『グラン・ローヴァ物語』① 読み手に自身の可能性を気づかせる漫画作品
ときおり、本というものは人の人生を変える力を持っています。
僕自身、本の影響で人生の指針を大きく変えたことがあります。
今回は、僕の人生に最も大きな影響を及ぼした漫画作品。
『グラン・ローヴァ物語』について語っていきます。
グラン・ローヴァ物語の最大の魅力とは?
さっそくですが、グラン・ローヴァ物語の最大の魅力について語ります。
「グラン・ローヴァ物語」の最大の魅力は、
読了後に
「あなたには偉大な力と可能性がある」
「さぁ、あなたはその力をどう使う?」
ということを語りかけてくるところにあります。
人によって、感じ方は変わってくるかもしれません。
しかしグラン・ローヴァ物語は、「ストーリー」と「ファンタジー世界という世界観」を通じて、読み手自身が気がついていない自身の可能性を意識させ、その力をどう使うのかを自分で考えよと語りかけてくるのです!
僕が、グラン・ローヴァ物語を読んだのは高校2年生の17歳のとき。
そこで、僕自身の物事の捉え方や考え方が大きく変わったことを覚えています。
グラン・ローヴァ物語は、以下のような方にオススメです!
「心が弱っている方」
「自分には力がないと思っている方」
「人間不信になっている方」
グラン・ローヴァ物語とは?
グラン・ローヴァ物語は、紫堂恭子先生という漫画家さんの第2作目の作品です。内容は、指輪物語の影響を受けているガッツリとしたファンタジー漫画となっています。
連載されていたのは1989年~1993年で、全4巻。
第25回(1994年)の星雲漫画賞を受賞しているという実績のある作品です。
このグラン・ローヴァ物語は、ファンタジー作品といっても、現在流行っている「なろう系」や、RPGでおなじみの「ドラゴンクエスト」のように「呪文を唱えて攻撃魔法で敵を蹂躙する!」といった要素はありません。
ファンタジーの要素は主に世界観に散りばめられています。
幻想的な生物や精霊がいたり、不思議な現象が起きる世界。そして、このグラン・ローヴァ物語は、その世界を生きる人々の物語なのです。
ちなみに、「グラン・ローヴァ」とは「放浪の大賢者」を示す言葉なのだそうです。
(つづく)次回 「グラン・ローヴァ物語」との出会い
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