールディングスはジュエリーブランド「4℃」を展開する企業ですね。同じくジュエリーブランドの世界ブランドであるティファニーやカルティエほどの知名度はないものの中価格帯商品が人気の国内企業です。

この記事そんなヨンドシーホールディングスの今期の2Q決算がどのようになったのか、前年および前々年と比較しながら記載にしたいと思います。


1.売上高

まずは売上高を見てみましょう。今回の2Q決算で発表された売上高を前年、前々年と比較した図を以下に示しています。

ヨンドシーホールディングス(8008)の四半期売上高推移

今回の2Q決算は昨年の2Qと比較すると売上高は少し増加しています。2024年2Qが約191億円たっだのに対して今回が約194億円だったので約1.8%増加したことになります。

今期の2Q時点の業績予想は前期比4.7%増収の200億円となっていますので、今回の2Qの約1.8%増加は増収とはいっても予想よりは低調な水準となっています。
後半で巻き返して通期予想の410億円に届くように頑張って欲しいところです。

2.  営業利益

続いては本業での稼ぎを表している営業利益について見てみましょう。以下の図は過去の四半期決算と比較した今回の2Qでの営業利益を示しています。

ヨンドシーホールディングス(8008)の四半期営業利益推移

グラフから今回の2Q決算は昨年か前年を下回っていることが分かります。昨年の2Qが約10.7億円だったのに対して、今年が約8.4億円なので約21.9%の大幅減少となりました。

業績予想では2Q時点での営業利益は10億円と前期比6.5%の減益となる計画でした。それを考えるとこの2Qの約21.9%減というのは計画からかなり下振れしているということになります。。

後半となる3Q以降はも通期業績予想である前期比12.1%増となる23.5億円に向かって推移させて欲しいものです。

3.  経常利益

次は営業利益に営業外収益と営業外損失を合わせた経常利益を確認していきましょう。

ヨンドシーホールディングス(8008)の四半期経常利益推移

グラフから今回の2Q決算は営業利益と同様に昨年から減少していることが分かります。昨年の2Qが約12.8億円だったのに対して、今年が約10.5億円なので約18.4%の減少となりました。

業績予想では今期の2Q時点での経常利益は12億円と前期比6.6%の減益となっていましたが、実施には減少幅は予想より大きくなるという結果になりました。
このまま通期予想である28億円を目指せるかに注目していきます。

4.純利益

それでは、経常利益に特別収益及び特別費用を合計した最終的に2Qで稼ぎだした利益である当期利益について見てみたいと思います。以下の図に過去に四半期からの推移を示しています。

ヨンドシーホールディングス(8008)の四半期純利益推移

グラフより、純利益は昨年の2Qから若干ではありますが、減少していることが分かります。昨年が約7.0億円だったので、今回の約6.7億円は昨年比率で約3.6%減益したことになります。

2025年3月期の業績予想では2Q時点での純利益は昨年2Q比で7.7%増益の7.5億円としているので、2Qでの6.7億円は、こちらも予想には届いていないということになります。営業利益や経常利益に比べると予想に近い値で推移しているものの、3Q以降に純利益がどのように推移していくのかを見ていきたいと思います。

5.純資産

続いては、純資産の推移を見てみたいと思います。以下の図が各四半期のでの純資産の額を示しています。

ヨンドシーホールディングス(8008)の純資産推移

グラフから昨年の2Qの時より純資産はほぼ同規模となっていることが分かります。ヨンドシーホールディングスはここまで見てきた通り、しっかりと利益は稼いではいるものの、稼いだ利益の大部分を株主配当として払い出しているので純資産として会社に積み上げることはできていません。今後、利益改善して純資産規模を拡大していけるかが課題ですね。

6.株価

これらの業績発表を受けて、株式市場はヨンドシーホールディングスに対してどのような評価をしているでしょうか?株価がどのように動いたかという観点でチェックしてみたいと思います

グラフは1Q決算発表日(10/11)の前後の株価推移を示したものです。

ヨンドシーホールディングス(8008)の株価推移(5日間)

10/11に四半期決算発表があったので、連休が明けて10/15の株価推移が決算結果の市場からの評価ということになります。グラフから決算発表を受けては大きく上昇していることが分かります。減益発表ではありましたが、市場予想よりはよかったということがチャートにも表れていますね。

では、もう少し長いスパンで見た株価の変動を見てみたいと思います。以下はここ半年間の株価の推移を示した図です。

ヨンドシーホールディングス(8008)の株価推移(6か月間)

グラフから5月には1.900円弱で推移していたを株価は、そこからゆっくりとではありますが着実に上がっていて、始めて8月初旬には2,000円弱まで上昇しています。ただ、8月初旬の日銀の利上げによる日経平均の暴落を受けて大きく株価下落し、今でもまだ暴落前の水準には戻せていません。

ここから3Q以降の決算でさらに利益を増加させて市場からの評価を高めて株価を上昇させていけるのかに注目したいと思います。

7.まとめ

ここまでヨンドシーホールディングス(8008)の四半期決算について見てきましたが、いかがだったでしょうか。

日本の主要ジュエリーブランドあり、一時は苦戦していたものの、最近では回復してきていることが分かったかと思います。下半期もどのように推移していくかを引き続き見守っていきたいと思います、

四半期業績のまとめはこれで終わりにしたいと思います。
最後まで御覧頂きありがとうございます。
その他の記事もどうぞよろしくお願いいたします


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