PMCL Season1 Day2 レポート記事
こんばんは。北極です。
観戦記事はいつもぱんちゃんさんに書いて頂いているのですが、今回のPMCLは2人体制で書いていこうとなりました。
どうぞ宜しくお願い致します。
PMCLとは?
PUBG MOBILE CHALLENGE LEAGUEの略称
PMOTを勝ち上がった上位16チームが鎬を削り
その16チームの中から上位2チームがPMJLへと進出します!!!
いわばPMCLはプロリーグへの登竜門です。
参加チーム一覧
ポイントについて
上記ポイントルールにより毎試合ポイントを獲得し、8日間を戦い抜く今回のPMCL。
本記事ではDay2の模様を書き記したいと思います。
Day2 - Round 1 - Sanhok
閃光のFENNEL
7:40 ~
既にスクリムで何度も対戦している各チーム。相手のランドマークの把握はしており狭いマップながらも比較的おとなしい立ち上がりとなります。
そんな中、第一フェーズの安置が西側に寄った事により、STYLEが滞在していた家屋にSirius CoLLISIoNが接近しすぐさまファイト。
お互いに欠けながらもSTYLEがしっかりと迎え撃って3名生存で対処したのも束の間、あきかん選手のグレネードからエクシア選手のフィニッシュまで僅か10秒でSTYLEを殲滅。一瞬の鋭さを見せていったのはFENNNEL。お見事でした。
https://www.youtube.com/clip/UgkxTV8U9mh-ZcdzhhV2GMdlgVP_pPEZc06S
苦難のREJECT ACADEMY
17:00 ~
フェーズが進み安置は更に西側へ。東側の本島に位置取っていたREJECT ACADEMYは西側へ進もうとするがStrelitziaがそれをクロージング。Razzy選手の見事な撃ち返しで1キルを取るものの、正面のStrelitziaに加えて更に西側にいたAter Lotusからも射線を通されてしまい、身動きが取れぬままブルーゾーンが押し寄せるという厳しい展開に。
れもね~どの魔橋
21:00 ~
北側の橋に蓋をしていたれもね~ど。検問のようなカタチではなく、単に足止めをしていたようなカタチだったものの、橋の上下にAnnihiLatioN、PHALANX、Ater Lotus、REJECT ACADEMY、更に奥側に居たStrelitziaが橋を境にギュッと詰められてしまう。当にれもね~どが作り上げた魔橋。その影響の最中、北側のチームがお互いに潰しあい、FENNNELのSchwarzerLandへの見事な対応等もあり、第6フェーズ収縮開始までの2分足らずで一気に9チームが脱落。残り4チームとなる急展開。これぞサノック。
FL・あきかんの解
最終局面はれもね〜ど、GrimNight、そしてFENNNEL。Shunka選手とエクシア選手の投擲物により丁寧にGrimNightを削っていく一方で、高所をとっているれもね~どに対して単独でプレッシャーをかけ続けるあきかん選手。
ブルーゾーンが更に収縮し、れもね~どがパルスダメージで脱落する中、FENNNELがGrimNightを残り1枚まで削り4v1という圧倒的有利。しかし残ったGNR・KAME26選手がそこから3枚抜き!!
1v1まで持ち込む!!!素晴らしいプレイヤースキル!!!
草が生い茂るサノックの最終局面で1v1ならお互いに伏せてチャンスを窺うというのが定石。KAME26選手はセオリー通りに伏せながらグレを構える。が、なんとその瞬間、あきかん選手がスクッと立ちがり、草で見えにくかった筈のKAME26選手をUMPでフィニッシュ!
ピンを抜く音が聞こえたのか、その一瞬の隙を狙った見事な判断でした。一歩間違えれば自分の身を相手にさらけ出す事にもなるスタンド。実況・解説のYamatoN先生とマーク選手のお二人も思わず同時に感嘆の声をあげるFENNNELのドン勝でした。GG!!
