職場復帰後に断乳した話
こんにちは、カレー部長です。職場復帰から約5ヶ月、息子が1歳1ヶ月となったタイミングで断乳しました。実は当初は職場復帰前の7ヶ月のときに断乳の予定だったのですが、いろいろな条件が重なって先送りした結果、ベストのタイミングで断乳できたと思います。
このnoteでは、私が断乳するまでの流れを時系列で紹介します。息子は2019年7月生まれです。皆さまの断乳計画の参考になれば嬉しいです。桶谷式が気になる方も、是非読んでみてください。
桶谷式は1歳半以降を推奨
職場復帰の段取りを考え始めたのは、2019年12月ごろ。私は産後からずっと桶谷式の母乳マッサージにお世話になっていたので桶谷の先生に断乳時期の相談をすると、目安として以下のように言われました。
・大人と同じものが食べられるようになっていて、自分で歩けるようになっていること。(つまり、動物として、自分で食糧を獲れるようになっていること。)
・年齢でいうと1歳半程度。
・断乳はストレスになるので、保育園に入る月など、環境の変化のあるタイミングは避けるように。
息子が1歳半というと、2021年1月です。私は2020年4月の職場復帰を予定していたので、先生とよく相談し、とりあえず息子が7ヶ月となる2020年3月を目標に断乳しようと決めました。
息子(当時5ヶ月)はまだ離乳食を始めたばかり。しかも私は母乳の出が比較的良く、小泉進次郎滝川クリステル夫妻の乳母になれるのではないかと思ったほどでしたので、授乳間隔が3時間以上空くと胸がバキバキに痛くなってしまっていました。そのため、絶対に職場復帰前に断乳しないと、乳腺炎になってしまうという強迫観念があったのです。
本音では、せっかく母乳が出るのに強制的に止めてしまうのは惜しいと思っていましたが、トイレで3時間ごとに搾乳している自分の姿は全く現実的ではありませんでした。
コロナ禍が大きな分岐点
そうこうしている間に、2020年2月ごろから日本でもコロナが蔓延し始めました。私会社では、この時点では在宅勤務は制度としてはあるものの誰でも手軽に導入できるわけではありませんでした。ただ、外出を控えるよう公的な呼びかけは始まっていましたので、産前のように出張にバンバン行かされることはないだろうと推測し、3月に予定していた断乳を先送りすることにしました。桶谷の先生からも、「止めるのはいつでもできるから、出来るだけ続けてみたら」と背中を押してもらえました。
息子(当時8ヶ月)は離乳食の進みが良く、この頃は離乳中期になっていました。それに伴い授乳回数も1日4-5回程度に減って、胸の張りも前よりだいぶ少なくなっていました。そのため、日中は息子に授乳できなくても最悪何とかなりそう、という楽観的な見通しが立ったのが、この決断の大きな決め手になりました。
とはいえ息子は母乳への執着が強く、夜間は勝手にパジャマをめくって飲んでいるような状況でしたので、息子がついてこられるかはとても心配でした。
授乳は就寝前の1回に
ついにおとずれた2020年4月。職場復帰です。息子(当時8ヶ月)は、この頃には離乳食も後期に進んでおり、授乳回数は就寝前の1回だけになっていました。あんなに潤沢だった母乳分泌量もこの頃には激減していて、日中授乳しなくても、全く問題無くなっていました。乳母になれると思っていたのが嘘のようです。
そして職場でもついに在宅勤務がほとんどの社員に導入され、私も復帰と同時に在宅勤務メインの生活となりました。日帰りはもちろん、宿泊の出張などもちろんありません。そのため、働きながら、必ず1日1回の授乳を行うことができました。
断乳当日
そして2020年8月。息子1歳1ヶ月の日に、断乳しました。
桶谷式では、断乳の前日にマッサージを受けて、最後に美味しい母乳を赤ちゃんにあげることになっています。断乳当日の朝。朝ごはんの後に最後の授乳を行いました。生まれてから何百回と見てきた、授乳中の息子の顔。最後と思うととても寂しくて、思わず写真を撮りました。
日中は家族でプールに行って、息子は大興奮。帰宅してからは夫が活躍し、お風呂と寝かしつけは夫が担当しました。いつもの就寝前の授乳が無いので泣くかと思いきや、息子はあっさり就寝し、これには夫婦でビックリ。日中遊んで疲れさせたのが奏功したのかもしれません。
断乳2日目も同じように過ごしました。胸は痛くなりましたが、乳腺炎になる!と恐れるほもではありませんでした。
そして3日目の朝、桶谷式のマッサージへ行き、溜まっていた母乳を出してもらいました。ここでかなりスッキリ。その後、1週間後と1ヶ月後にマッサージを受け、断乳完了です。
ちなみに、桶谷の先生からは、以下のようなちょっと極端な指示の書かれたプリントをもらいました。どこまで真面目にやるかは、人それぞれの判断で良いのではないかと思います。私は結局ほとんど実行しませんでしたし、それについて先生からフォローアップされることもありませんでした。
・断乳するまでお風呂NG、シャンプーもNG(血流が良くなると母乳が作られてしまうから、らしい)
・断乳のときは油性ペンで乳房に顔の絵を描く
・キャベツで湿布する など。
振り返って
あんなに母乳に執着していた息子も断乳を境にアッサリ興味がなくなったようで、その後パジャマをめくることも無くなりました。息子に負担をかけずに断乳できて、本当に良かったです。
生まれ月と保育園入園のタイミングがあると思うので、全てのお子さんに安易に職場復帰後の断乳をお勧めするつもりはありません。ただ、私のように「本当はできるかぎり長く母乳育児したいけれど、復帰前の断乳は必須」と思い込んでいる方がいらっしゃいましたら、一度、お子様の月齢と復帰のタイミングをよくよく見比べて、可能性を探ってみても良いと思います。
ポイントは、復帰時点の授乳回数と胸の張り具合です。1日1-2回の授乳で、日中胸が張らないなら、職場復帰と授乳は両立可能だと思います。現時点で予測がつかないのなら、ギリギリまで先延ばしして、その時に判断でも良いと思います。上記のとおり、周囲の協力があれば、断乳自体は2-3日でできますので。
皆さまが楽しく悔いのない母乳育児生活が送れることを心よりお祈りしています!