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【株価乱高下!!】さくらインターネット-2025年期1Q決算 (2024年7月29日)
今日はさくらインターネット(3778)ついて、先日発表された四半期決算である2025年3月期1Q決算について記事を書いていきたいと思います。
さくらインターネットといえば、昨年末から年明けにかけて、政府系クラウド企業への選定やNVIDIA株価がのGPU採用などのニュースにより、株価が大きく上昇して話題になりました。その際に、各年の通期決算の推移をまとめて記事にしました。
この記事では、上記の記事の続編として今回の四半期決算がどのようになったのか、前年および前々年と比較しながら記載したいと思います。
1.売上高
まずは売上高を見てみましょう。今回の1Q決算で発表された売上高を前年、前々年と比較した図を以下に示しています。
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グラフから今回の1Q決算は過去の1Qと比較するとわずかに売上高が拡大していることが分かります。2023年が49.6億円, 2024年が51.1億円だったので約16%拡大したことになります。このまま通期でも売上高増となってくれることを期待しますね。
2. 営業利益
続いては本業での稼ぎを表している営業利益について見てみましょう。以下の図は過去の四半期決算と比較した今回の1Qでの営業利益を示しています。
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グラフから今回の1Q決算は昨年の1Qより営業利益が増加していることが分かります。昨年が1.04億円だったので、今回の2.31億円は昨年比率で122%増加したことになります。売上高の増加によって開発投資やマーケティングの強化費用を吸収して増益という形ではありますが、2023年1Qの営業利益は2.24億円だったので、これを比較すると3%増加しただけなので。全前年の結果と同程度という結果です。
3. 経常利益
続いては、本業以外の収益も含めた毎年定常的に計上される利益である経常利益を確認しておきます。以下の図は、今回の1Q決算と過去の四半期決算の比較結果です。
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グラフより、昨年の1Qの経常利益から微増していることが分かります。昨年が7,300万円だったので、今回の9,500万円は昨年比率で30%増加したことになります。ただし、2023年が2億1,400万円だったので、そこからは減少しています。
4.当期利益
次に先ほど確認した経常利益に一時的に発生した特別利益または損失を合計した当期利益について見てみたいと思います。
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グラフより、昨年の1Qの経常利益から減少していることが分かります。昨年が1.08億円だったので、今回の4,100万円は昨年比率で62%減少したことになります。経常利益は昨年と同程度ではありましたが、昨年は有価証券の売却による利益が計上されていたので、その分は今回の方が純利益が少なくなるという形になりました。昨年も2023年1Qのから減少しているので、減少傾向となっています。
5.純資産
続いては、純資産の推移を見てみたいと思います。以下の図が各四半期のでの純資産の額を示しています。
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グラフからこれまでの額より大きく純資産の額が増加していることが分かりません。これはさくらインターネットが新株の発行によって公募増資を行ったことが要因なので、利益の積み上げによる純資産の増加という意味ではこれまでの推移との比較は難しくなってしまいましたね。今後の推移に注目していきましょう。
6.株価
これらの業績発表を受けて、株式市場はさくらインターネットに対してどのような評価をしているでしょうか?株価がどのように動いたかという観点でチェックしてみたいと思います。
グラフは1Q決算発表(7/29)の前後数日間の株価推移を示したものです。
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グラフから決算発表を受けて、発表の翌日に株価は大きく下がっていることが分かります。今回の決算結果は市場が期待していたものよりも悪かったということがこの推移から分かります。
では、もう少し長いスパンで見た株価の変動を見てみたいと思います。以下はここ1年間の株価の推移を示した図です。
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グラフからはここ数か月は下落基調にあるということが分かります。3月7日に10,270円だった株価段々を下がってきて、今回の1Q決算発表を受けて3,000円を下回るという結果になっています。今年の初めに集まっていた期待がだんだんと下がってきているということが分かります。
7.まとめ
ここまでさくらインターネット(3778)の四半期決算について見てきましたが、いかがだったでしょうか。
昨年末から今年にかけて期待が膨らんで大きく株価が成長しましたが、業績が大きく好転しているという兆候はまだ見られないといった感じですね。今後、大きく飛躍することに期待して引き続き注目していきたいと思います。
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