https://youtube.com/clip/UgkxwNmQ78mSY5Lrm4yUCR349wUYA_RgcWK_
Day2 - Round2 - Miramar
最も広いMAP、ミラマー。開始から10分は大きな動きも無くゆったりとした展開。西南、チュマセラに寄った安置に対して各チームがアプローチ。中心はPHALANX。AnnihiLatioN、REJECT ACADEMY、SchwarzerLand辺りは若干遅れ気味のパルスムーブとなる。
第3フェーズから第4フェーズ。安置は東に寄り続ける。1チームも欠けず16チーム。そろそ接敵せざるを得ない範囲となってくる。そんな中でいち早く動いたのはPHALANX。チュマセラ東側の黄色コの字マンションに移動。そしてその後を追うようにSBI e-Sportsが同ポジションに侵入。どちらもポジションを譲らない構えでPHALANXが積極的に攻撃を仕掛けるものの、SBI e-Sportsが粘り強く、なかなか決着が付かない。
そうこうしている間に各所でファイトが始まる。安置中央付近でGaillardiaがStrelitziaと接敵、北側ではFENNELがSEALsを落とし、そのFENNNELに対しSTYLEがアタックを仕掛けるものの、らびちゃん選手がそれを凌ぐ。東側ではAnnihiLatioNがSchwarzerLandを落とし、先ほど戦闘中だったはずのPHALANXとSBI e-Sportsが接近してきたSTYLEとREJECT ACADEMYを壊滅という目まぐるしい第5フェーズ。
最速不迷のPHALANX
22:00~
第6フェーズの安置は南側に寄り、殆どのチームが北側に居る事によりAter Lotusが若干有利なポジション。そしてここでも最速で動くのはPHALANX。敵情報が少ない中でも「動くなら今しかない」という強い意志を感じたリスクのあるムーブ。2枚ノックを取られ1枚失うものの安置内にポジションをキープ。自分が驚いたのはそのポジションに対して全く迷いなく最短で入っていき、相手側に対してすぐさま砂漠の凹凸を遮蔽にしながら撃ち返すその判断の速さ。結果的に人数は減ったものの、地形把握のレベルが相当高くないと出来ない動きだと思わされた場面です。
経験からくる落ち着き - Ater Lotus
最終局面に残ったのはPHALANX、れもね〜ど、Strelitzia、そして南側の優位性を保ったAter Lotus。まずはれもね~どがPHALANXとStrelitziaに挟まれ落とされてしまう。Ater Lotusが2チームを見下ろせるカタチでしかも4枚生存で人数的にも有利ながら残った2チームも歴戦の猛者。そう簡単に落とせず。特にPHALANXの粘りは凄まじく、残り2枚とは思えないほど積極的に攻めながら守り、Strelitziaを1枚落とし、Ater Lotusからノックを何度も奪う。しかし最終的には慎重にお互いをカバーしながら一歩ずつ前へと進んだAter Lotusが落ち着いて2チームを落としきりドン勝。圧倒的有利な立場になると逆に焦って勝ちを欲してしまいがちですが、そこは経験豊富なメンバーだけあってさすがでした。GG!!
Day2 - Round3 - Miramar
砂漠が連戦のDay2-Round3。またも初動は落ち着いた雰囲気となる。安置が東側に寄った事により、PHALANXは東海岸沿いを北上。ただ偶然にもStrelitziaが展開していたポジションに突っ込むカタチとなり検問に似た状態となる。先にPHALANXの前線が1枚ノックを取られ、囲まれた状態でかなり厳しかったものの、PLX・Sharu選手の見事な1ノックによりなんとかリバイブから4枚生存に戻し困難な場面から脱却。PHALANXの生存能力の高さが見えた場面でした。
13:30~
と思ったのも束の間。第3フェーズの安置が南側に寄り、いち早く南下するPHALANX。ただ車両を止めたポジションが頭上にVersus Zenith、裏側にAnnihiLatioNという絶体絶命の位置となってしまう。ノックを取られスモークを焚くものの、お構いなしにAnnihiLatioNの銃撃が鳴りやまない。特にALN・ひゅうが選手の隙間を狙うエイムが刺さりまくりPHALANXを残り1枚まで削っていく。PHALANXは先述のリバイブスキルが逆にあだとなってしまう。
https://youtube.com/clip/Ugkx9eV5eNXDIbVrifZ3eZF_LagF9715YIcV
