『グラン・ローヴァ物語』蛇足編 妹に勧めてみた!
今回は、僕がグラン・ローヴァ物語を妹に勧めたときの話です。実は、僕が最初にグラン・ローヴァ物語を勧めた相手は、僕の妹でした。
僕がグラン・ローヴァ物語を最初に読んだのは高校2年生のとき。
あまりに感動したため、その想いを誰かと共有したいと思いました。そのときに思いついたのが、妹に読んでもらってその想いを共有することです。
しかし、妹は僕より2歳年下の中学3年生。受験勉強の真っ最中です。妹はとても成績がよく、受験勉強の邪魔をするわけにはいきません。
それでも、どうしてもこの想いを共有したい僕は、妹の部屋に言ってこう伝えました。
「おーい。面白い漫画見つけたから、もし受験勉強で煮詰まったら貸すよ~」
妹は、「うん、分かった―」と答えました。
その数十分後、僕の部屋の扉を妹がノックしました。
「お兄ちゃん、やっぱり、漫画貸して」
僕は了承して、グラン・ローヴァ物語の一巻を貸しました。
そして、そのまた数十分後、妹が再度僕の部屋の扉をノックしました。
「お兄ちゃんのバカァ!面白いじゃん!!」
「じゃろ?面白いって言ったじゃん」
妹は、グラン・ローヴァ物語を4冊全部持っていきました。
僕が勧めた漫画を、人が楽しんで読んでくれる。それは、僕にとって最高に嬉しい瞬間だと感じた出来事でした。
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