【続いてる写経 1015日め】〜ファッションに、エネルギー吸われすぎ
在宅勤務になって以来の、家着とその延長のカジュアル服にスニーカーといった格好に飽きてきて、ちょっとカッチリした服がほしい気分に。
セール期間中なので、久しぶりに店頭で物色してみました。
衣料品を買物する際は、必ず製品の素材チェックをします。
洗濯自宅でできるかが重要なので。(スーツやコート類除く)
素材をみてみると、見慣れぬものが出てくるようになりました。
環境配慮を意識した横文字が並んでいます。
・エコファー(昔で言うフェイクファー)
・ヴィーガンレザー(天然皮革に似せて作られた合成皮革)
これはフェイクという言葉のマイナスイメージを払拭するためか、呼び名が変えられたようです。
また、リサイクルや再利用で生まれた素材もありました。
・エコレザー(本革の切れ端を再利用した天然素材の革)
・リサイクルウール(余った毛糸や不要になったウール衣類などの毛糸を紡ぎなおし(反毛)したもの)
中でも、リサイクルウールは”唸る”技術でした。
以下のサイトでは、リサイクルウール製造工程の説明があります。
一着ずつ手作業で、色や種類を分けて分別
→裁断して、オイルを混ぜ柔らかくする
→ウールの糸をミックスする”調合”で、色調整をする
ウールは染色すると元の色に戻せないので、この”調合”作業が重要らしいです。
日本では尾州地区(愛知県西部~岐阜県南部)において、ウールの生産とともに、リサイクル技術が昔からあり、世界的にも高い水準なのだとか。
この毛七さんのサイトでは、リサイクルの様子がわかります。
この倉庫の写真、強烈です。
一着ずつ、手作業で分別…。
とても気が遠くなりますね。
廃棄される量>リサイクル可能な量
でしょうから、限界がありますよね。
こんな話を知ったら、やっぱり無駄に増やすのはやめておきたい。
でも、今ときめくモノが欲しいし、身につけたい…。
これがファッションのジレンマというものです。
どうやって”まだ着られる服”を手放すかは、大いなる課題。
なので、ゴミとする前に、リサイクルショップに出すことが多いです。
引き取ってもらえないものについては、アパレルの店頭回収利用します。
ユニクロ&GUは自社製品に限りですが店頭回収、ZARAやH&Mではブランド問わず店頭で古着の回収をやってます。
H&Mはリサイクル箱入れると割引クーポンがもらえるので、子供服を買うときは結構使ってました。
https://www2.hm.com/ja_jp/sustainability-at-hm/our-work/close-the-loop.html
難点はちょっと持っていくのが面倒なことですね。
ちなみにユニクロの店頭回収箱は、中を除くとレシート入っていたり、ゴミ箱と間違えられている感がありました…。
こうして考えると、買う時も、着る時も、処分する時も、相当なエネルギー使っているなあ、ファッションに…。
この熱量、サステイナブル(持続可能)だと困るな…。