一方西側ではれもね~どがGrimNightに削られ、更にSTYLEからも1枚落とされて厳しい展開になるものの、LND・CoLK選手が上下に居たSTYLE2枚を一瞬でノック!その確かなエイム力を見せる。
https://youtube.com/clip/UgkxwJ4kdW_zfQncJ7krImSTnPKSQRLChxLZ
クラッチの期待も高まったが、周りからの射線も多く、最終的にFENNELに落とされてしまう。
そしてそのままFENNNELはGrimNight、STYLEと立て続けに壊滅し西側を完全掌握。
東西南北
24:00~
東側はSEALsがGaillardiaを落とし制圧。北側はSirius CoLLISIoNを追いやったAkが制圧。南側はVersus Zenithをレンガ倉庫で見事なクロスで壊滅したAnnihiLatioNが制圧。中心に先に入っていたSchwarzerLand残り1枚をALN・ChaaN選手がしっかりと落とし、残り4チームに。東西南北それぞれの位置から各チームが左右をケアしながら正面も見ながら進むという、かなり難しい局面となる。
冷静と情熱のSEALs
SLS・おいたん選手のグレネードがAnnihiLatioNにヒット。しかしAnnihiLatioNはFENNELの相手をしなければいけない状況になる。その中でSLS・ソウ選手が北側のAkを2枚落とし、SEALsの視野の広さが輝る。
4チームが交錯し、砂漠に銃声とグレネードの爆発音が鳴り響き、激しく砂塵が舞う。あっという間に局面は進みFENNNELがAkとAnnihiLatioNに止めを刺し、残るは相手はSEALsのみ。
お互いに1枚ずつキルトレードになりSEALs3枚、FENNEL2枚。先ほどの轟音とはうって変わってわずかな静寂。FENNNELは既に18キルしており、SEALsを落とし切れればチームキル数更新がかかった場面。しかしそれを阻止したのが油断せずにずっとFENNELを凝視していたSLS・MugiL4te選手。TPPの視界を活かし相手が車両に乗った瞬間にノック。素晴らしい嗅覚でそのままFENNELを落としきり見事ドン勝。
なんといっても素晴らしかったのは最終局面でのSEALsの押し引き。北側の1チームが落ち、目の前には疲弊した2チーム。キルログが滝のように流れ、生存人数がどんどん減っていき、混乱に乗じて前に出ていきたい場面をグッと堪えた辛抱強さ。決してただ留まっていたわけではなく、むしろ口火を切ったのはSEALs側で、それでその勢いをセーブできるのは素晴らしいの一言。GGでした!
(おいたん選手のインタビュー面白かったです)
Day2 - Round4 - Erangel
Day2の最終ラウンドはErangel。Erangelが最終ラウンドになるとなぜか南に寄りやすくないですか? そう、今回もきっちりフラグ回収の南安置です。
第2フェーズで南安置がほぼ確定し、各チームは南島に向かう。その中で人数が欠けるチームもちらほら。南に渡る為には橋を渡るか海を泳ぐしかないので、分かっていてもこうなってしまう。南安置の厳しい点です。
東側の橋ではPHALANXが、西側の橋ではSirius CoLLISIoNが検問。西側でAter Lotusがその検問を受け1枚欠ける。それと同時Akとれもね~どがファイト。先にノックを取ったのはAkでしたが、FENNNELの介入もあり、れもね~どがそれを反撃しAkを壊滅。
本島にはパルスにのまれながらも数チームがまだ滞在の第4フェーズ。StrelitziaがGrimNightを落とし、そのファイトをしり目に横を通り過ぎたGaillardiaが東橋検問を解除しようとしていたPHALANXに運悪くつかまってしまう。
南島北端ではSEALsとSTYLEがファイト。お互いダウントレードとなるものの、最後はSTY・烈選手のカバーが活き北端を制圧。安置際でもある場所を取れたのは価値が大きい。
REJECT ACADEMYとのファイトを終えたばかりのれもね~どに接近しようとしたFENNNEL。しかしその高所の広い視野を活かし、北側の海から上陸しようとするSchwarzerLandにフォーカスを置き換え、しっかりと封殺。先ほどのミラマーもそうですが、FENNNELのクロージング嗅覚はズバ抜けてますね。
19:00~
南側の安置際はAter Lotusがキープ。少しRound2と似たような位置取りではあったが、そこにAnnihiLatioNが車両で突貫。最後はALN・ChaaN選手がロードキルでAter Lotusを壊滅。
