【続いてる写経 836日め】〜”暗い”と人が来ないのよ
近所にダイソーがあるのですが、数ヶ月前から異変が起こってました。営業時間中のはずなのに、店頭のライトが点いていないのです。
ライトが点いてないと、まるで休業中のよう。「今日は臨時休業?」とか「棚卸しで早仕舞い?」って思って中を覗くと、お客さんも店員さんもちゃんといました。
営業してるか確かめて入ってみると、中もちょっと暗いのです。
どうやら「節電」しているみたいです。
元々高架下にある店舗で薄暗いのに、ますます薄暗い。ここがダイソーであって、どんな店か知っているから入れますが、初めての店だったら絶対入らないでしょう。店舗のライトって重要なんだなあと体感した次第です。
以前アメリカのウォルマート(ディスカウント系大型スーパー)に行った時も、「暗いなあ」と思いました。ウォルマートは一列ごとに蛍光灯も抜いてあって、徹底してましたね。印象は、貧乏くさくてよろしくなかったです。
同社が西友を買収後、日本の西友店舗も一気に暗くなりました。セゾン系でオシャレなイメージがあった西友が、貧乏くさくなりイメージダウン。買収後の業績が全然上がらなかったのも、商品構成が合ってないだけでなく、ライトの暗さが主要因だったのかと思われます。
逆に、店舗の看板から他チェーンよりも明るくしていることで、セブン-イレブンはが繁盛しているのは有名な話。
「節電」を意識して、店舗のライトを暗くするのは、営業上やっぱりよろしくないのです。
でも店舗としては切実なので、致し方ないと言うところでしょうか。
電力料金の算定は3ヶ月分の燃料価格の平均が2ヶ月後に反映されると言うので、本格的に円安の影響が現れるのはこれからなんですよ…。怖いわ。
ただし、家庭用の電力料金は上限が定められており、「実際の平均燃料価格が、各社が設定する基準燃料価格から1.5倍(ガスの場合は1.6倍)に達した場合、それ以上は燃料費調整による料金引き上げは行われない」のだそうです。
(こちらの記事より引用「電気代の燃料費調整上限と消費者物価指数」)
その差額は各電力会社が持つから、家計としてはしばらく設定された上限で済むのです。けれども、電力会社にそのツケが溜まっていくと、電力会社の経営余力がなくなり、設備投資やメンテナンスに影響が出るのでは、との懸念があるそうです。
つまるところ、どこかの時点でツケは全員に回ってくる、と言うことです。
日本にできることは、自然エネルギーとか、さらなる省エネ家電とか、輸入エネルギーに頼らない技術をもっと開発せねばいかんということですね…。
ライト暗くなった原因を探っていたら、気分も暗くなってしまったのでした。