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【大きな減益!!】トヨタ自動車-2025年3月期2Q決算 (2024年11月18日)

今日はトヨタ自動車(7203)ついて、先日発表された四半期決算である2025年3月期2Q決算について記事を書いていきたいと思います。

トヨタ自動車といえば、売上高・利益ともに日本最大の企業で世界的にも知らない人はいない超有名企業ですね。そんなトヨタ自動車の各年の通期決算の推移をまとめて記事にしました。

この記事では、上記の記事の続編として今回の四半期決算がどのようになったのか、前年および前々年と比較しながら記載したいと思います。


1.売上高

まずは売上高を見てみましょう。今回の2Q決算で発表された売上高を前年、前々年と比較した図を以下に示しています。

トヨタ自動車(7203)の四半期売上高推移

グラフから今回の2Q決算は過去の2Qと比較すると売上高が若干拡大していることが分かります。2024年が21.9兆円で今年が23.3兆円だったので約6.3%拡大したことになります。

通期での業績予想は昨年比2%増収の46兆円となっていますので、2Q時点での6.3%増収はわずかではありますが、予想を上回るペースで進捗していると見ていいですね。。

2. 営業利益

続いては本業での稼ぎを表している営業利益について見てみましょう。以下の図は過去の四半期決算と比較した今回の2Qでの営業利益を示しています。

トヨタ自動車(7203)の四半期営業利益推移

グラフから今回の2Q決算は昨年の2Qより営業利益が若干減少していることが分かります。昨年が2.56兆円だったので、今回の2.46兆円は昨年比率で3.7%減少したことになります。

昨年の2Qと比べるとわずかに減益とはなりましたが、通期の業績予想では昨年比19.7%減益を予想していますので、2Q時点での3.7%減益は予想よりはかなり減益幅を縮めたと言えます。

3. 経常利益

トヨタ自動車は国際会計基準であるIFRSを適用して会計報告を実施していますので、経常利益の報告はありません。収益性については、営業利益と純利益で確認していきたいと思います。

4.当期利益

次に経常利益に一時的に発生した特別利益または損失を合計した2Q時点で稼ぎ出した総合の利益である当期利益について見てみたいと思います。

トヨタ自動車(7203)の四半期純利益推移

グラフより、昨年の2Qの純利益からかなり減益となっていることが分かります。昨年が2.59兆円だったので、今回の1.91兆円は昨年比率で26.4%減少したことになります。

通期の業績予想では3.57兆円と前年比27.8%減益になる予想としていますので、2Q時点での26.4%は大きな減益ではありますが、通期業績予想の値と比較するとほぼ予想通りに進捗しているということが分かります。3Q以降に利益を加速させてくれることを期待します。

5.純資産

続いては、純資産の推移を見てみたいと思います。以下の図が各四半期での純資産の額[兆円]を示しています。

トヨタ自動車(7203)の四半期純資産推移

グラフからしっかりと純資産を成長させていることが分かります。トヨタ自動車はここまで見てきたようにしっかりと利益を稼ぐことができているので、その分を純資産として順調に積み上げて成長しており、何も問題はありませんね。

6.株価

これらの業績発表を受けて、株式市場は三井物産に対してどのような評価をしているでしょうか?株価がどのように動いたかという観点でチェックしてみたいと思います。

トヨタ自動車(7203)の株価推移(5日間)

グラフは2Q決算発表(11/6)の前後数日間の株価推移を示したものです。

2Qの決算結果が11月6日に発表されましたので、その翌日の11月7日の株価が決算結果に対する市場からの評価ということになります。グラフから決算発表を受けて、発表の翌日に株価は大きく上がっていることが分かります。今回の決算結果は市場が期待していたものを大きく上回ったということがこの反応から分かります。

では、もう少し長いスパンで見た株価の変動を見てみたいと思います。以下はここ6ヶ月間の株価の推移を示した図です。

トヨタ自動車(7203)の株価推移(6か月間)

グラフから、5月には一時3,400円くらいの水準で推移していた株価はその後すこしずつげらくして3,000円程度になったときに、8月初旬の日銀による利上げの影響で日経平均株価が歴史的な暴落を経験しました。これによっトヨタ自動車の株価も大きく下落し、2,200円付近まで下落しました。その後は少しずつ回復してきてはいますが、まだ暴落前の水準には戻せていません。このまま利益の増加とともに上昇を続けてくれることを期待します。

7.まとめ

ここまでトヨタ自動車(7203)の四半期決算について見てきましたが、いかがだったでしょうか。

2Q時点では一昨年、昨年と比較して減益となる結果となりましたが、市場からの評価としてはそこまで悪くないということが分かったのではないでしょうか。今後、大きく飛躍することに期待して引き続き注目していきたいと思います。

最後までご覧頂きありがとうございます。
その他の記事もどうぞよろしくお願いいたします

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