安置の寄り方と展開的に、北側が混雑しそうな事は予測でき、かといって安置中央付近は緩やかな傾斜で四方から射線を通される可能性がある。となると南側から様子を窺いながら進めたい。安置が外れたとしても、もう南側から敵が来る心配は無いので、裏を取られる事は無い。そういう意味でこのポジションを取れたのは大きい場面だったと思います。AnnihiLatioNはAdvance選手がオーダーですが、このタイミングで取るべき場所をしっかり相手から奪うのは流石です。
21:00~
そんな中で中央で回りを見つつポジションキープしていたVersus Zenith。北側でSTYLEとFENNNELのファイトがあり、Versus Zenithも手を出していく。ただ、やはり射線が通りやすく、STYLEからノックをもらってしまう。しかしそのSTYLEへのヘイトがPHALANXからもあり、STYLE対PHALANXという構図に。Versus Zenithはその間に一旦態勢を整えてクロージングに入る。
STYLEが東のPHALANX側を避けた事により、クロージング態勢のVersus Zenithと再び激突。お互いにエイムとグレネードでダウントレード。そのノックをきっかけに前に出ようとするSTYLEに対し、VZ・宮島選手とVZ・iris選手のグレネードの嵐。ありったけのグレを投げつけ前進を阻み、STYLEはブルーゾーンで脱落。Versus Zenithが粘りのクロージングをしていく。
24:00~
西側で安置に入りつつ機を窺っていたSirius CoLLISIoNが東側のPHALANXと挟撃するカタチとなりVersus Zenithが壊滅。これで残り3チームに。PHALANX、Sirius CoLLISIoN、そして南側を制圧していたAnnihiLatioN。お互い1枚ずつ削り合う中で、AnnihiLatioNが盤面を支配するカタチとなる。
Sirius CoLLISIoN 1枚、PHALANX 2枚、AnnihiLatioN 3枚という状況で全員が伏せる中、紛れも起きる可能性もあるかと思われましたが、唯一車両から索敵していたALN・Apo選手がきっちりとSirius CoLLISIoNを落としきり、これで3v2に。
車両とスモークを有効に使いながらAnnihiLatioNは徐々に距離を詰める。PHALANXの戦闘能力、特にTakely選手のプレイヤースキルを考慮すると全く油断は出来ない状況。PLX・H172y選手は相手を飛ばそうとグレネードを構える。既に第8フェーズの収縮中。投げれば当たる距離。しかしその瞬間、ALN・Apo選手のグレネードがPLX・Takely選手に直撃。そのまま残り一人も落とし切り、見事AnnihiLatioNがドン勝。
難しい南島安置をす~っと上陸し、南端を奪ったのが決め手だったように見えました。素晴らしいムーブとアタック。さすがアドさん(オーダー)。
インタビューではApo選手のお父さんの話題も少し出て、応援する家族、頑張る選手、どちらも一生懸命で、Apo選手の感謝の言葉に胸打つものがありました。お父さんもGG。
DAY 1-2 TOTAL RANKING
Day2を終えた時点でのポイントは上記の通り。FENNNELが驚きの8ランクアップで首位に浮上。凄すぎる。Round1で良い勝ち方をし、そのままの好調子が続いた結果だったように思います。
AnnihiLatioNもポイントを伸ばし、上位は混戦状態に。あと、れもね~どが6ランクアップしてるのもさすがです。
右側のチームもこのままで終わるようなチームではないですし、来週が更に楽しみなPMCL。目が離せません!
というわけで久々にこんな長文を書いてしまいました。
ぱんちゃんさんと違って堅すぎる気がしますがご容赦くださいませ。
PMCLの観戦記事は来週も書く予定ですので、引き続き2人の記事をお読み頂けると嬉しいです。
それではここまでお読み頂きありがとうございました。
このnoteがきっかけで少しでもPMCLチームに興味を持つ人が増える事を願っております。
ではこの辺で。失礼致します。
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引用元
【PMCL SEASON1】Day2
https://www.youtube.com/watch?v=quMpIhYHvZg
PMCL特設サイト
https://x-moment.docomo.ne.jp/pubg/pmcl/
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